笑いはもちろん、歌もダンスもなんでもあり。芸人やパフォーマー、アーティスト、アイドルなどなど、多くの才能が集まり、ライブハウスでそのエネルギーを爆発させるイベントが「NANIWAdelic」。先月末行われたショーケースライブも大盛り上がりでしたが、いよいよこの8月から、大阪にある10のライブハウスでの毎月開催がスタートします。
8月24日(水)は記念すべき第一夜。様々なジャンルの演者たちが、ステージでその才能を余すところ無く発揮。それぞれの会場に詰めかけたオーディエンスたちとひとつになって、素晴らしいパフォーマンスを繰り広げました。
心斎橋の「Music club JANUS」では、"〜大人のグッドミュージック〜"がスタート。オール巨人、ぼんちおさむのベテラン芸人に加え、BORO、OSAKA ROOTSというシブいミュージシャンが、ライブを展開しました。
まず登場したのはギター、ベース、ドラム、サックス、鍵盤、ボーカルの6人、OSAKA ROOTSの面々。ボーカル・イトキンの味のある声で、ビギンやフラワーカンパニーズなどの染みるバラードを続けてプレイ。「なかなかやるでしょ?」と問いかけるイトキンに客席は大ウケです。それからも得意のブルースなどを演奏。ラストには大きな拍手を浴びていました。
続いては、お待ちかねのオール巨人。「もしもし!」の声がステージにいきなり響きます。声の主はオール巨人本人。どうやら電話で誰かと話しているようで、声だけがステージに響きます。今日これから歌わなアカン、終わったら飲みに行こうと約束したところでイントロが。1曲目は「通天閣も笑てるわ」。客席からは早速大きな拍手が起こります。会場後ろには、今しがたライブを終えたばかりのOSAKA ROOTSのメンバーの姿も。
今日の衣装はストライプの黒いジャケットにパンツ。Tシャツも黒という渋めのスタイル。スーツかTシャツか、どんなカッコしていいかわからんかったから両方合わせた、と巨人。靴は4年ほど前に買って一回も履いてないやつ、と話すと、「大きな靴や」と客席からツッコミが入ります。
それからも大ヒット中の「男の子守唄」などを歌い上げ、客席は大盛り上がり。歌はもちろん、合間のトークでも様々な爆笑エピソードを披露し、笑いをさらっていました。
スペシャルゲスト・BOROの熱いステージに続いては、「Music club JANUS」のラストを飾るボンチおさむの登場。ピアノにベース、ドラムを率いて、ヒット曲を歌っていきます。「ルート66」「イエスタデイ」などのスタンダード曲をジャズアレンジでしっとり聴かせるかと思いきや、いきなりのギャグ&アクションで、客席は爆笑の渦に。
特に自作和訳詞に乗せて歌った「イエスタデイ」は、1番から3番まで爆笑の連続。歌い終わったあとは、またこのネタは営業で使うとボケて客席を沸かせます。ほかにも「ぼんちシート」や「ふるさと〜WHAT A WONDERFUL WORLD」など、聴かせて、笑わせてのオンステージは幕を下ろしました。
同じころ心斎橋「MUSE」では、しゃべり達者な3人のトークライブ「The LoudSpeakers」が開催されていました。メンバーは、浅越ゴエ(ザ・プラン9)、笑い飯・哲夫、そしてテンダラー・浜本。トークテーマは世相や政治、芸能を含め、社会についての不満などなど。それぞれが一筋縄ではいかないトークのスペシャリストとあって、スタート前から期待が高まります。
"口外禁止「The LoudSpeakers」"のVTRが流れ、まずは一番手のゴエ。様々なイベント、ライブで鍛え抜かれたトークは、常に落ち着きを失わない、やわらかな語り口が特徴。しかし、今夜はいつもとひと味違っています。落ち着いたトーンはそのままに、普段は聞けない硬派なネタが次々に飛び出すといった具合。とはいえ、もちろん笑いも忘れないのはさすが。軽妙な話術で幅広いテーマを次々に切っていきました。
続いては哲夫。イジメや憲法、外交問題といったかなりシビアな社会派ネタ、自身が刑務所へ慰問に行ったエピソードなど様々なネタを展開。哲夫イズムの詰まったトークは、硬軟織り交ぜた内容です。客席は時に真剣に、時に爆笑しながら、ステージ上から発せられる哲夫の言葉に聞き入っていました。
持ち時間30分の5分オーバーでステージをあとにした哲夫に続いて、ラストに登場したのは浜本。学歴社会についてのトークを繰り広げます。自分たちは中卒コンビであること、イチゴを食べて停学になった学生時代のエピソードなどから、肩書や学歴について笑いを交えながらトーク。さらに親について、十代のころにやっていた仕事の話、リオオリンピックなど、浜本がこれまでの人生で感じた思いをリアルな言葉で語り、客席を魅了しますが、なぜかラストはグダグダ一歩手前。「学歴に左右されないでください!」となんとかまとめ上げていました。
ラストは、トークを終えた3人がそろってステージへ。2人のトークを裏で聞いていて震えた、と浜本。「さすが大卒、ちゃんとしてた」とトークネタの学歴を引っ張ります。ゴエは「お客さんにどれだけ喜んでもらえたか」と少し心配顔。「あえて踏み込んだことも入れないとアカンし」と哲夫も同意します。それから、ここのチケットが一番売れたらしい、と裏話も。浜本は「DJ KELLY(ギャロップ・毛利)よりこっちを選んでくれた」とうれしそうに話したあと、相方も今日ライブやってるけど"NANIWAdelic"と関係ないと、さらに暴露話を展開。バンド名が「ジ・シラカワバンド」だと話すと、客席は爆笑に包まれていました。
「MUSE」から少し西、アメリカ村の「CLUB DROP」では"「口達者」〜芸人vsラッパーのMCバトル"と題したイベントを開催。しゃべることがプロの芸人と、リリックに自分のすべてをぶつけるラッパー。言葉を生業とする両者が見せる、熱いバトルに注目が集まります。オールスタンディングの会場は、若い世代でフルコンプリート。MCはヘンダーソンの2人。審査員は、ヒップホップ界の大御所、HIDADDY(IFK)が務めます。
対戦者は先攻後攻をじゃんけんで決めると、すぐにDJが鳴らすビートに合わせて、対決スタート。芸人vsラッパーのはずが、芸人vs芸人の戦いも勃発するなど、会場はヒートアップ。ステージ上で繰り出されるライム&リリック、個性あふれるフロウで盛り上がりました。
心斎橋「VARON」では "〜サマパリDJナイト!!!〜"が行われていました。よしもとを代表するDJたちが大集合したこちら。DJ KELLY(ギャロップ・毛利)、DJ KENZI(モンスターエンジン・大林)、田中シングル(8.6秒バズーカー)の3人は、7月のショーケースライブでもクールなDJプレイを聞かせていましたが、この日も負けずにパワー全開。オールスタンディングの観客も思い思いのダンスなどで応えます。東京からやってきたシンガーソングライター・高野健一もパワフルなステージを見せてくれました。
いよいよラスト。登場したのはレイザーラモン・RGです。登場一発目に「業務連絡、田中シングルは帰りましたよ〜!」。さらにDJ KELLY、DJ KENZIも帰りましたよ〜、と発表します。「35歳以上の人が盛り上がる曲を持ってきた」の言葉通り、ボウイやクワタバンドなどを熱唱するRG。もはやDJプレイというより、カラオケ大会の様相を呈しています。が、そんなことはお構いナシとばかりに熱唱するRGの姿に、最後まで残った観客もレスポンス。「心斎橋あるある」「ドラッグストアあるある」なども披露し、ラストまでしっかり歌い切りました。
今回紹介したミナミエリア以外にも、梅田や福島といったキタエリア、江坂や堺、阿倍野でも様々なパフォーマンスが繰り広げられた「NANIWAdelic」。各会場ごと個性あふれる展開を見せてくれました。自分好みのイベントを探して、足を運ぶのも楽しみ方のひとつ。大阪のライブハウスが熱い「NANIWAdelic」、来月以降も要注目です!
