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「大阪を歌謡曲の聖地に」作曲家・中村泰士の熱い想いが実現した『第1回レインボー 1万人の歌謡曲』大成功!

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ちあきなおみさんの『喝采』や細川たかしさんの『北酒場』など数々の名曲を手掛ける作曲家・中村泰士と関西を主な拠点にカラオケ事業を全国展開する株式会社レインボーエンタープライズがタッグを組んだイベント『第1回レインボー 1万人の歌謡曲』が4月9日、大阪城ホールで開催されました。

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イベントは第1部がゲストライブで、夏川りみさん、小柳ゆきさん、LE VELVETS、林よしこさんらが出演。また、オール巨人と水谷千重子も登場したほか、中村が新たに手掛ける新人歌手、エンジュも出演し、デビュー後初めてその歌声を披露しました。

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巨人はヒットした自身の持ち歌『男の子守歌』を歌った他、上田正樹さんの『悲しい色やね』も朗々と歌い上げました。また水谷は『キューティーハニー』と『天使のかわりはいませんか』を歌い、司会者の野村啓司さん、アシスタントの小川恵理子さんとのトークではお決まりの"千重子節"で会場を和ませました。また、中村がプロデュースしたエンジュも4月7日にリリースしたばかりのデビュー曲『いとおしい』を歌い上げ、お客様にご挨拶。温かい拍手に包まれました。

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『喝采』もカバーした小柳ゆきさん、中村泰士が製作総指揮を執った流行歌生誕百周年記念アルバム『むかしは、今』からも披露し、圧巻の歌声で聴かせたLE VELVETS、『涙そうそう』など名曲で魅せた夏川りみさんらのステージで会場のテンションも急上昇。

その熱狂冷めやらぬままいよいよ1万人の歌声が響き渡る第二部へと突入しました。第二部の冒頭では、お客様に声を出してもらうためのウォーミングアップが。

そして中村が『1万人の歌謡曲』を開催するきっかけを語りました。「僕は歌謡曲が好きで、歌謡曲に育てられて、歌謡曲愛が強いのですが、時代をくぐって残った歌謡曲は皆さんの心の中に宝物のようにしまわれています。その歌謡曲にもっと愛を通わすためにイベントができないかと考え、今日に至りました。本当にできるのか?という声もありましたが、こうしてたくさんの方が集まってくださって本当にありがとうございます。大阪から人々の心の中に眠っている歌謡曲を引き上げて、"歌謡曲は大阪のもんや!"と言ってきましょう!」と声を大にしました。

また、中村の盟友とも言える浜村淳さんが急きょ、お祝いに駆けつけてくださり、若かりしエピソードで笑わせ、浜村さんの名調子で第二部へと誘われました。

ストリングス、ブラスも交えたビッグバンドの生演奏でスタート、ゲストでクロマチックハーモニカ奏者の南理沙さんのソロが始まると一気に音の世界へと引き込まれました。そして『青い山脈』のイントロが。『1万人の歌謡曲』という世界で初めてのイベントだけに、最初はお客様も恐る恐るといった感じでしたが、すっかり和やかな雰囲気に。『いい日旅立ち』『木綿のハンカチーフ』など往年の名曲が登場するごとに歓声が。手拍子はもちろん、ステップを踏む人、指揮者になりきる人、体を横に揺らす人など、思い思いに楽しんでおられました。

中村の指揮にビッグバンドの生演奏、響くのはマイクを通さないお客様の歌声だけという環境に、お一人お一人が主役になりきっていきます。ステージ奥のモニターに会場の様子が映るたび、満面の笑みで楽しそうに歌われているお客様の姿が印象的でした。また、最初は硬かった歌声も気が付けば朗らかに、声量も増す一方です。7曲目の『365日の紙飛行機』を終え、中村がステージ袖へ移動すると、アンコールと言わんばかりに手拍子が沸き起こり、もっと歌いたいというお客様たちの逸る気持ちで覆われていました。

