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2018年3月

YCC大阪校でテンダラー・浜本の特別授業が開講!

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3月10日(土)、YCC大阪の特別授業に講師としてテンダラー・浜本が登壇。総合コース、作家コースを受講している生徒に向け、スタッフや構成作家の存在のありがたみや、この仕事の通しての面白さなどを語りました。

舞台が活動の中心であるテンダラーは「裏方さんがいなかったら成り立たない」と開口一番。作家とも20年来の付き合いになります。一緒に漫才を作ることになったのは、当時、舞台スタッフだった作家が「テンダラーさんのネタを考えてきました」と漫才台本を持ってきてくれたことに始まるそう。作家としては駆け出しだったものの、その熱意に打たれた浜本。「この芸人さんと仕事をしたいと思ったら、いきなり漫才台本を持っていくのもありだと思う。芸人はうれしいと思います」と作家志望の生徒へアドバイスしました。

芸人のマネージャーを志望する生徒も多いことから、自身の経験談も語りました。コンビ結成20周年の年に、アメリカで全編英語漫才ライブを敢行することになったテンダラー。その時担当だった女性マネージャーが「行けるでしょう! 失敗してもそれはそれで面白い!」と背中を押してくれたことが大きかったと浜本。テレビの特番や密着、アメリカでの一部始終を収録したDVD制作、そして英会話教室への通学の手配など、次から次へと決めていったことで実現に至りました。もちろん苦労もありましたが、女性マネージャーの行動力に圧倒されたと語ります。また、「女性の方がぐいぐい行くので、男性芸人には合っていたのかもしれない」と、夢がかなった際には遠慮せず、どんどん芸人とコミュニケーションをとることを勧めました。印象に残っているスタッフも「しゃべりかけてくれた人」。「思っていることを直接、言った方が伝わると思います」と続けました。

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テレビ番組『THE MANZAI』がきっかけでビートたけしさんの番組に呼ばれたこと、「上方漫才大賞」受賞の報告をたけしさんにした際にいただいたお言葉、間寛平とのエピソードなど、芸人をやってきた中でのうれしかった話も披露。あまり仕事のなかった時代、スタッフと一緒になって舞台を作り上げたことは今でも覚えていると振り返りました。

YCC大阪9期生からの質問も受け付けました。一人の生徒は、人に言われた言葉で悔しい思いをしたときの対処法を尋ねました。「気にしていられない。手のひら返しも平気である世界なので。そういうことで腹を立ててイライラしたら自分の体にもよくないし、損をするだけ。そんな時は自分を応援してくれる人のことを考えた方がいい」と体験に基づき、説得力ある言葉を重ねました。

吉本興業に入社希望という大学3年生の女性は、スタッフとして「気が利く」ことを求められるものの、「気が利く」の定義が分からないと質問。「焼き鳥ダイニング ハマー」のオーナーでもある浜本、数多くのアルバイトを見てきて「気が利くかどうかはセンスもある」と答えました。小さなことに最初から気付く人、言われて気付く人、言われても気付かない人もいます。その中で、「空気が読めるかどうか」も大事と続け、「そういう質問が出る時点で空気が読めていると思う」と後押ししました。

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作家コースの学生からは、ネタを作る時に譲れないポイントは?との質問が。年々変わってくるものの、テンダラーの主戦場が劇場であることから「老若男女、全方向に笑ってもらえるようにしている」と浜本。「子どもが集中して聞いていると母親も安心して舞台を見られるので、子どもたちのことも考えている」という臨場感ある回答に生徒は熱心に耳を傾けていました。

間もなく卒業を控えているYCC大阪9期生。卒業後は作家を目指して東京へ行く人、吉本興業に入社する人など、それぞれの道に進みます。そんな生徒たちに最後にエールを送りました。

「もう頑張るしかないです。何かあれば声をかけてください。"あの時の授業を受けていました"でもいいです。それだけでも仲間意識が沸きますよね。出会いを大事にしていけたら、いろいろ広がると思います!」と様々な場面で結ばれるご縁を大切にしてほしいと語りました。

YCCでは現在、2018年度4月生の募集を開始しています。学生や社会人も通いやすいよう、授業は毎週土日に行っています。現場で活躍するプロの講師陣や芸人を招いての特別講義も随時開催しています。エンタメ業界への就職もバックアップ。詳しくはYCCよしもとクリエイティブカレッジ公式サイトでご確認ください!

また、3月18日(日)にはYCC Presents「よしもと式エンタメLIVE ~卒業したてのYCC大阪9期生が語る!YCCってココが素晴らしい!!~」をYCC大阪校で開催。前日の3月17日(土)にYCC大阪を卒業し、吉本興業(株)への就職が決まった総合コース卒業生2名を招き、YCCの授業、制作、現場実習等、様々な経験の中から、YCCの凄いところ、素晴らしいところを自身の経験談に基づき語ってもらいます。こちらもぜひ、足をお運びください!