【オール巨人(オール阪神・巨人)】【ぼんちおさむ(ザ・ぼんち)】【浅越ゴエ(ザ・プラン9)】【笑い飯・哲夫】【テンダラー・浜本】【DJ KELLY(ギャロップ・毛利)】【DJ KENZI(モンスターエンジン・大林)】【田中シングル(8.6秒バズーカー)】【レイザーラモン・RG】【ツートライブたかのり】【高野健一】【ヘンダーソン】【盛山(見取り図)】【渡邉(クロスバー直撃)】【しみちゃむ(空飛ぶくじら)【善家(カスタネット)】【福田(おとんどぅ】
8月24日(水)、東京・カラート71にて『ズートピア』MovieNEX・デジタル配信発売記念イベントが開催され、ゲストにチュートリアル・福田充徳、はるな愛さんが登壇しました。
『ズートピア』はディズニー・アニメーションの最新作で、ことし日本で公開された邦画洋画合わせてNo.1となる興収76億円を記録した大ヒット作。動物が人間のように暮らす大都会、ズートピアに起こった史上最大の危機を救うため、警察官になることを夢見るウサギのジュディは、夢を忘れた詐欺師、キツネのニックを相棒に立ち上がる......という、大人も子供も大満足の感動ファンタジー・アドベンチャーです。
本日、『ズートピア』MovieNEXが発売されたことを記念し、本イベントが開催されました。
MCの女性による作品紹介のあと、福田とはるなさんが登場します。福田は『ズートピア』の登場キャラクター、ニック風の衣装にキツネ耳をつけ、はるなさんは主人公・ジュディの警官の制服にウサギの耳をつけた姿で颯爽と登場。
MCや福田から「かわいい」「似合ってる」と言われたはるなさんは、「嬉しい~! でもこの制服、メンズサイズなんですよ~。着こなすよねー」と自虐ネタを。また、「念願のジュディになれたんで、嬉しくて自撮りしまくりました」とも話します。
一方福田は結婚後初のイベント出演とあって、新婚であることを紹介され、照れながら改めて報道陣の前で報告を。映画についても「独身の時と結婚してからでは映画の観方も違いますね」と話し、続けて「奥さんと一緒に観たんですけど、奥さんはカワウソの奥さんのカーディガンを見て『本物みたい!』って、そこばっかり食いついてて(笑)。そんなとこ食いつくん?みたいな」とおノロケ全開!
ちなみに先日(8月11日)に結婚後初の誕生日を迎えた福田に、MCが「誕生日はどう過ごされましたか?」と尋ねると「誕生日の0時ピッタリに『誕生日おめでとう!』とメールをくれたのは、奥さんではなくカラテカの入江でした(笑)」と告白。何度か飲みに行ったことがあるだけで、特に親しいわけでもない入江に奥さんや彼女ばりのタイミングでおめでとうメールをもらった福田は「あいつは毎日のように芸人と社長さんにおめでとうメールを送ってると思う」とそのマメさに感心(?)していました。
ジュディが逆境に負けずに奮闘する姿には、2人とも自身の人生をふり返ってみずからの姿とオーバーラップし、心打たれるところがあったようで、本作について「いくつになってもチャレンジしていれば夢は叶うというメッセージが素晴らしい。すごく勉強になるし、子どもから大人まで楽しめると思います」と声をそろえます。
そんなジュディを地で行くかのように、今年から毎月ニューヨークに行き、レッスンやオーディションを受けているというはるなさん。「海外でチャレンジしたいという思いがあって。44歳になっていうのもなんなんですけど、いくつになっても夢は持ち続けていたいし、やってみないとわからないんで」とのはるなさんの言葉に、MCが「ジュディみたいですね!」と言うと、「そうなの~!! 名前ジュディにしようかな。はるなジュディ」とおどけ、福田に「あかんやろ」と冷静にダメ出しされて「じゃあ大西ジュディは?」と負けじと提案していました(笑)。
ジュディとニックというバディ物である本作になぞらえ、男女の友情について聞かれた2人は、「そういう友情がずっと続けばいいと思いますね」(福田)、「同性だとつい競っちゃうけど、異性だと逆に補い合えて最強のコンビになると思う」(はるな)とコメント。
独身時代から仲が良く、一緒に飲みに行ったり、ご飯を食べに行ってたというはるなさんと福田。よく飲みに行っていた頃は「僕が酔って、会社の悪口を言うのをただただ聞いてもらう(笑)」(福田)ことが多かったそう。はるなさんが「この2人が付き合わなかった理由は、(福田が)好みのタイプじゃなかったから(笑)」と言うと、すかさず福田が「オレもやで!」と強調。さらに「ていうか、厳密に言うたら"男女の友情"じゃなくて"男同士の友情"ですけど」とチクリ。これにははるなさんも「そこ厳密に言わないで~!」と絶叫していました(笑)。
イベント終了後の囲み取材では、福田が改めて新婚生活の感想を聞かれ「幸せですねぇ。朝起こしてくれたり、ごはん作ってもらったりするのは幸せです」と笑顔で話します。
「いちばん幸せを感じるときは?」という質問に「朝ごはんを作ってくれて、一緒に食べてるときですかね~」と福田が答えると、すかさず「どんな朝ごはん?」と記者よりも早く質問するはるなさん。福田が「サンドウィッチとかよく作ってくれますね」と言うと「具は?」とこれまた畳み掛けるはるなさんに、「答えてもいいけど、誰も興味ないで(笑)?」と、思わず苦笑する福田でした。
「結婚されてから変わられました? 以前よりしゃべるようになられたような......」との記者の質問には「いや、違うんです。前からよくしゃべってたんですけど、カットされてただけなんです(笑)」と自虐ネタで笑わせます。
相方・徳井の結婚について聞かれると、「全然できないでしょうね。あいつは今、ネコと小沢さんに囲まれてますから」とバッサリ。「出てくる話、ネコか小沢さんの話ばっかりですからね。でも結婚はしたいみたいで、最近楽屋で『40代半ばまでにはしたいなぁ』なんて言うてましたね。前はそんなこと言わへんかったのに」と、徳井が相方の結婚に刺激され、結婚願望がさらに増していることをを暴露していました。SMAPの解散の話題にちなみ、コンビ解散の可能性について聞かれると、「ウチはしないですよ! でも、もしするとしたら徳井の次の相方は小沢さんになるでしょうね(笑)。もしくは"徳井とネコ"の可能性もあります」と話し、笑いを誘っていました。