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後半は『時の流れに身をまかせ』『さよならの向こう側』など昭和の名曲が続きます。そして14曲目の大ラスは中村泰士が作曲し、日本レコード大賞も受賞した大ヒット曲『喝采』でした。会場が一つになり、見事なまでの大団円で幕を閉じ...と思いきや、すぐさまアンコールへ。中村泰士作詞作曲の『大阪ヒューマンランド~やんか!~』を、第二部の合間にステージを彩ったダンサーの皆さんも一緒に大合唱。振付もレクチャーし、サビでは1万人の皆さんの振りも楽しめました。それでも鳴りやまない拍手。「もう終わり!」と話しかけながらも、最後の最後に中村自らが『喝采』を歌い上げ、大きな拍手に包まれました。

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イベント終演後には、会見が行われ、ご挨拶をしました。

「みんなで歌うと楽しいよ」と約2年くらい皆さんに言ってきて、今日やっとその楽しさが分かってもらえたかなと思います。まだまだこれからもやりたいなという思いがいっぱいしました。1曲目からですが、1曲1曲皆さんの声を聴いて一番感動をしていたのは僕で、こんなに心を温かくしていただいたのは本当になかったなと思います。皆さんに歌ってほしいと思って、アレンジと演奏も頑張りましたが、こんなに皆さんがストレートに受け止めてくださって、歌ってくださって、本当に嬉しかったです」

ステージを終えた直後のコンディションについては「いやらしいことに大丈夫やね(笑)。くたばることもなく。でも、どこかで年寄がこんなに頑張っていていいのかなという後ろめたさも実はあります。若い人たちにどんどん席を譲って、それを影で応援するという年頃だし、そういう役目だとは思いますが、背中を押してくださるカラオケレインボーの琴平さん、仲間たち、今回、吉本興業さん、キョードー大阪さんが一丸となって、スタッフたちも背中を押してくれました。頑張りましょう、やりましょう、楽しいですよ!と押してくれました。それでようやくできたかなと思います。今、終わった瞬間に来年もやりたいと、もうすでに思っています」

そして『1万人の歌謡曲』の素晴らしさを伝えてほしいと言葉を続けます。「今日来ていただいた方には分かっていただきましたし、感動してくださったと思いますが、今日は僕ではなく、一般の皆さんの歌謡曲への思いが集まったということを伝えてほしいと思います。僕がやりたくてやったというのではなく、お客様の本当に歌いたいという思いがあると伝えてくだされば嬉しく思います」と話しました。

前日、開催発表後にコーラスグループの皆さんに開催を知らせに行った中村。「ありがたいことに1カ所行くと、10カ所くらい広がって。近畿には300ぐらいのコーラスグループがあって、1万人、2万人というすそ野があります。指揮をされている先生、定期的にコンサートをされている先生、コーラスが大好きな女性たちが上手い具合につないでくださって、草の根のようにこっちの伝えたいことがうまく伝わったかなと思います」と振り返りました。

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イベントに関しては、実は頸椎の手術直後だったことをステージ上で明かした巨人。当日の音合わせまで知らなかったという中村はステージ上での告白にも驚いていましたが、改めて「(出演してくださり)ありがたかったです」と感謝を述べました。「水谷千重子さんも来てくださり、関西の色がどうしてもほしかったので、出てくださってありがたかったです」と語りました。

今回のステージを終えてすでに課題も見つけているという中村。「組曲を演奏中、お客様をほったらかしにしている感じがするので、もう少しお客様に寄り添った方がいいことと、コーラスをされている方はちょっと難しい方がいいので、できたら300人ぐらいの女性コーラスグループを作って、ステージ上で一緒に歌っていだだいて、コーラスグループの方々はハーモニーをするというようになれば、もっと楽しくなるかな」と展望を語りました。

1万人のお客様が歌っているという光景をステージ上から見てとても気持ちよかったと目を細めます。「僕は今まで6000人まであったけど、1万人は初めてでした。でも、コンサートの嬉しさとは全然違います。来てくれてありがとう!という感じと、歌いに来てくれたという今回の喜びはちょっと違いましたね」