YCC
http://ycc.yoshimoto.co.jp/

【テンダラー・浜本】

高砂市にこうへんのか~い!!兵庫県「高砂市応援大使」に吉本新喜劇"吉田裕"が就任!!

本日3月16日(金)、兵庫県高砂市役所にて吉本新喜劇"吉田裕"が「高砂市応援大使」を就任いただきました。

20180316211121-d30183d33fc191d52e834fba745bdca7b823e7e9.jpgまず、一般社団法人高砂市観光交流ビューロー 西中亮二理事長、登幸人高砂市長より「応援大使として高砂市のいいところなど、たくさん発信してほしい」と激励のお言葉をいただきました。
西中理事長より、委嘱状、名刺、そしてたくさんの特産品をいただき、ご満悦の吉田。

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高砂市で生まれ、育ってきた吉田。応援大使に就任された今の気持ちはと問われると、「吉本新喜劇に入り、"乳首ドリル"というギャグでようやく高砂市の方に公式に認めてもらえて嬉しいです。高砂市をPRするプロモーションビデオに過去に出演させていただきまして、その時に高砂市のまちのPRのための名前を決めようということで僕も応募させていただきましたが、見事に落選いたしました。まだまだ高砂市の皆さまにその時は認められてないな、と思っていましたが、この度、応援大使をいただき、本当に嬉しいです。」と語りました。

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「住みやすい町、そして素敵な仲間がいる、そんな地元を僕が出来ることで応援していきます。」と今からやる気十分です。

その後、質疑応答を行ないました。

高砂市の思い出は、と聞かれると今でも参加している『祭り』だという吉田。幅広い世代の方と交流ができる、そのような祭りが大好きだという。忙しいときには1時間だけでも祭りのために帰省しているそうで、「まわしのキュッとした感じを年に1回は味わいたい」と祭り愛も語りました。「裸に抵抗がなくなったのは、高砂市のおかげかも。」と記者陣を沸かしていました。

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高砂市の魅力は、と問われると「海にも山にも近いところ」だいう吉田。1日で両方楽しめますので、皆さんに是非来て欲しい!あったかい町は他にはないです!とアピールしていました。

その後、観光スポットを回り、当時の思い出を振り返りつつ、写真撮影を行ないました。

今後も高砂市の魅力発信に協力していきます!

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【吉田裕】

"女性の生き方を考える日"『HAPPY WOMAN FESTA OSAKA 2018』のスペシャルセッションに桂ぽんぽ娘、月亭八織が登壇!

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3月8日(木)の国際女性デーに、なんばエリアを中心とした『HAPPY WOMAN FESTA OSAKA 2018』が関西で初開催されました。メイン会場のなんばパークスでは、パークスホールにて「スペシャルセッション」が行われ、ゲストに桂ぽんぽ娘、月亭八織が出演しました。

まずは八織の落語からスタート。月亭八方に入門して4年の八織は、年季明けに真っ先にしたかったことは「結婚」ということで、マクラでは結婚式のエピソードを。そして引き出物をテーマにした桂三枝作の創作落語『引き出物』を口演しました。続いてぽんぽ娘は師匠・文福ゆずりのダジャレでつかみ、赤ちゃん同士の会話を表現した『赤ちゃん談義』を披露しました。

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トークコーナーでは、なぜ二人が落語の世界に飛び込んだのかという質問から。俳優だった八織は天満天神繁昌亭で開かれていた落語教室がきっかけでした。「俳優の勉強にと思って落語教室に行き、それがきっかけで"お茶子"をすることに。そして師匠に出会って入門することになりました」と八織。東京で活動していたぽんぽ娘は名古屋で文福に出会ったときに「はめられた」と激白。「師匠に"うちの弟子です"と紹介されて、入門せざるを得なかった」とのことですが、東西の落語家は現在、約1000人で、そのうち女流落語家は約70名とぽんぽ娘いわく「朱鷺ぐらい希少な存在」。それだけに、かわいがってもらえることが多いことから、入門してよかったと笑顔で語りました。

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女流落語家としてこれからの抱負を尋ねると「実は大きな抱負はない」と八織。落語家の前にはプロレスラーの経験もある八織、「落語家としていろんな経験を生かしていきたい」と話しました。そしてぽんぽ娘は20代の頃の経験談を赤裸々に語り、その胸中も吐露。「女性は傷つくことが多い。だから、落語を通じて性教育に取り組むのが私の夢です」と胸を張りました。会場からは大きな拍手が沸き起こり、トークを終了しました。

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【桂ぽんぽ娘】【月亭八織】

シャンプーハットこいでが描く家族の物語が掲載決定!!

3月17日(土)より漫画アプリ「サンデーうぇぶり」にて"シャンプーハットこいで"が描く、家族の物語「パパは漫才師」が掲載されることが決定いたしました!!絵が上手く、今までにたくさん描いてきたこいでですが、漫画の連載は初挑戦になります。

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<あらすじ>

芸歴20年以上を誇る、大阪の人気漫才コンビ・シャンプーハットのこいでが描く、家族との日々。どこか懐かしかったり、なぜか感動したり、たくさんの「なんかいいなあ」が詰まった作品!