一方、はるなさんの新恋人についての話題になったときは、先ほどとは逆に福田が「え? そうなん? 知らんかった。何歳?」と聞き、相手の男性が23歳と聞いて仰天します。「でも(私の)歳は言ってないの」というはるなさんに「なんで? サギやん!」とツッコむ福田。すると「(自分が言わなくても)知ってると思うけど~!」と、あまり年齢を言いたくないという乙女心(?)を見せます。さらに「どこで出会ったん?」と福田に聞かれ、「聞くよね~」と言いながらも友人の紹介であることを告白。すると福田が「芸能人でいうと誰に似てんの?」と先ほどの仕返しとばかり矢継ぎ早に質問を浴びせます。しかしはるなさんは「ハンカチ王子」と即答、さらに「ゴールめざしてがんばりたい」と決意表明していました。
また、この日明らかになった有吉弘行さんと夏目三久さんの熱愛報道について、福田は「全然知りませんでしたけど、もし本当ならすごくお似合いだし、ビッグカップルだと思います」とコメント。はるなさんは「私の中で『顔が似ている者同士は引かれ合う』という法則があるんですけど......お2人、顔ちょっと似てません?」ともっともらしく話していたのですが、福田に「独身が何言うとんねん!」とツッコまれ、「うわ~! 言うよね~」と切り返していました。
【チュートリアル】【福田充徳】
8月4日、なんばグランド花月にて第13回「よしもとゴールデンアワー」が開催されました。豪華MC陣とナビゲーターでお贈りする、厳選された東京・大阪の若手芸人によるネタとコーナーライブ。この日も人気芸人からレア芸人まで多彩な顔ぶれでNGKを盛り上げました。
MCで登場したのはチュートリアル。先日結婚した福田に「福ちゃんが独身のとき以来やな」と徳井。そして結婚前後ではMCも大きく変わってくるとプレッシャーをかけます。「奥さんの分まで、二人分の"なんでやねん!"を」とのリクエストもありました。そんな徳井に「結婚せーや!」と福田。「結婚はしません!めんどくさい!自由にやらせてもらいます!」と宣言する徳井でした。
ナビゲーターのロバートも登場。『シン・ゴジラ』や『ポケモンGO』の話題で盛り上がりました。そして出演する若手達を紹介するロバート。特に親指ぎゅー太郎に関しては知らないという福田に「知らんの!?」と徳井。親指ぎゅー太郎とのエピソードで沸かせました。
まずは4分ネタからスタート。
トップバッターを飾ったのはプリマ旦那。夜景の見えるレストランでのデートにまつわる漫才を披露しました。
ダブルアートも漫才を。斜め上をゆくタグのボケに真べぇの安定感あるツッコミで笑いを誘いました。
双子コンビのダイタクは漫才を。自己紹介のはずだったのに話題は二人のお父さんについて。途中、拍手が沸き起こるほどの爆笑も。
ミルクボーイも漫才を披露。ですが、駒場はフリートークを想定してきたとか!?
おいでやす小田はコント「不信」を。理想と現実のギャップで沸きました。
この日のネタ組では唯一のトリオ、ラフコンは漫才を。話題がどんどん脱線する様に惹きつけれました。
MCコーナーへ。徳井や福田が気になったコンビを呼んで話を聞きます。呼ばれたのはラフコン。今年5月、コンビからトリオへ、トリオ名もラフコントロールからラフコンに変わりました。その変遷を聞き、同じトリオのロバートにトリオとして長く続けるポイントなどを尋ねました。また、新加入となったヤスタケに悩みを聞いてみると「重岡が怖い」と一言。そのエピソードに会場も騒然となりました。
続いては2分ネタへ。まずは山本あきこが女子会エピソードを披露。
元整体師芸人の親指ぎゅー太郎はためになる指圧をレクチャーした後ショートコントへ。
それいけ斉藤くんは日常にあるものをサディスティックに扱うコントを。
アキラは様々なチャレンジにチャレンジ!
トークコーナーでは、クセになりそうなアキラのタイトルコールが話題に。ステージに招き、経歴を尋ねたほか、いろんなものをアキラふうのタイトルコールで実演をしてもらいました。
親指ぎゅー太郎もステージへ。冒頭に披露した徳井とのエピソードの続きを。徳井に呼んでもらった名古屋の番組でウケなかったため、挽回したかったとぎゅー太郎。「今日は徳井さんの前なので、考えた結果初めてフリップネタをしました」(ぎゅー太郎)。
4分ネタの後半は、この日2組目の双子コンビ、吉田たちから。双子の休日の過ごし方の漫才でした。
ライスは誘拐をモチーフにしたコントを。誘拐犯の心をくすぐる被害少年にNGKもほんわかとした雰囲気に包まれました。
ビーフケーキもコントを。ニコ生の配信者の配信風景を切り取ったネタで沸かせました。
ヒューマン中村はフリップネタで、お得意の言葉遊びを。
トリを飾ったのは囲碁将棋で漫才。副業を題材にしたネタで締めました。
ゲームコーナーは「擬音で伝えましょう」を。徳井チームとロバートチームに別れ、擬音で何を表しているか当てるというもの。ポイントが高いチームが勝ちとなります。まずはロバートチームから。最初の出題者はプリマ旦那・河野。「すんすんすん」「シャーシャー」など擬音を発しますが全く当たりません。正解は「カーリング」。冒頭から難題です。また、「アンパンマン」を擬音で表すことになったロバート・馬場ですが一言も出ず、難易度の高さが伺えました。攻守交替、徳井チームも大苦戦。結果、ロバートチーム6ポイント、徳井チーム5ポイントでロバートチームの勝ち。徳井チームには罰ゲームが待ち構えており、巨大ハリセンで囲碁将棋の根建が思いっきりしばかれました。
エンディングは親指ぎゅー太郎のギャグ「ぎゅー!」でお開き! 「場つなぎのぎゅ~!」とぎゅー太郎、しっかりとつないでいました。
次回の「よしもとゴールデンアワー」は9月18日(日)に開催、MCココリコ・遠藤とたむらけんじ、そしてゲストに松本仁志が登場! どんな若手がネタを披露するのか、こちらもお楽しみに!!