来年も暖かい時期に開催したいそうで、全国ツアーも視野に入れたいと早々に意欲を見せます。「この楽しさが全国に伝われば(ツアーも)あると思うし、僕がステージをやったときは3分の2はみんなで歌うというメニューにしていきたい」と更に拡大を図るための策も明かしました。

【中村泰士】【オール巨人】【水谷千重子】

2017年4月 9日 (日)

渡辺直美がトーマス映画初の女性ゲスト声優に! 映画『きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち』大ヒット御礼舞台挨拶

4月9日(日)、東京・T・ジョイPRINCE品川にて映画『きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち』大ヒット御礼舞台挨拶が開催され、渡辺直美が登壇しました。
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世界中で愛されるキャラクター「きかんしゃトーマス」の劇場版最新作『きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち』。今回のトーマスは、グレート・レイルウェイ・ショーのレースに出場するために世界中からたくさんの機関車が集まり、トーマスがレースに出場するために奮闘する姿を描きます。

「きかんしゃトーマス」シリーズのアニメ映画史上初の女性ゲスト声優を演じることになった直美は、インドからやってきた機関車"アシマ"を演じ、劇中では歌も披露。

「可愛らしくて強くて理想の女性のアシマ役を演じました。歌を歌ったりと、初めてのことがたくさんあったんですけど、初日にいろんな方が『最高でした』と言ってくださったので嬉しかったです」と語った直美。演じた感想を聞かれると「アシマの、大人と子どもの中間ぐらいの感じを演じるのが難しかったです」と告白しますが、アシマの見た目については「完全に顔は私でしたね。メイクの派手な感じとか(笑)」と話し、初の女性ゲスト声優を演じることになったことについては「本当に光栄です」とうれしそう。
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劇中での歌に話題が及ぶと、映画を観た観客に「歌、どうだった?」と話しかけ、大きな拍手が起こると「むりやり拍手を求めるっていう(笑)」と少し自虐じみた言い方で笑わせます。実はレコーディングが大変だったそうで「歌が難しくって、50回ぐらい録りました。ちょっとでもクセが出ると『J-POP入ってます』って監督に言われて」とその難しさを語りますが、「じゃあ、ビヨンセ(のモノマネ)は封印したんですか?」と聞かれると、「一応踊りながら歌いました」と返し、笑いを誘っていました。
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アシマをイメージしたピンクのワンピースの衣装について「特注ですか?」と聞かれると、「そうです。この花柄も、絵を描いているのではなくて、この色の形に生地を全部カットして縫ってあって。う~ん......(と言いながら服の素材を見て)合皮かな? 合皮です!」となぜか素材をアピール(笑)。
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この日の観客の半分は子どもだったことから、自身の子ども時代に話が及ぶと、「スポーツ全般得意でした」と意外な一面を明かします。なんでも、小学校時代は給食を食べ終わるとすぐに飛び出してブランコやミニバスケをやったり、一輪車で坂を上ったりしていたんだとか。また、「バドミントンクラブに入っていたので、学校終わりに1回家に帰って、ジャージに着替えて大人たちとバドミントンをやっていました」と、かなりアクティブだったことを告白。

小さい頃からトーマスが大好きだったという直美。今回の声優での参加について「子どもの頃、パンを食べながらトーマスを見て、それから幼稚園に行ってたので、その世界に入れたことが不思議ですし、ありがたいですね」と感慨深げに振り返っていました。
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最後に映画を観に来た子どもたちと一緒に記念撮影をした際には、「何歳なの?」などと話しかけながら、子どもたちとのふれあいを楽しんでいる姿が印象的でした。
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映画『きかんしゃトーマス 走れ!世界のなかまたち』は絶賛公開中。


【渡辺直美】

漫才! 落語! パフォーマンスも!「YES!よしもと寄席シアターvol.1」開催!!