きっとあなたも家族に会いたくなること間違いナシ・・・!?

<漫画アプリ「サンデ-うぇぶり」>

https://www.sunday-webry.com

<本人コメント>

「後輩の森本大百科と、蛙亭の中野に手伝ってもらい作業してます。

そう、森本大百科と蛙亭の中野です。

みなさまよろしくお願いします。」

【シャンプーハットこいで】

パラダイス山元トークライブ 4月17日(火) 西梅田・ポストよしもと 飛行機トークライブ「パラダイス山元の飛行機の乗り方」パの章〜鉄道ファンからの脱却〜 開催します。

ミリオンマイラー パラダイス山元が自身の著書「パラダイス山元の飛行機の乗り方」が3月28日に新潮社から文庫本化されることを記念して大阪にてトークライブを行います。
これまで色々な飛行機トークショーを行ってまいりましたが、今回はパラダイス山元単独でのフライトを4月17日(火)西梅田・ポストよしもとにて開催。

「1日の最多搭乗回数11回、1年間の最多搭乗回数1022回」を誇るミリオンマイラー パラダイス山元が飛行機の乗り方に対する自らのこだわりを惜しみなくトークします。
飛行機の予約の仕方、座席の選び方から、正しいマイルの貯め方・空港から一歩も出ない観光まで、驚愕&爆笑必至のトークライブです。
マンボミュージシャン、グリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタクロース、餃子王、マン盆栽家元、入浴剤ソムリエなど、様々な顔を持つ粋人 パラダイス山元が【マイル修行僧】としてヒコーキについて語り尽くします!!


「パラダイス山元の飛行機の乗り方」パの章〜鉄道ファンからの脱却〜
【開催日時】  4月17日(火) 開場18:30 開演19:00 終演予定20:30
【会場】  西梅田「ポストよしもと」(大阪市北区梅田3-2-4 西梅田スクエア)
【料金】  前売 2,000円、当日 2,500円
【出演者】 パラダイス山元
【チケット情報】
◆チケットよしもと【Yコード:999190】
・チケットよしもと予約問合せダイヤル 0570-550-100
※24時間受付/年中無休(お問合わせは10:00〜19:00)
・オペレーター対応予約専用ダイヤル  0570-041-356(10:00〜18:00)
・WEB ⇒ http://yoshimoto.funity.jp/calendar/postyoshimoto/
・よしもと各劇場窓口(祇園花月を除く)
◆チケットぴあ【Pコード:597-855】 http://pia.jp/  0570-02-9999
※24時間自動音声対応。ご予約の際はPコードが必要。
(※毎週火・水 2:30〜5:30はシステムメンテナンスのため受付休止)
発券・直接購入 サークルK・サンクス/セブン-イレブン/ぴあのお店
◆ローソンチケット 【Lコード:57114 ※3月・4月公演】 http://l-tike.com/ 0570-000-407
※受付時間:10:00〜20:00)ご予約の際はLコードが必要。
発券・直接購入 LAWSON・ミニストップ店頭Loppi
□ お問合せ(10:00〜19:00)チケットよしもと予約問合せダイヤル ℡ 0570-550-100

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【パラダイス山元】

『たいぞう&佐久間一行アート展 in NGK』3月24日(土)~31日(土) NGK1階 よしもとエンタメショップNAMBA にて開催!

1月に東京・新宿ルミネで開催し好評を博した「たいぞう&佐久間一行アート展」が大阪・なんばグランド花月に登場します。
入場無料となりますので、是非ご来場ください!


開催期間:3月24日(土)~31日(土)
     ※平日 10:00 ~ 公演終了まで 土日祝 9:00 ~ 公演終了まで
開催場所:NGK1階 よしもとエンタメショップNAMBA


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★たいぞう展「緑の心臓」
芸人と画家、2足のわらじを履き活躍中のよしもと芸人「たいぞう」の原画を展示、販売します。
期間中たいぞうも在廊しますので、是非足をお運びください。

<たいぞうお絵描き教室開催!>
日時:3月24日(土)11時~12時、16時~17時
会場: NGK1階 よしもとエンタメショップNAMBA
参加費:無料
年齢制限:なし
たいぞうと一緒に楽しく絵を描きましょう!
参加ご希望の方はart_info@yoshimoto.co.jpまで
件名に「たいぞう」文章に「お名前」「御希望の時間(11時~ or 16時~)」「人数」を記載のうえメールをお送りください。
締め切り3月23日(金)19時まで。詳細をメールにて返信させて頂きます。お子様のご参加も大歓迎です。


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★佐久間一行アート展
佐久間一行のイラスト作品の展示、グッズ販売をします。是非ご来場ください!
※イラスト作品は展示のみで販売はありません。




【だいぞう】【佐久間一行】

よしもと芸人と文化人たちが徹底的に討論するトークの新企画『オモ論議 ~笑って学べる言葉のコロシアム~』が大阪で初開催!