8月24日(水)、吉本興業株式会社東京本部にて、『舞台「さがり」制作発表囲み会見』が行なわれ、出演者の小川菜摘、椿鬼奴、森三中・黒沢かずこ、ギンナナ・金成公信、平田裕一郎さん、兼崎健太郎さんが出席しました。
本作は先日、芸人を引退した脚本家の家城啓之(マンボウやしろ)×小川による姉妹シリーズ第2弾。第1弾は昨夏、YOUさんが小川との舞台初共演を果たした舞台『ねじこみ』で、圧倒的な世界観と予測不能な展開が話題となりました。
なお、姉妹シリーズ第3弾は2017年9月25日(月)〜10月1日(日)、東京・シアターサンモールにて上演予定。出演者は小川菜摘、平田敦子、シソンヌ・長谷川忍、久保田秀敏さんとなっています。
売れない43歳の小説家を・下川百合子演じる主演の小川。作・演出を務める家城について「芸人ではなく、脚本家としての作品第1弾になるので楽しみにしてますし、光栄です」と発言しつつ、「前回は闇を抱えた毒々しい女を書いてもらいまして、今回もタイトルが不気味なんですが、殺意だとか嫉妬だとかを妹にお下がりとして託していくっていう、闇を抱えた女を演じるのが楽しみです」と期待を寄せます。
百合子の妹で保育士の下川さくらを演じるのは、鬼奴。「家城さんの作品には13年くらい前からお世話になっていて、お付き合いが長い。台詞が覚えられないこともご存知なので、少なくしていただけるだろうなと思ってます」と語ると、小川が「それはないよ!」とピシャリ。「iPhoneという最新機器を持ってますので、ボイスレコーダーに入れて覚えます」と意気込みながら、「主人にも一緒にやってもらったり......」と夫であるグランジ・大についての話を。小川に「ラブラブだもんね?」と振られると、「そうですね、お金がないだけです。主人は今日もボートレース場に行ってます。仕事ですけど、(ギャラの)分はやっちゃいますからねぇ」と自虐的に呟くと、笑いが起こります。
黒沢が演じるのは、隣人の主婦・篠田涼子。「前回の作品を観に行かれた方が衝撃的だったと行っていたので、すごい作品に出させていただけるんだなと思うとワクワクしてます。嫉妬してばっかりで、嫉妬される立場になったことはないので、真逆の人間を演じられるのは楽しみですね」と笑顔で語りました。
涼子の夫で刑事・篠田春樹を演じる兼崎さんは「家城さん脚本の舞台に立つのは初めてなんで、楽しみです」と、春樹の後輩・風間龍一を演じる平田さんは「物語の中で、事件を追求する役なので、役としても追究していきたい」と意気込みます。
百合子の内縁の夫であるワン・ジーカを演じるのは、金成。「家城は同期なんですけど、脚本家として集中するようになってからの第1弾作なので、楽しみです」と言いながら、「今日は菜摘さんが香港のお土産にとくださったTシャツです!」をお披露目。シェパードと思われる犬が大きくドーンとプリントされているものですが、「勝手な解釈なんですけど、この犬は浜田(雅功)さんと2人の息子さんを表してるんじゃないかと」と子犬2匹を指しながら「後ろにも(同じプリントが)あります! 浜田家を背負ってやりたいと思います!」と言い切ると、会場爆笑。
小川も「家城くんとお揃いで買ったんですけど、まさか今日着てくるとは! バカだねぇ!」と大笑い。金成は「着て来いってことだと思いました」と言い切りました。
小川が「期待していてください。いい意味で裏切る舞台になると思います」とアピールした舞台『さがり』は、11月28日(月)~12月4日(日)まで東京・神保町花月にて開催。チケットは絶賛発売中です。小川×家城が作り出す女の世界観を、劇場でぜひ堪能してください!
【小川菜摘】【椿鬼奴】【黒沢かずこ】【森三中】【金成公信】【ギンナナ】
8月20日(土)、よしもと漫才劇場にて「ハクバノ木崎サマVSイベリコ豚のモリシサマ」が開催されました。「ハクバノ木崎サマ」は、祇園・木崎が自らと同じ"素質"を持つ芸人たちとスタートさせたイベントで、出演者のひとりだった見取り図・盛山が独立させた「イベリコ豚のモリシサマ」とともにシリーズイベントとして人気を博してきました。今回は、その歴史に幕を下ろす記念すべき回として、最初で最後の対決イベントが実現。客席は立ち見も出る大盛況となり、自作のうちわやペンライトを手にした「ハクバファン」「イベリコファン」が見守るなか、熱いバトルが繰り広げられました。
オープニングVTRに続いて、「ハクバ」「イベリコ」それぞれからユニットが登場しての歌とダンスで幕開け。木崎、武者武者・濱坂、数学AB・コメ、えんぴつ消しゴム・上田、鱒ノ介・上谷、絶対アイシテルズ・らぶおじさん、ラニーノーズ・山田の7人が、嵐の『Troublemaker』を熱唱します。
続いては「イベリコ」から、盛山、セルライトスパ・大須賀、ダブルアート・真べぇ、コーンスターチ・岡下、マルセイユ・別府、モンスーン・T@TSU、マユリカ・中谷、ロングコートダディ・兎の8人による関ジャニ∞『ズッコケ男道』。客席はもちろん、黄色い声援と爆笑の渦に...。
再び「ハクバ」から、木崎、ラニーノーズ・洲崎、あまえんB・kento、サンディエゴ・大村ジーニアス、マユリカ・坂本、サンドロップ・ジェット菅原の6人がNEWSの『チャンカパーナ』を。微妙にズレている一部メンバーのダンスがひときわ目立つパフォーマンスで笑いを誘います。
最後は「イベリコ」から再び8人が登場し、EXILEの『Rising Sun』で締めくくり。ここに来て盛山の息切れがすさまじく、客席、そしてメンバーからも「モリシ頑張れ」コールが起こっていました。
オープニングが終わり、MCの吉田たち・ゆうへいとともに出演者がステージに大集合。イベリコには休演の大自然・白井に代わり、ピンチヒッターとしてあまえんB・たわたの姿が。たわたは「代演やのに最後って、どういう気持ちで出たらいいのかわからん」とこぼしています。客席のうちわチェックも抜かりなく、うちわを持ったファンのいない菅原がさんざんいじられるなど、本編を前にひとしきり盛り上がりました。
対決コーナーは、ハクバからの持ち込み企画「真夏のドキドキ恋愛シチュエーション」から。ハクバイベントではおなじみの恋愛シチュエーションもので、挑戦者はお客さんを相手役に、女性のハートをがっちりつかむ胸キュンな言葉や行動で競います。
「サッカー部の練習終わり、部室でひとりのマネージャーにドキドキの告白」には、ハクバから上田、イベリコから岡下が挑戦。舞台脇にはさまざまな効果音が録音されたサンプラーも用意されており、シンクロック・木尾が担当者(?)となり盛り上げていくことに...。