笑いの殿堂、なんばグランド花月地下にある「YES THEATER」で、4月8日(土)、「YES!よしもと寄席シアター vol.1」が開催されました。このイベントは漫才、落語、パフォーマンスと、様々なエンターテインメントを一度に楽しんでしまおうという欲張りなもの。ステージには数多くの芸人が登場し、会場を盛り上げました。


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14時からのステージでは、おなじみの赤の衣装とサングラスというファッションで8.6秒バズーカーが登場です。2人を生で見るのは初めてというお客さんもいるということで、「縁起物として(はまやねん)」ラッスンゴレライを披露。会場からは手拍子が起こります。ほかにも新リズムネタなどで盛り上げました。


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続いて「ど〜も〜!」と元気よく登場した西村ヒロチョは、YES THEATERが初めてとのこと。ロマンティックなことを言って唐突に奇声を発するということで、客席を巻き込みながら徐々に会場を盛り上げていきます。後半には得意のサックスも披露。どことなくトボけたトークと合わせて、独特の世界を楽しませてくれました。


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三番手はアキナの2人。いきなりトイレに立つ観客をイジったあと、ネタに突入。山名が早く結婚して子どもが欲しいというところから、赤ちゃんを連れた父親役の秋山と、その親子に絡む謎の男・山名のおもしろおかしいやりとりを見せていきます。ほかにも旅行代理店のスタッフと客とトークなど、テンポのいいネタで盛り上げました。


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続いては大ヒットアニソンにのって、桜 稲垣早希の登場です。まずは会場を巻き込んでの「アンタ〜バカーッ!」コールから。勇気を出して手を上げた観客には、得意のバルーンアートで作ったアニメキャラをプレゼントします。それからも手書きのイラストボードを使ったネタで大きな拍手を浴びていました。


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次はスマイルの出番。「早速いつものやつ聞いときましょうかね」とよしたか。何かと思えば「俺のファンの人!」。すかさず瀬戸に「おらへんおらへん!」とツッコまれます。そこからネタに入りますが、畳み掛けるように続く2人のトークに会場も爆笑。さすがの腕前で、ここまでで一番の盛り上がりを見せます。


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続いては少し趣きを変えて落語、桂三語の登場です。ハイスピードのしゃべくり漫才のあとにミディアムテンポの落語という組み合わせも、バラエティに富んだ「YES!よしもと寄席シアター」らしいもの。移動動物園でトラの役をやらないかと勧められた男は...というネタで、三語の巧みな話術と豊かな表情に、観客も次第に引き込まれていきました。


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トリを飾るのは今年が結成23年目のテンダラー。お客さんが求めるネタをやろうといいつつ、舞台に描かれた「SPECIAL LIVE」の文字を見て、「どこがスペシャルや!」と毒づくなど、会場をイジるネタでスタートし、客席を温めていきます。WBCやサッカーなどのスポーツネタ、白川の趣味という料理ネタなどを披露。軽快なテンポで盛り上げ、しっかりとシメてくれました。


この日、朝から晩までの計4公演にピン芸人から漫才、落語まで、様々な芸人が登場し、笑いの絶えることがなかったYES THEATER。これからもYES THEATERでは様々なイベントを開催予定です。もちろん今回の「YES!よしもと寄席シアター」VOL.2も開催が待たれるところ。なんばグランド花月にも負けない、パワーあふれる笑いのステージが見たいならYES THEATERをチェックしてください!


YES THEATER ホームページ


【テンダラー】【スマイル】【桜 稲垣早希】【西村ヒロチョ】【アキナ】【桂三語】【8.6秒バズーカー】


2017年4月 8日 (土)

ロバート・秋山が"パンツ総番長"コスプレで登場! 映画『夜は短し歩けよ乙女』公開記念舞台挨拶

4月8日(土)、東京・TOHOシネマズ新宿にて『夜は短し歩けよ乙女』公開記念舞台挨拶が行われ、星野源さん、花澤香菜さん、ロバート・秋山竜次、湯浅政明監督、原作者・森見登美彦氏が登壇しました。
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累計130万部を超える森見登美彦氏の同名ベストセラー小説が原作である本作。京都を舞台に描かれた、どこかファンタジックな青春恋愛物語であり、森見作品の中でも特に人気のある作品が、満を持しての初映像化となりました。