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3月15日(木)、よしもと芸人がお笑いの枠を超えて、文化人たちと今話題のトピックについて徹底的に論議するトークの新企画『オモ論議 ~笑って学べる言葉のコロシアム~』が道頓堀ZAZA HOUSEで開かれました。

1月22日、3月6日に東京で開かれ、今回は注目の大阪初回公演。MCを浅越ゴエ、アシスタントをつぼみ・吉岡久美子が務め、芸人からは藤崎マーケット、学天即、トットが登壇しました。よしもと所属文化人は足立基浩(和歌山大学教授)、角田龍平(弁護士)、竹原信夫(ジャーナリスト)、田中美絵子(元衆議院議員)、中野寛成(元国務大臣)、畑山博史(ジャーナリスト)が登壇。芸人とともに、議論を深めました。

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公演は二部構成、第一部はテーマ別トークを展開しました。会場の道頓堀ZAZA HOUSE界隈は昼夜を問わず、外国人観客でごった返しています。芸人たちにとってもおなじみの光景である「大阪インバウンド」というテーマでは、交際問題から身近な疑問まで幅広い視野で語られました。

その前に、さあこれから白熱した議論が始まろうとしたその時、トット・多田が「インバウンドって何ですか? なんで大阪なんですか」と素朴な疑問を。芸人出演者の中でも群を抜いて知らないことが多い多田に、中野さん、畑山さんが分かりやすく解説。学天即・つくねも真剣な表情で耳を傾けていました。

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関西圏でもアジアからのインバウンドが多い大阪。市場や飲食店は多くの外国人観光客で賑わっています。「外国人観光客は、今は多いけど、急に来なくなることはないのか?」とトキ。「そういうことは考えられない」と中野さん。その理由を分かりやすく解説され、トキも納得といった表情を浮かべていました。金沢在住の田中さんも「金沢もインバウンドが多いんです」と現状をご説明。それまでは関西圏の事例が多かっただけに、芸人たちも前傾姿勢で聞いていました。「インバウンドは国にとってプラスなのか?」と再び疑問を投げかけたトキ。中野さんは「経済的にもプラスです。各国との友好関係も有効に働いている」とご回答。それを踏まえて「海外旅行での観光は"体感治安"が一番大事と言われています。今後は、治安の問題をベースに考えていくことが重要」と展望も。まだまだインバウンドの勢いは続きそうな大阪、浅越が「インバウンドを意識したネタ作りも必要では?」と提案しました。それには芸人一同、大賛成。中国語での漫才や各国の言語で魅せる漫談など、「チャンスの宝庫だ!」と盛り上がりました。

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第二部では「日本の未来は明るいか?」というテーマで、「イエス」と「ノー」に分かれて徹底討論。芸人、文化人も一緒になって意見を戦わせました。討論の前には中野さんによる「日本の未来を切り開くキーワード」をテーマにした講義もあり、熱心に拝聴。多田は「どこまで理解できているのか分からないけど...」と不安な表情を浮かべながらも、議論に参加。学天即・奥田は政治・経済など得意分野。積極的に意見を交わしました。また、藤崎マーケット・田崎やトット・桑原も日本の未来についての疑問などをぶつけ、討論に参加しました。

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「日本の未来は明るいか?」という問題に「イエス」派と「ノー」派に分かれて議論をした結果、観客の皆さんに拍手でその支持率を尋ねました。すると、どちらも同じくらいの拍手となり、最後はつくねの提案で、「イエス」代表の中野さんと「ノー」代表のつくねが腕相撲で判定。中野さんの圧倒的な強さに完敗したつくねは、そのスタミナにも驚きを隠せない様子でした。

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エンディングでは中野さんと観客の方とでの意見交換もあり、会場を巻き込んでの盛り上がりを見せた『オモ論議』。次回は5月9日(水)に道頓堀ZAZA HOUSEで開催します。ぜひご参加ください!

【浅越ゴエ】【つぼみ・吉岡久美子】【藤崎マーケット】【学天即】【トット】

2018年3月15日 (木)

YCC大阪校9期生が企画から制作、生配信を手がけた番組『GAG GANG』にアインシュタイン、スーパーマラドーナ、スマイル、なかやまきんに君らが出演!