上田はシチュエーションをしっかり生かした名告白を見せ、客席から「ヒューッ」と歓声が上がるほど。一方の岡下は、何故か江戸川コナンになりきっての告白で、ゆうへいから「全然ダメ!」と却下されてしまいました。もちろん結果はハクバの勝利。「キュンとさせなアカン」と改めて指導された岡下ですが、続くイベリコメンバーは状況を打開できるでしょうか。
「夏風邪をひいてしまった彼女。彼女の家に突然お見舞いに現れてドキドキ」に挑戦したのは、洲崎とT@TSU。告白の後キス、さらに最後は押し倒してメンバーから止められるほどの熱演(?)を見せた洲崎に比べ、T@TSUは見た目そのままのパワープレーで玉砕。ここでもハクバが強さを見せつけます。
最後は「3年付き合った彼女を呼び出し、サプライズのプロポーズでドキドキ」に、らぶおじさんと兎が挑みます。らぶおじさんは、木尾とマユリカ・坂本をレストランの客役に抜擢。このふたりが謎の雰囲気を醸し出し、なかなか本編に入れないというトラブルに加え、ウェイターに扮しての名告白を最後の最後で噛んでしまうというミスもありましたが、客席にはキュンキュンきた人が多かった様子。続く兎はやることすべてが爆笑を生んでしまい、この勝負、ハクバの3連勝となりました。
こんどはイベリコからの持ち込み企画「今日の友は明日の敵ゲーム」。音楽が鳴っている間は敵味方なく楽しげに回りながら、ゆうへいの笛を合図にたったひとつの椅子を取り合うサバイバルゲームです。しかも、笛が鳴ってから20秒間は「取り合いタイム」とされ、スクリーンの表示が0秒になった瞬間椅子に座っていた人が勝者になるというルール。
ハクバからは木崎、大村、コメ、らぶおじさん、上谷、イベリコからは盛山、たわた、昴生、中谷、別府が参戦。音楽に乗ってわいわい円を描く10人でしたが、いざ笛が鳴ると血で血を洗う争いに発展! なかには明らかに味方を攻撃しているメンバーも...? 最後の瞬間、椅子の上にいたのは木崎で、持ち込んだくせになぜかイベリコの負けという結果になってしまいました。
2戦目は椅子をマットに変えて、ハクバは山田、kento、菅原、上田、濱坂、イベリコは大須賀、真べぇ、T@TSU、岡下、兎が参戦。「イベリコの底力を見せる」と意気込む面々。ゆうへいからは救済措置として「マットで寝言を言うほど熟睡していたら30ポイント」との提案も飛び出し、がぜん力が入ります。笛の音とともにマットにしがみついたのは真べぇ! 何度裏返されても決して離れず、しっかり寝言も漏らしたということで30ポイントをゲットし、ふたつの対戦を終えて40--30とイベリコが一気に差を縮めました。
3つめの対戦は「恥ずかしい格好をさらすな綱引き」。両チームからそれぞれひとりが「恥ずかしい格好」をして綱の端っこにくくりつけられ、それを舞台袖から引っ張り出すべく互いに引き合うゲームです。ハクバからは坂本、イベリコからはたわたが選出され、舞台袖で着替えを。互いにあれこれ戦術を練った上でスタートしましたが、イベリコがあっという間に負け、半裸のたわたがギターを抱えて舞台の真ん中へ!? 方や坂本は、永野さんの衣装を身に着けており、舞台に引っ張り出されると一応モノマネを披露。ハクバの勝利が決まった後も、しばらく引っ込んでは引っ張り出されるというやりとりが繰り返されていました。
最後の対戦は「ムチャブリ対決」。ハクバがイベリコに、イベリコがハクバに対してムチャブリし合うというこのゲーム。まずは客席通路を通って、ハクバの「ムチャブリポッキー隊」こと大村、kento、洲崎、上田が登場しました。仕切り役の木崎からまず指名を受けたのは、昴生。その答えに木崎は思わず「はずい〜!」と絶叫し、その後はポッキー隊とともにダンスを! さらにたわた、中谷、大須賀が餌食に。大須賀だけが、回答だけでなく、キレキレのダンスでも笑いをさらっていました。
対するイベリコメンバーは、不良に扮して舞台へ。「おもろないこと言うたら拉致するぞ〜」と叫ぶ極悪非道ぶりで、ハクバメンバーを震え上がらせます。選ばれたのは、木崎、菅原、坂本、kento、らぶおじさんの5人。ムチャブリにそれぞれ応えた後、イベリコメンバーが舞台を通り抜け、気づけば失格者はいなくなっている...という恐ろしいシステムです。「人のギャグをちょっとだけ自分なりにアレンジする」ではらぶおじさんが拉致され、「おもしろ1文字」ではさらに木崎と菅原もいなくなってしまいました。残る坂本とkentoの一騎打ち「こんな○○の○○サマはイヤだ」の回答後は、なんとふたりとも連れ去られ誰もいなくなる珍事に!? と思ったら、なぜか拉致されたはずのらぶおじさんが戻されるという謎の結末を迎え、ここでゲーム終了。優勝は帰ってきたらぶおじさんとなり、所属チームのハクバに10ポイントが入りました。
ハクバの総合勝利が決まってのエンディング、木崎はこれまでのイベントを振り返ってトークを。盛山は「最初の頃は26、7やったからできたけど、今は踊れなくなった」と体力の衰えも告白。そして「最後は歌で!」と、Kinki Kids『フラワー』を大合唱! スクリーンには懐かしい写真の数々が...。サインボールを客席に投げ込み、応援してくれた皆さんに改めてお礼を伝えるメンバーたち。最後は再び大歓声に包まれ、この日のイベントは幕となりました。
【祇園・木崎】【吉田たち・ゆうへい 】【サンドロップ・ジェット菅原 】【シンクロック・木尾】【数学AB・コメ】【鱒之介・上谷】【武者武者・濱坂】【絶対アイシテルズ・らぶおじさん】【マユリカ】【えんぴつ消しゴム・上田】【サンディエゴ・大村ジーニアス】【ラニーノーズ】【あまえんB】【見取り図・盛山】【コーンスターチ・岡下】【ダブルアート・真べぇ】【セルライトスパ・大須賀】【マルセイユ・別府】【モンスーン・T@TSU】【ミキ・昴生】【ロングコートダディ・兎】
8月24日(水)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて、映画『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』の公開直前イベントが開催され、宮川大輔、オリエンタルラジオ・藤森慎吾、藤田ニコルさん、田中若葉さん、鶴嶋乃愛さん、東海林クレアさんが出演しました。
『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイさんによって映画化され、世界的大ヒットとなった前作から2年の時を経て、同作品がついに公開。怒濤のハイスピードアクション超大作にパワーアップした本作は、世界21ヵ国で初登場第1位を記録しています。
本作の日本語吹替版にて、宮川はタートルズの宿敵・ロックステディを、藤森はビーバップの声を担当しているところも、注目ポイントです!