クラブの後輩である"黒髪の乙女"に思いを寄せる"先輩"が、『なるべく彼女の目にとまる』よう"ナカメ作戦"を実行して日々空回りし続ける姿と、天真爛漫に歩き続ける"乙女"の模様を描いた本作は、湯浅監督が手がけた人気テレビアニメ『四畳半神話大系』と同様、脚本をヨーロッパ企画の上田誠氏、キャラクター原案を中村佑介氏、主題歌をASIAN KUNG-FU GENERATIONが担当することも話題となっています。

主人公の"先輩"を星野源さん、"先輩"が想いを寄せるヒロインの"黒髪の乙女"を花澤香菜さん、"先輩"の学友・パンツ総番長を秋山がそれぞれ演じました。

自身が演じたキャラクターをイメージした衣装で舞台に登場したキャストたち。なかでも秋山が演じたパンツ総番長の再現度が高いと他のキャストからも絶賛を受けたのですが、本人は「これ、映画観てから『あ、さっきの人!』ってなるやつなのに、映画観る前に出てきてもお客さんピンとこないよね。逆コスプレというか、先に見せる感じで恥ずかしい」と、舞台挨拶が上映前だったことを残念がります。すると監督がお客さんへのフォローなのか「これ(秋山)をアニメ化した感じです」と説明したため、「いやそれおかしいでしょ!」と秋山からツッコまれてしまう羽目に(笑)。
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また、なぜか湯浅監督も"先輩"のコスプレで登場していて、しかも花澤さんの着ているワンピースのベルトの赤い紐の先と監督のシャツの裏から出ている赤い紐が結べるようになっており、2人が赤い糸でつながることができることを監督が説明すると、客席からは「おぉ~!」とざわめきが。すると星野さんが「ちょっと待ってくださいよ。これ、僕の立場がまるでないじゃないですか! いいなぁ」と不満そうに言い、客席から今度は笑いが起こります。これらの服は本当に販売されるとのことで、どうやら監督は宣伝のため(?)に着ていたようでした。
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そんな監督は「結構スピードが早い映画なので、観ていて振り落とされるお客さんもいると聞いたんですけど、先入観なしにフリーな気持ちで観てもらうと、最後まで楽しく観られると思いますので、そんな風に楽しんでください」と観客へのメッセージを述べます。

作品にちなんで、「印象深い夜の思い出は?」と聞かれると、夜ふかしが大好きで、翌日に何もないと朝の4時くらいまでテレビを観たりゲームをしているという星野さんは、「去年の大晦日に紅白歌合戦に出させていただいたんですけど、その後すぐにTBSの『COUNT DOWN TV』に出ることになっていたので、紅白が終わった瞬間に走ってNHKを出て、車で移動したんですね。紅白から違う番組に移動して『間に合いました~!』っていうあれを体験できて、素敵な夜でした」としみじみと語り、「車中で年越しをして、数名のスタッフと『明けたね~』って言い合ったことも思い出深いです」と年越しの瞬間を振り返っていました。
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一方花澤さんは、数日前に寝ぼけながらレコーダーに録画した番組の整理をしていた際、あやまって「全部消す」を選択してしまったことを告白し、「私の吉本新喜劇が全部消えちゃって! 本当に苦い思い出です......」と悲痛な面持ちで語ると、秋山に「新喜劇好きなんですか!?」と笑われます。さらに星野さんに「そこにある"乳首ドリル"が全部消えたんですね」と同情(?)されると「ホントですよ~!」と心の底から残念そうに話す花澤さんに、客席からもクスクス笑いが起こっていました。