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3月11日(日)、YCC大阪校9期生が企画・制作を手掛けた『GAG GANG』がYouTubeの「よしもと大阪芸人チャンネル」で生配信されました。この番組はギャグを中心としたゲーム企画番組で、MCにアインシュタイン・河井、パネラーにスーパーマラドーナ・武智、スマイル・瀬戸、そしてギャガーになかやまきんに君、スーパーマラドーナ・田中、スマイル・ウーイェイよしたか、アインシュタイン・稲田、見取り図、セルライトスパ、ゆりやんレトリィバァ、フースーヤが出演しました。

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河井が武智と瀬戸を呼び込み、ギャガー紹介へ。フースーヤが得意のギャグで自己紹介をすると、セルライトスパ、見取り図もそのパロディで笑いを誘います。稲田、ウーイェイよしたか、スーパーマラドーナ・田中、ゆりやんレトリィバァは自前のギャグを披露、最後は御大、なかやまきんに君、先輩ギャガーの威厳たっぷりに、溜めの長いギャグで沸かせました。

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この顔触れに「人選のセンスがいい!」と瀬戸。見取り図やセルライトスパはギャグのイメージがないと武智らに指摘されましたが「精一杯ギャグをやります!」と見取り図・盛山、気合を入れました。

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最初のコーナーは「STAGE OF 50」。河井が口頭で指定した50音から始まるギャグをその場で披露し、武智、瀬戸が判定。二人とも「〇」の場合のみOKというルールです。ギャグを披露するのも、名前が記されたボックスの中から河井がランダムにチョイス。誰に当たるか分からない緊張感も楽しめました。

一発目はスーパーマラドーナ・田中。「あ」から始まるギャグということで、アニメの主題歌の替え歌で「赤い食べ物トマト」と実演しましたが、武智、瀬戸の判定は×。「反応は早かったけど、そのあとのリアクションがひどい」と瀬戸。武智も「有りネタ。その中でもかなり程度の低いもの」と酷評。その様子を見て、これは手厳しいとギャガーたちの顔つきも引き締まりました。なかやまきんに君はギャグを披露している途中で声を失うというアクシデントもあり、スタジオは騒然。そんな中、高評価だったのがフースーヤ・田中ショータイム。力強さと勢いがあり「こういうこと!」と瀬戸は声を弾ませ、「いかに照れをなくせるか」とギャグの極意を語る武智。フースーヤ・谷口のギャグにも二人とも「〇」と、コンビ揃って幸先のいいスタートとなりました。コーナーは終わったものの、セルライトスパ・肥後、稲田、ウーイェイよしたかが指名されていないため、特別に披露することに。中でも「わ」から始まる肥後のギャグ「稚内へポーン!」は面白い!!と満場一致の盛り上がりを見せました。

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続いてのコーナーは「HELP THE BUDDY」。番号が書かれたくじでペアを決め、ギャグをする人と鼻フックを担当する人に別れます。ギャグ担当はお題のシチュエーションに合わせてギャグを披露。判定は瀬戸。「×」の場合は、武智が鼻フックに重りを入れていくというもので、その重さは武智の裁量にかかっているという、なんとも恐ろしい企画です。

スーパーマラドーナ・田中とゆりやんレトリィバァ、盛山と田中ショータイム、なかやまきんに君と谷口、リリーと肥後、稲田とセルライトスパ・大須賀、そしてウーイェイよしたか一人という組み合わせが決定。ウーイェイよしたかは一人でギャグと鼻フックを担当することに。

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最初のテーマは「時給を上げてもらえるギャグ」。スーパーマラドーナ・田中の「土下座をしながら屁で動く」というギャグに「面白い!!」と絶賛する瀬戸。一方、リリーのギャグには「見てなかった」と×判定を下し、肥後は武智に一気に500mlペットボトルを2本、鼻フックの重りとしてカゴに入れられてしまいました。リリーのギャグと肥後に厳しい武智と瀬戸。「何もすることがない時のギャグ」というお題でリリーが見せた変顔も×判定で、肥後の鼻フックの重りが一気に4本増加。6本の重りで強烈な鼻フックをくらった肥後は、聞いたことのないような悲鳴を上げて「立てません!!」とその場にしゃがみこんでしまいました。その時手を差し伸べたのが稲田。重りを軽くしてあげると言って、500mlのペットボトルの水を一気飲み。稲田の体へ一気に吸い込まれてゆく水に一同、くぎ付けでした。また、鼻フックを担当していたなかやまきんに君、ウーイェイよしたか、ゆりやんレトリィバァはあの手この手で重りを変え、隙あらばと言わんばかりにボケ続けます。そのやり取りにも笑いが絶えませんでした。

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最後のコーナーは「GAG REMAIKE」。有名なギャグから、今回の配信で生まれたギャグまで、それぞれにリメイクするというもの。最初のリメイクギャグに選ばれたのは、サバンナ・八木の「ブラジルの人、聞こえますか」で、最初にチャレンジしたのはウーイェイよしたか。中腰になって「ブラジルの人、においますか」というアレンジに「この調子で!」と盛り上がりました。また、肥後が考案した「稚内へポーン!」のギャグリメイクでは、盛山の「稚内へポーン! 網走へドゥーン! 北方領土へニー!」が大ヒット。「ヒップホップ好きやからリズムがいい!」と瀬戸、高評価でした。最後にギャグで締めたのはなかやまきんに君、会心の一撃をお見舞いし、スタジオは爆笑の渦と化しました。

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エンディングではMVPとワーストを決定。MVPはなかやまきんに君、さすがの貫禄での受賞でした。そしてワーストは肥後。罰ゲームとしてiphoneに搭載されたAIのShiriを笑わせるというもの。「稚内のギャグを考えたのは僕ですよ!」と必死の抵抗をする肥後でしたが、聞き入れてもらえずShiriを笑わせることに。ですが、全く通じず、武智から強烈なケツバットと食らって終了しました。

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YCCでは現在、2018年度4月生の募集をしています。学生や社会人も通いやすいよう、授業は毎週土日に行っています。現場で活躍するプロの講師陣を招いての座学や、今回のような芸人を起用しての生配信やイベント運営などの実践授業も随時行う他、エンタメ業界への就職もバックアップします。詳しくはYCCよしもとクリエイティブカレッジ公式サイトでご確認ください!