宮川は「絵に声をあてていくのは難しかった。映ってないところでも『うぅん!』とか言わんとあきませんからね。しかも、藤森とは別々に録ったので掛け合いが難しかったですね」と現場を振り返りながら、「先に録ったのが僕っていうのは、おかしい話。後輩から先にやるもんやのに、僕は真っ白なところで声をあてたっていう」と不満を漏らすと、藤森は笑いながら「経験もあるんで、圧倒的に僕のほうが上手い」と自信たっぷり。「アドリブのシーンが多かったんで難しかったですけど、大輔さんとできて楽しかった」と語ります。
ここで、世界最強の4兄弟・タートルズをイメージしたファッションにまとったタートルガールズこと藤田さん、田中さん、鶴嶋さん、東海林さんが登場。藤田さんは「よろしくでぇ~す」とけだるく挨拶します。
亀の甲羅をイメージしたリュックを披露すると、「これグッズですか?」と食いつく宮川。非売品だと告げられると、「欲しい! 売ったらいいのに!」とかなり気に入った様子です。
劇中のタートルズvsロックステディさながら、本日は2番勝負を敢行! まずは芸人チームの得意な「叩いて亀って(被って)ジャンケンポン!」で、藤森は田中さんと、宮川は藤田さんと対決します。
ぴこぴこハンマーの柄の部分が短く切られているという芸人チームに不利な状況も、まず田中さんがジャンケンで負け続けて、ぐだぐだに。続く、宮川はこのぴこぴこハンマーでの被せを強いられ、「もうちょっと柄を短くするとか、なんかください! 同じことやるんはキツい!」と訴えかけながらも、手加減。タートルガールズが1勝します。
続いては、彼女たちの得意な「ランウェイウォーク」で対決。タートルガールズが美しいウォーキングを見せたのち、芸人2人は2000個の亀の子たわしの上をランウェイ!「痛い! 痛い!」と大騒ぎしながら、なんとか目的地へ。「ランウェイ的には最悪だけど、男気な感じで良かったよー。こんな経験ないんじゃない?」と藤田さんに声をかけられた藤森は「段々、気持ち良くなってくる!」と発言。たわしの心地よい刺激に、宮川も「足の裏があったかい!」と同調しました。
この対決もタートルガールズの勝ちとなりましたが、「続きは迫力のあるスクリーンで」と司会者を声をかけると、「ちっちゃい子も今日は観に来てくれてますけど、僕が最初に観たのも小学生くらいだった。まさか大人になって、作品に関われるようになるとは」と感激を露にする藤森。「大人になっても、あぁよかったなと思えるような作品。息つく間もないこの作品を最後までご覧になってください」と呼びかけます。
宮川も「笑いあり、涙ありじゃないですけど、アクションシーンもすごくて、あっちゅう間なので見逃して欲しくないですね。あと、日本語吹替版もたくさんの人に観ていただけたらなと思います」とアピールしました。
【宮川大輔】【藤森慎吾】【オリエンタルラジオ】
2019年、日本で開催される「ラグビーワールドカップ2019」を盛り上げるべく、8月22日(月)、大阪ステーションシティ5Fにある「時空の広場」でキックオフイベントが行われました。
イベントに先駆け、ホテルグランヴィア大阪20F「名庭」では、松井一郎大阪府知事、野田義和東大阪市長ほか各委員が出席し、「ラグビーワールドカップ2019大阪・花園開催推進委員会」が行われました。推進委員会発足式となったこの日は、各委員の紹介に続いて、松井知事の挨拶が。会場として花園ラグビー場が選ばれたことは大変名誉なこと、オール大阪の体制で万全の準備を進め、世界中からたくさんの人に来てもらうべく、この会を立ち上げたとコメント。野田市長もオール大阪でやり切る、大阪の未来を大きく開いていくことを確信していると話しました。
続いてはいよいよ「時空の広場」でのキックオフイベントがスタートです。MCは、高校時代にラグビー部で活躍していたというケンドーコバヤシと、スポーツ万能の"あいにゃん"こと福本愛菜。2人ともラガーシャツを着ての登場です。高校時代はラグビー部キャプテンだったとケンコバ。しかし、歴代キャプテンのなかで、唯一マネージャーと付き合えなかった、という悲しいエピソードを告白。その分プレイでがんばっていたとのことで、ワールドカップ開催を非常に楽しみにしている、と2019年が待ちきれない様子です。
そして松井一郎大阪府知事、野田義和東大阪市長が登壇。挨拶を行いました。松井知事は「ラグビーといえば聖地花園、大阪なんです。世界最高のプレイを見てもらいたい、大勢の人を大阪に集めたい!」と力強く発言。野田市長も、2019年のワールドカップがなければ大阪の未来はないというくらいの気持ち、と熱くアピール。オール大阪でがんばっていきたいと、こちらも力強く宣言しました。
次に、パナソニックワイルドナイツの堀江翔太選手、神戸製鋼コベルコスティーラーズの木津武士選手、近鉄ライナーズのトンプソンルーク選手の応援VTRが流されました。堀江選手は「ぜひ花園に来ていただいて、皆さんラグビーを応援してください」とコメント。木津選手は「みなさんに感動を届けられるような選手になりたいので、応援おねがいします!」と力強くアピールしました。花園がホームグラウンドのトンプソンルーク選手も「東大阪の花園は特別なグラウンド」と語りました。さらに、野田市長は木津選手とご近所さん、という裏話も。選手たちがコメントの最後に言った「ALL FOR HANAZONO」が定着すればいいですね!とケンコバも感激の様子です。
ここでラグビー大好きな人たち、ということで呼び込まれたのが、ラグビー芸人としても人気の中川家と、東大阪出身でラグビーワールドカップ2007日本代表の大西将太郎氏の3人です。中川家とケンコバの小ネタもありつつ、剛は「大阪から日本全体を盛り上げていきたい!」とコメント。礼二も、ラグビーが盛り上がっている今の状態からさらに盛り上げていきたい、と話します。2007年フランス大会を経験している大西氏は、あのなんとも言えない雰囲気を味わえるのが楽しみ、と経験者ならではのトーク。大阪で(ワールドカップが)あると思うとドキドキしてくると、早くも興奮気味です。
さらに花園の"花"としてNMB48から山本彩がステージに。ピンクのラガーシャツにミニスカートという姿に、会場は大きな拍手に包まれます。ワールドカップ開催にあたっては「世界に認められたんだなという思いでいっぱい。大阪府民としてうれしい。NMB48全体で盛り上げていきたい!」と約束してくれました。
着席してのフリートークでは、礼二が「花園はフィールドが近いから世界レベルの試合を間近に見られる!」と話し、2019年のメンバーが誰になるかも楽しみとラグビーファンならではの視点から発言。さらに「花園に行くとラグビーを語るオッチャンがいっぱいいる」とラグビーあるあるを披露していました。剛は日本代表が南アフリカに勝ったことがどれだけすごいかを伝えようといろいろな例えを出しますが、すべてが伝わりにくく、最終的にケンコバから「もうエエわ!」とツッコミが。会場は笑いに包まれます。
ケンコバの「試合場の大型モニターに美女が映るのは選手に見えているのか」という質問に、大西氏は「見たりする」と発言。男性陣は、やっぱりテンションが上がる、プレイも熱くなる、と美女が応援することの意義を語り合います。そこから女性の応援団を、という話しになりますが、新喜劇の女優陣は?という提案を松井知事がダメ出し。「団長は山本さんで! みなさんいいですか!」の声に、会場から拍手が起こりました。