秋山は「僕、今は大丈夫なんですけど、幼少時代は夜になると『ヒューッ』って言い始めるんで、いつもお母さんやおばあちゃんにおんぶされて子守唄を歌ってもらって。大丈夫だと思ったらまた『ヒューッ』って言い出すという......。それとずっと闘ってきまして。夜といえばこんな思い出です」と、喘息持ちの辛かった子ども時代を振り返りますが、星野さんから「なんか、この格好からしても、秋山さんが昔話に出てくる子どもに見えてきました」と言われ、「やべぇだろ、こんな子どもいたら(笑)」と思わずツッコむ一幕も。
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と、ここで原作者の森見登美彦氏が登場。お客さんには森見氏の登壇はシークレットだったため、客席からは大きなどよめきと歓声が起こりました。

監督に花束を渡した森見氏が、映画の感想を聞かれ「箱入り娘と思って(作品を)大事にしすぎていたので、最初に観た時はビックリしてしまって、監督に感想をうまく伝えられなくて申し訳ないことしたなぁと思って。何回も見るうちに、これは中毒性の高い、楽しい作品だなと。観れば観るほど面白くなるんです」と感想を述べると、監督が「森見さん、初回で振り落とされたクチなんです」とさっきの話を持ち出し、観客を笑わせます。
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星野さんは「原作は森見さんの心の中の世界に連れて行ってもらえる感じがしてすごく好きなんですけど、映画は湯浅ブーストがすごいかかってて、本当にこの世じゃないところに最終的に連れて行ってもらえる。僕も最初から最後まで通して観た時に『なんじゃこりゃ!』って思ったんですけど、そういう『なんじゃこりゃ!』っていう面白さが大好きで。本当にいろんな要素が詰めに詰め込まれた作品です」と、作品への熱い愛情を語っていました。
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秋山は、自身が演じたパンツ総番長の役柄にちなんで「この期間中くらいはパンツを履き替えずに観てもらうのもいいんじゃないかなって思ったりする自分がいて」と話したあと、タイトルにちなんで「夜は短いかもしれないですけど、公開してる期間は長いんで......。『期間長し、来てよねお客』」と大真面目な口調で言い放ったため、客席からは爆笑が起こります。

最後に星野さんが、「劇中、乙女がどう街を歩くのか、そしてどう街や人を変えていくかを見届けていただければと思います。2人のミュージカルシーンなんていう面白いところもたくさんあるので、ぜひ最後まで訳のわからないところに思う存分連れて行かれてください。そういう映画が僕は大好きで、もっともっとこういう映画が増えればいいと思っています。ぜひ、みなさんの知らない京都に遊びに行ってください」と観客へのメッセージを伝え、舞台挨拶は終了。
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映画『夜は短し歩けよ乙女』は全国公開中です。
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              イラスト:中村佑介


【ロバート】【秋山竜次】

西川きよし、藤井隆が大阪発お昼の生放送のMCに! 新番組、NHK『ごごナマ』取材会で豊富を語る!

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NHKが新設する生放送の大型番組『ごごナマ』(毎週月曜~金曜 ●総合 後1:05~4:00)が4月3日からスタートしました。そのうち金曜は大阪のスタジオから西川きよし、藤井隆、濱田マリさんが、関西ならではの話題や笑いを全国にお届けしていきます。番組のコンセプトは「オトナの井戸端、作りました」。いわゆる「オトナ世代」に向けてゆったりと午後のおしゃべりを楽しんでいるような空間を提供し、1時台はお悩み解決バラエティー「助けて!きわめびと」で関西の「お悩みさん」たちの悩みを解決。2時台はステキな週末を提案する「おいしい金曜日」をお届けします。

4月7日(金)の初回放送後には番組MCを担当する西川きよし、藤井隆、濱田マリさん、小野塚 康之アナウンサー、一柳亜矢子アナウンサーによる取材会が開かれました。

1時・2時の総合MCを担当する藤井隆は「初の生放送を終えて、2時台では自分の思っていないところで(放送が)終わってしまって、今日は眠れないと思います。もっと自分でできることを改めて考え直して、濱田さんや小野塚さん、皆さんに甘えながらきちんとお届けできるようにがんばりたいと思います」と反省モード?でした。また、「きよしには新人の頃から声をかけてもらっていた」という藤井。そんなきよしとの共演にうれしく思い、緊張感もそんなに感じないそうです。そして45歳になった藤井は70歳のきよしに感服する一方だと言います。「師匠はエネルギーを常に持っておられて、若々しい少年のようにいらっしゃる。大師匠なのに後輩の私たちを全く平等に扱ってくださるので、14時台はのびのびやらせてもらっています」と声を弾ませました。