また、3月18日(日)にはYCC Presents「よしもと式エンタメLIVE ~卒業したてのYCC大阪9期生が語る!YCCってココが素晴らしい!!~」もYCC大阪校で開催します。前日の3月17日(土)にYCC大阪を卒業し、吉本興業(株)への就職が決まった総合コースの卒業生2名と、春から作家として活動する作家コースの卒業生を招き、YCCの授業、制作、現場実習等さまざまな経験な中から、YCCの凄いところ、素晴らしいところを自身の経験談に基づき語ってもらいます。

MCは、スマイル、ゲストに吉本新喜劇のすっちー座長を迎え、新喜劇の魅力、一緒に仕事したいスタッフ像などをトーク。また、見取り図、清水けんじ(吉本新喜劇)、井上安世(吉本新喜劇)を加え、よしもと芸人楽屋ニュースを披露するほか、ヒガシ遭ウサカによる応援漫才もあります。もちろんYCC卒業生による進路相談ブース、YCC説明会なども実施。こちらもぜひ、足をお運びください!

【なかやまきんに君】【スーパーマラドーナ】【スマイル】【アインシュタイン】【見取り図】【セルライトスパ】【ゆりやんレトリィバァ】【フースーヤ】

銀シャリがキリン株式会社の社内研修に参加! 多様性をテーマにコンビ観を語る!!

3月8日(木)、東京・キリン株式会社にて開催された社内研修会において、銀シャリが講演を行いました。

こちらは、キリングループ本社在勤100名を対象とした、多様性の推進を目的に行われた研修会。全国のキリン、キリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンの勤務者もテレビ会議質で参加する中、銀シャリは「違いを認めて、強くなる」をテーマとしてトークを繰り広げました。
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司会進行を務める藤川部長に「キリングループで好きな商品はありますか?」と訊かれた瞬間、意気揚々と喋り出したのは鰻。「コンビ組みたての頃、キリンビバレッジの下請け工場で働いてたんです」と切り出すと、参加者から驚きの声が。キャンペーンのノベルティをつくっていた会社でアルバイトしていたそうで、「FIREのジャンパー着て、フォークリフトに乗ってました」と回想しつつ、「好きなのは午後の紅茶です」と返答。「本当に飲んでる。短いやつ、280mlですか。あれを2本飲んでるから、(500mlを)1本でええやろって思いますよ」と話す橋本が好きなのは、生茶。「今日もここに来るからとかじゃなく、買ってまして。最近、リニューアルしたんですよね?」と続けると、再び参加者から「おぉ!」との声が挙がりました。
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ここからは、「違いを認めて、強くなる」というテーマに基づいてトークを展開します。
「お互いを知らなかったお2人がどう出会って、どうコンビを組まれたのですか」という質問に、「出会ったのは、よしもとの養成所ですね」と答えた2人。鰻は高校卒業後、橋本は大学4回生のとき、NSC大阪25期生として入校。「ただ、養成所では出会ってないんです」と切り出した橋本は「別々のコンビでやっていて、3年後くらいになかなかライブに出られないので、実力をつけるために自分達でお金を払って小屋(劇場)を借りていて。ジャルジャルとかプラス・マイナスとかと一緒にやっている中に、鰻さんのコンビもいたんです」と、出会いについて説明します。