今日以降、9月、10月にもラグビーワールドカップを盛り上げるイベントが各地のイオンモールで行われることが告知されたあと、質疑応答へ。「花園でワールドカップが行われることについての思いを」という質問に、松井知事は「決めていただいて感無量」と第一声。大阪のおもてなしをすべてパッケージにして、花園に来ていただく人たちにプレゼントしたい、と語りました。花園ラグビー場は聖地、と野田市長。花園でやらずしてどこでやるんだという思いで大阪府といっしょに誘致活動をしてきた、と振り返ります。そして、ラグビーのすばらしさとともに大阪の"ものづくり"の情報を発信したいと話しました。
続いて「山本彩応援団長は決定?」という質問に「むさ苦しいおっさんはダメ」と松井知事。選手のみなさんも喜んでくれる団長じゃないと、と再びアピールし、そうなるとこのメンバーで団長は山本さんしかいないと太鼓判。それを受け、「試合に出られる選手のモチベーションを上げられるように精一杯がんばりたい」と山本彩も応えました。
このあとフォトセッションが行われ、最後の囲み取材へ。礼二は花園によくいるおっちゃんのモノマネを披露。山本彩は、これからもっとラグビーを応援していくというアピールのために、メンバーがたくさんいるNMB48でチームを作るのもいいかな?とユニークなアイデアを話します。大西氏は「山本団長の手となり、足となり、がんばりたい」と意気込みを語りました。ケンコバはラグビーが好き過ぎるエピソードを話したあと、すかさず「うそですよ」と発言。そして「うそをつきたくなるくらい好き」と、よくわからないトークを展開します。
あいにゃんは、小学校にラグビーをしている友達が多かったとのこと。今は周りに詳しい人が多いので、もっと好きになれるようにいろんなことを教えてもらいたいと話しました。団長に選ばれなかったことについては「悔しくない」とのこと。ただ新喜劇のメンバーが入れてもらえないことが悔しかったと告白。私はそばでそっと応援したいと思います、と控えめに語っていました。
これで午前のイベントは終了。午後からも同じく時空の広場でイベントが行われました。まずは午後3時から藤崎マーケット、学天即、アインシュタインがネタを披露。MCはキックオフイベントに引き続き、あいにゃん、そして新たに女と男の2人が加わります。
2019年までもうすぐ、3年後に向けて盛り上がって行こうと、MCの3人。あいにゃんは、小学校のとき好きな男の子がラグビーをしていたとのこと。それを聞いて「...やろかな」とつぶやく市川に「顔、ラグビーボールやん」と和田ちゃんのツッコミが。その和田ちゃん、ラガーマンの肩の上へ乗せてもらったことがあるという過去のうれしい体験を語ります。市川はラグビーのC級レフェリーの資格をとったと発言。いくつか専門用語も披露しますが、今ひとつ受けず...。しかし、負けずにラグビー好きをアピールしていきます。トークのシメは、MC3人の「ALL FOR」の声に、客席が「HANAZONO!」とレスポンス。ステージがスタートしました。
まずは藤崎マーケットのネタから。ラララライ見たい人〜?の問いかけに、客席の反応は今イチ。やる気を無くしかけますが、気を取り直して体操開始。始まってしまえば、客席からも拍手が起こります。さらに、最近の新しいFM(藤崎マーケット)を見てもらう、ということで、おるおるモノマネを披露。テンションの低い野球選手、ニュース番組の1コーナーなど、関西ローカルなネタの連続に客席は笑いに包まれました。
続いてはアインシュタインの出番。今日で自分たちのことを覚えて帰ってほしい、と稲田。自分の顔が柿のタネやスコップに似ていると言われるという告白に、客席からは笑いが。それからも海へ向かうデートのネタなどで客席を盛り上げていました。
ラストは学天即。登場直後、風で乱れる四条の髪をイジる奥田。そこから電車ネタ、歌ネタに突入します。駅のホームで聞き覚えのある音楽や人気曲のハモりなど、勢いのあるネタを見せてくれました。
ここでMCの3人と出番を終えた3組がステージに集合。ラグビーは何人対何人でやるか、という市川の質問に、四条が2人対2人とボケ、稲田は11対11と解答。すかさず「それサッカーや!」とツッコミを浴びます。続いてはトライで何点入るか?という質問。これも藤崎マーケットを筆頭に全員がボケまくります。どうにか稲田がシメるかと思いきや、中途半端なボケにステージ上は爆笑。気を取り直して、市川が反則時のレフェリーの動きを披露しますが、変わらずボケまくる出演者たちに客席も大いに盛り上がりました。
続いてはプレゼントコーナー。ひとつめのアイテムは、ラグビーワールドカップのバッジとクリアファイルのセット。挙手制でプレゼントするということで、出演者たちが客席を配って回ります。さらに全員のサイン入り色紙とラグビーの観戦ペアチケット2組分もプレゼント! こちらは和田ちゃんとのじゃんけん大会で勝者を決め、見事勝ち抜いた2人に賞品が贈られました。
終了後には、ステージ横に設置された"トライシーン撮影スペース"で、多くの人たちが記念撮影。和田ちゃん、市川もトライシーンを披露するなど、最後まで盛り上がりました。
さらに午後6時からは2回目のステージがスタート。今回もMCは女と男、あいにゃんが務めます。ラグビーはルールを知らなくても選手の肉体美を見ているだけでもハマる、と和田ちゃん。生で見る方が迫力ある、見とれます、とあいにゃんも納得です。さらに、寒いなかで(ラグビーを)見るのもいい、と盛り上がる女子2人。中川家・礼二がこっそり観戦に行っているという裏話も披露されつつ、「ALL FOR HANAZONO!」の掛け声でステージが始まります。
まずはアインシュタインが登場。テンポのいいネタで笑いを取っていきます。続いては学天即。写真を撮っている観客にピースする四条。それを見た奥田から「遠くから撮ったら片方おばちゃんに見えますよ」とツッコミが。小学校時代にやったふざけ合いや、四条のプロポーズと言ったネタに客席は爆笑でした。
ネタのあとは、全員がステージに集合。ラグビーの試合を見たことはあるが、やったことはない、という奥田に続けて、四条は茶道をやっていたとひとボケ。あいにゃんは、午前中に行われたイベントでの話しとして、NMB48ともいっしょに女子から盛り上げて行こうという思いを語りました。和田ちゃんはラグビーをやってみたいと告白しますが、すかさず「2人くらい引きずってトライしそう」とツッコミが。ほかにも市川がC級レフェリーの資格を取ったときのエピソード、四条&稲田の実演によるファールについてのレクチャーなど、ラグビートークで盛り上がりました。
ラストはプレゼントコーナー。試合のペアチケットとサイン色紙が2組にプレゼントされるということで、じゃんけん大会がスタート。激戦を勝ち残った2人に賞品がプレゼントされました。さらにステージ横でアンケートに答えると、全員にクリアファイルとピンバッジがプレゼントされることも告知。多くの人がアンケートに回答していました。
たくさんの観客を集めた盛りだくさんのキックオフイベントはこれにて終了。2019年の開催に向け、どんどん熱くなっていくラグビーワールドカップから目が離せません!
【中川家】【ケンドーコバヤシ】【福本愛菜(吉本新喜劇)】【女と男】【藤崎マーケット】【学天即】【アインシュタイン】
吉本興業グループでは、2011 年より「よしもとあおぞら花月」と題して、東日本大震災の被災地に継続してタレントを派遣してきました。その活動の一環として、今年も伝統河内音頭継承者・河内家菊水丸が、8月27日(土)に宮城県南三陸町にて行われる第6回「三陸海の盆 in 南三陸」に出演します。「三陸海の盆」は、東日本大震災で犠牲になった人々を永遠に記憶し、風化させず、被災地と支援地、三陸が一体となって被災者を供養するため、さらに各地の郷土芸能の復活・郷土の復活を願い、2011年より毎年開催されているイベント。これまで同様、大阪の老舗太鼓メーカー・株式会社太鼓正さんより、地元の郷土芸能に携わる皆さんへ、太鼓の寄贈も行われます。8月23日(火)に行われた記者会見には、真新しい太鼓を携え菊水丸らが出席。同イベントへの思いを語りました。
「初年度は大槌町、2年目が釜石、3年目が大船渡。4年目の山田町には参加できませんでしたが、その後の気仙沼、今年の南三陸と引き続き参加させていただき、河内音頭を歌わせていただいています」と菊水丸。「河内音頭は先祖供養の盆踊り歌で、亡き人を偲んで歌うもの。それに加え、僕が十八番として演じている『九代目横綱』が、気仙沼出身の力士・秀ノ山雷五郎の若き時代を綴ったものというご縁もある」と同イベントに出演する意義を語ります。震災後の新盆となった2011年8月11日に大槌町で披露して以来、毎年この「地元の英雄」の物語を口演しており、「今回の南三陸でも、もちろん聴いていただきます」と意気込みました。
太鼓正さんによる太鼓の寄贈は、「津波で太鼓が流されてしまい、古いタイヤを重ねて太鼓の代わりにしている」状況を目にしたことから始まったもの。毎年、立派な太鼓を寄贈いただき、「現地の民謡復興の一助となっている。僕も端で見ていてうれしい。太鼓の打ち初めは毎回ステージで行うことになっているので、今年も張り切って現地に行きたい」と菊水丸。太鼓正代表取締役・南本庸介さんは「我々は舞台芸能の裏方だが、震災に際して何ができるかということで菊水丸師匠にご相談したところ、お話をいただいた」と経緯を説明。5回目の寄贈となる今年は、「原点に返り、シックな感じに。これぞ和太鼓というものを用意させてもらった」と話しました。
毎年、ともに出演している河内家菊水丸一座のギター・石田雄一さんは、「今年もこのような意義のあるイベントに参加できてうれしい。自分も阪神・淡路大震災で、鷹取商店街の実家が全焼。その経験もあるので、なおのこと精魂込めて弾かせていただきたい」とコメント。
太鼓の三条史郎さんは「こんなすばらしい太鼓を現地で叩かせていただくのは、太鼓叩き冥利に尽きる。来たる27日には、被災地の復興と震災被害者の方々への鎮魂の思いをこめて、思いきり打ち初めをしてきたい」と力を込めました。
ここで、ひと足早く三条さんによる試し叩きで音を披露。聴いていた菊水丸は「(太鼓を聴くうち)歌う準備ができたのに、そこで終わってしまった。消化不良みたい(笑)」と笑わせつつ、「この太鼓の胴は本けやき。けやきというのは値段も特上ですから。この太鼓は胴をたたくとキレイなカーンとした響きになると思う」と大絶賛。「上等な太鼓をありがとうございます」と三陸の皆さんに代わり南野さんに感謝を述べていました。
質疑応答で、『九代目横綱』秀ノ山の魅力についてきかれた際は、音頭で歌われる大関がかかった大一番でのエピソードを紹介し始め、なんと結末まで語りきってしまうひと幕も。それほど思い入れの強い人物であり作品だけに、地元での口演には力が入ります。また、同じ"祭り"としてオリンピックに話を向けられると、「大阪オリンピックでないのが残念。近畿でやる試合の歓迎セレモニーの、せめて余興ぐらいで呼んでほしいなあ(笑)」と悔しそうに話していました。
● イベント情報
第6回 三陸海の盆 in 南三陸
日時:8月27日(土) 10:00開演
会場:志津川仮設魚市場跡地
※ 菊水丸は11:10ごろの出演予定です。
2011年より吉本興業グループでは、全国各地の自治体、地方企業・団体等と密接なネットワークを築き、新たな事業を創り出すとともに、笑いの力で地方の活性化に寄与していくことを目的とした「エリアプロジェクト」を進めています。
その一環として、8月23日(水)~28日(日)に奈良県生駒市・芸術会館美楽来の展示室で『大助・花子の日本むかし話絵本原画展』を開催します。
宮川大助が物語をつづり、宮川花子が絵を描き、出版された絵本の原画展。27年前に奈良そごうで催された原画展で公開された後、京都の出版社、シーグ社出版の倉庫にきれいな状態で保管されていました。今回、27年ぶりに197点が発見され、150点以上の絵画を展示することが決定。心の故郷を思わせる大助の独創的な創作民話と、花子の豊かな感性で描いた創作民話全13話中10話が公開されることとなりました。
展覧会開催を前に、初日の8月23日には小紫雅史生駒市長をお招きの上、近隣の皆様をご招待し宮川大助・花子によるテープカットを行いました。花子は今や"地元"とも言える生駒市で原画展ができることを嬉しく思うと喜びをあらわにしました。また、27年ぶりに原画を見て「胸が詰まりました」と話し始めました。「2作品を描いた1988年にガンを患い、報道でも"遺作"と言われたのですが、何とか元気になって退院して、最初に向かったのが本屋さんでした。本になる前に病院に行きましたから。できた本を手にしたときの喜びはなかったです。自分が生きた証です。それから漫才に必死になって絵本のことは横に置いていましたが、こういうふうにして生駒が私をよみがえらせてくれたと思います。夫やなしに生駒がよみがえらせてくれました(笑)。その私の原画展を開いてくださったことを光栄に思っていますし、ふたりの人生の轍を感じています。たくさんの方に見ていただけたら光栄です。今はデジタルの時代ですが、このころはアナログで絵も水彩で色も塗っています。今はガンを克服して元気にしています!」と笑顔を見せました。
大助も久しぶりに作品を見て「当時を思い出しましたね。うるっときました」としみじみ語りました。
テープカットにご出席してくださった小紫雅史生駒市長からもご挨拶があり、「おふたりが生駒市に住んでくださって、生駒市をPRしてくださり、笑いも持ってきてくださったと思っていたのですが、様々な文化を持ってこられてありがたく思います」とお礼が。そして、生駒の歴史や文化を勉強しているふたりに、「大助・花子さんには、生駒に関する絵本も描いてほしい」とのご依頼もありました。
会場には娘さゆみの姿も。この絵本はそもそも、大助が地方で仕入れた民話をさゆみに聞かせたいがために始めたものでした。原画を見たさゆみは「タイムスリップしたようで、懐かしさと親として愛してくれていたことを感じました。今、私はこの絵を描いてくれた時の母の年齢を越えましたが、忙しい中でもこうやって作ってくれて、女性として参考にもなりました。私自身、次の世代に何を残していけるかなと考えました」と感想を。中でも『与兵衛とオバンバー』という物語が小さい頃から印象に残っているそうです。
原画展はその『与兵衛とオバンバー』をはじめ『ねこ舌』『花と風と子どもたち』など全10話の原画と物語を展示しています。8月28日(日)には大助によるトークショーも行います。こちらもぜひ、お楽しみください!
【宮川大助・花子】【宮川さゆみ】