それまで、コンビを組んでは解散してを繰り返していたという橋本。鰻については「雑草も雑草。なんの輝きも放ってなかった。変な名字のヤツいるぞ、っていうくらい」と、当時の印象について語ります。
同じくらいの時期に解散したことから、橋本へコンビ結成を持ちかけた鰻。当時、いろんな人からコンビを組もうと持ちかけられていた橋本は「3人くらいと1ヵ月に1人ずつコンビを組んで、よかった人と続けようと思っていた」らしく、その申し出を一旦断ったそう。ですが、鰻の「ご飯食べに行かへん? 家に行くけど」という言葉に「メシ食いに行くくらいならええかと」と思い、了承。お互いの近況を報告しながら食事すると、トイレに立った隙に支払いを済ませていた鰻から「俺も割り込ませてくれ」と言われ、「癒着と賄賂によって(笑)、とりあえず1回練習してみたら、思いのほか楽しかったんで組みました」と話しました。
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「たくさんの芸人さんがいるなかで、どんなふうに芸風を究めていかれたんですか」との問いかけには、「正式なルートが漫才だった」と答える橋本。「若手でも強烈な武器を持っている人はいっぱいいますし、同期は900人くらいいましたけど、先輩も後輩もそれくらいいて1万人くらいの人が芸人を目指している状態。武器がなかった僕らは、みんなに観てもらうために衣装を着ようと思いました」とコメント。当時、私服で舞台にあがるのが主流だったそうですが、鰻も「揃いのスーツにしたら、覚えてもらいやすいんじゃないかと思いました」と同調します。
「わかり合えなくて、ケンカをすることはありますか」と訊かれると、「僕らは仲がいいほう」と前置きしながら「ケンカしながら仲がいい」(橋本)「思ったことを言い合う関係」(鰻)とキッパリ。「株式会社銀シャリの社員2人という感じ。1回、服がダサすぎるってケンカしたこともありますよ」と笑う橋本は「面白いなと思うことが一緒で、こんなに意見が合う人なのに、合わないことが出て来る。最初は自分が2人いればいいのにと思ってたんですけど、違う2人やから面白いなと思ってきた」と話します。
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さらに、橋本は「人を変えるより自分を変えたほうが早い」と気づいたそうで、「鰻さんは台詞憶えも悪いし、積極的に前へ出ようとしなかったんですけど、それも個性だと。出ぇへんのが面白いなと思うようになった。本人も直そうとしてましたしね」と語る橋本。そんなとき、先輩であるロザン・宇治原から「ロケ終わりの反省会がおもろい」と声を掛けられ、「オンエアに乗せると面白いと言われたので、そうしていたら段々、商品になっていきました」と話すと、鰻も「性格を変えるのは大変です。お互い、認めて順応するほうがいい」と頷きました。

今後について訊かれると、鰻は『R-1ぐらんぷり』でも披露した乳首アートについて言及。「新しいことに批判はつきものですけど、世界に向けて笑える作品を作りたい」と意気込みます。
「以前やったら、反対してた」と笑う橋本は「漫才できたら、僕はそれでいい。全国ツアーで各地をまわって、お客さんがたくさん入ってくれたらそれでいいです」と、漫才師としてさらに邁進する決意を表しました。
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終盤には質疑応答に加えて、同じテーブルに座った参加者によるショートディスカッションの発表にも立ち会った2人。「前に出ないのも個性だと話されていましたが、議論の場で前に出てくれない場合はどうすればいいですか?」との問いかけに、鰻が「積極的に意見を出せないならば、事前に紙に書いておいて、前には出られないけど考えていることをアピールしたらいい。信用してくれるようになりますよ」と自らの経験を踏まえてアドバイス。話し合いが潤滑に進まない場合には、「アイスとか買うていったらどう?」とポツリ。ほっこりする提案に、笑いが起きます。
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「2人でいると気づきが多いということもわかりましたし、ぶつかるとイノベーションが起きる。同じ目標を目指すために、まずは共通認識を持つことが大切だとわかりました」との意見を、橋本は「100点!」と絶賛。また、会議で積極的に意見を言えないという方から「鰻さんが言われていた、事前に話したいことを書いていくっていうのはいいなと思いました」という意見には、「意見の出し方は、人によって違いますからね」と頷く橋本。「MC(進行)の人がふざけるとかどうですか。『意見ありますか? ないんかーい!』って言ってみるとか、MCの人が(ディスカッションしやすいように)変化してもいいのかもしれない」という提案には、ドッと笑いが起こりました。
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【銀シャリ】

芸人と文化人が少子化問題&東京オリンピックに鋭く斬り込む! 面白くてタメになる『オモ論議Vol.2』レポート

3月6日(火)、東京・ヨシモト∞ホールにて『オモ論議Vol.2~笑って学べる言葉のコロシアム』が開催されました。

こちらは、芸人たちがお笑いの枠を超えて文化人たちと社会問題などを徹底的に深く、鋭く、面白く論議するトークイベント。大雪に見舞われたという1月開催の初回に続き、2回目となった今回も、高学歴芸人たち&さまざまな世界に精通した文化人が集まり、白熱した展開となりました。

まず、ステージに登場したのは、MCを務めるあべこうじ&門脇佳奈子。MCに呼びこまれて、初回にも登場したというランパンプス&コンビそろって大卒の田端藤本が登場します。
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ランパンプスの寺内は小中高の教員免許と保育士の免許を持ち、田端は立命館大学、藤本に至ってはあの東大を卒業したという頭脳派の芸人たちが集まる中、ランパンプスの小林は「高卒です!よろしくお願いします」と笑顔で語り、会場の笑いを誘います。
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その後、幅広いジャンルから様々な文化人たちがステージに集結。
メンバーは第1回にも登場した家庭問題研究家の池内ひろ美さん、オタキングこと岡田斗司夫さん、バイオリニストの山瀬理桜、美容皮膚科医の西川礼華さん、元アナウンサーで作家の石井貴士さん、弁護士の竹森現紗さんと、いずれ劣らぬスゴイ面々です! 
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今回のライブは、最新ニュースや今話題のトピックについて切り込む「気になる時事NEWS」と、1つのテーマについて徹底的に討論する企画の2部構成。
第1部で最近、気になったニュースを聞かれた藤本は「アジアの大学ランキングで、東大がまさかの8位に転落。「今日、僕ががんばってなんとか取り戻したい」と大真面目に語ると、会場から笑いが起きます。
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テーマとなった時事NEWSは「少子化問題」。
美容皮膚科医の西川さんは医学的な立場から「晩婚化になり、35歳以上の高齢出産が増えている。男性不妊なども多いことは大きな問題」と語ると、前の仕事の都合で遅れてやってきた相席スタート・山﨑は「私も年齢的(35歳)に友人とかと卵子凍結が話題になったり、実際調べちゃったりしますね」と告白します。
岡田さんは「少子化って国の問題なんだけど、子供を産むのは個人の問題。産めば得する社会じゃないと、出生率は増えていかない」と話すと、池内さんも「確かに、日本は子育てって素晴らしいという文化を失ってしまっている」と切々と語ります。
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白熱する中、田端が「山添(相席スタート)がまだ始まって一言も話してませんが......」と鋭く指摘。MCのあべは「山添さんには次のテーマで存分に話してもらいましょう。テーマは東京オリンピックです! どう思いますか?」といきなりのムチャ振り。満を持してまわってきたチャンスに、山添は「......交通が渋滞しそう」とポツリ。まわりから「コメントうっすぅ!」とツッコまれていました。
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ちなみに、名だたる文化人たちの意見としては「オリンピックイヤーに長野でアナウンサーをしていた。オリンピックが終わった後、人が急に来なくなるなどの問題もある。オリンピック仮想通貨を発行したらいいのでは?」(石井さん)「羽田のコーヒー店で、ソールドアウトも言えない店員さんがいた。英語教育がまだまだ。そのあたりの対策が急務」(山瀬)などの意見が出ていました。
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盛り上がりを見せる中、第2部に突入します。
「徹底討論! 是か非か」という企画で、池内さんによる「とりあえず結婚」についての講義を聞いて、その考え方やシステムが是か非かチームに分かれて討論をするという内容です。
まず、池内さんから「結婚が減っている」現状について、様々な面から説明がなされます。
「恋人はいない。でも結婚したい」という自己矛盾を抱える現代について、「白馬の王子様を待っていないで、とりあえず結婚しないとダメ」と断言して「そもそも結婚が減っているのは、相手のいいところを見ようとしない。もっと褒め合わないと」と話します。
その後、藤本と山瀬がお互いを褒め合うという展開に。山瀬から「ハンサムだし、すぐに政治家になれそう」と言われ、まんざらでもない藤本でしたが、石井さんから「ハンサムはよくない。だって、そんなハンサムではないから」とバッサリ斬られ、「ちょっと!なんてこと言うんですか! こっちもわかっててやってるのに!」と抗議していました。
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とりあえず結婚したほうがいいという意見について、賛成派だったのがランパンプス・寺内。「もともと僕は同じようなことを思っていて。高校時代の同級生に、いきなりLINEで『結婚しよ』って送ったことありますから」と驚きの告白を。「えっ? 元カノとかでなく、ただの同級生にいきなり?」とあべに聞かれても、「はい、そうです」と平然と答えた寺内。石井先生は「それでいいんです! もっと言えば、その人に断られた後もほかの人にもどんどん送るべきだった」とお墨付きをもらっていました。
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反対派にまわったランパンプス・小林は「30歳を前に、2年間付き合っていた彼女と別れたんです。自分が家庭を持つことが、その当時は経済的にも無理だなと。だけど、彼女をその状態で待たせてはダメだと思ったから、別れを選んだ。そんなに簡単にとりあえずって、後先考えずに結婚できない」と自らの経験を語ります。すると、賛成派にまわっていた岡田さんから「それは2年間買っていたペットを可哀想だからと捨てるのと一緒! やさしいフリして言うな!」と一刀両断! うますぎる切り替えしに会場からは大きな笑いが起きていました。
ちなみに、賛成派の竹森さんからは「とりあえず結婚してもいい。けど、婚前契約だけはしっかりと。結婚は生活ですから、しっかり話し合っておかないと、あとで揉めます」と弁護士らしい意見も飛び出しました。
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この討論は大いに盛り上がりましたが、最終的に会場のお客さんの拍手の量で判定を決めることに。結果は接戦でしたが若干「賛成」が多数ということで、賛成側の勝利に。
1部2部を通して、白熱した今回のライブ。最後に、MCのあべから「では、今日のライブの総括を山添、お願い!」と振られた山添は「真正面から少子化やオリンピックに向き合ったことなかったので、非常に有意義でした」としたり顔で述べましたが、あべから「やっぱりコメント、薄い(笑)!」とツッコまれ、最後は笑いで締めとなりました。
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【あべこうじ】【田端藤本】【相席スタート】【ランパンプス】