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西川きよしは「NHKは『まっさん』以来です。古希を迎えて、9月27日には金婚式です。この番組はいいお祝いになってうれしいです。小野塚さんは勝手に年上と思い込んでいまして...。番組では一番上ですが、70歳にして皆さんに甘えながら、お隣の一柳さんも安心して、小さなことからコツコツと積み上げてすばらしい番組に仕上げていきたいと思います」と意気込み、毎週プレミアムフライデーのつもりでやっていきたと、経済効果のアップも狙いたいという目標もあるようです。

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濱田さんも生放送ならではのライブ感を楽しみたいとのこと。1時台の「助けて!きわめびと」を楽しみにされており、タレントと主婦、二つの目線でこれからも楽しくやっていきたいと語られました。

スポーツ畑一筋で来られた小野塚アナウンサーは、「59歳10ヶ月にしてレギュラーをもらうのはアナウンサーとして珍しいと思うと」と話され、「NHK大阪の今年の目玉番組です」と紹介されました。また、先ごろは大相撲でも大阪場所が、春の選抜高校野球も決勝は大阪対決と大阪が盛り上がりました。「今年は大阪の年!」と小野塚アナウンサーのお声に気合がみなぎりました。

関西にゆかりのあるキャスト、スタッフに囲まれ、ただ1人、東の人間だと初回放送で実感したという一柳アナウンサーですが、「関西の方のテンポのよさを見習いながら、小さなことからコツコツと東のスパイスを入れていけたら」と語られました。

初回の放送では1時台に服を脱ぎっぱなし、物を出しっぱなしの「ぱなし夫」に腹を立てる奥さんにスポットを当てました。そこで藤井に家庭でも怒られることはあるのか?とたずねると「片付けが下手で片付けるためのスペースが確保できない。洋服も増えていく一方なので、"これは着ないんじゃない?"と言われるのですが、怒られはしません。その点は、僕はラッキーだなと思います」と明かしました。なお、きよしはヘレンに怒られてばっかりだと笑いを誘います。「でも、1人の男にこんなに尽くしてくれる人間がこの世におったんだなと感謝しています」と金婚式を前にした心情を語りました。

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最後に改めて、番組にかける気持ちをうかがいました。

藤井は「番組MCのお話をいただいてすごくうれしかったです。フォーマルな自分なれると思ってすごく喜んだんですけど、スタッフの方とお話をするとどうもそうじゃないと。わちゃわちゃした井戸端会議がテーマなので、それに早く乗っかっていくようにするのと、小野塚さん、師匠という人生の先輩方の懐をお借りしながらどんどん転がっていける自分になれたらと思います。濱田さんがいつもケラケラと笑っていてくださるので、安心して、楽しくできると思います。そしていつか皆さんと一緒に、師匠にご飯をご馳走になりたいです!」と語りました。

きよしは「53年も芸人をやっていますが、14時台でレギュラーをいただいたのは初めてです。このメンバーなので、助けたり、助けられたり、支えあってやっていくのは楽しいなと思います。親子四代で長い間生活してきましたが、父親も母親もいつもこの時間帯はドラマの再放送などを見ていました。同じようにドラマを見ている方々には、これからはぜひ、この番組を楽しんでほしいと思います。今日は花見をご紹介しましたが、おじいちゃんと孫が花見に行こうかとか、そんな会話ができるような情報をこの番組から発信できたらいいなと思います」と改めて意気込みました。

濱田さんも「楽しんでやっています。自分のためにもなりますし。ゆくゆくは、回を重ねるごとにたくさんの人のお悩み事を解決する。14時台は週末どうしようと思っている人の参考になるような、人助けといいますか広い意味での社会貢献につながるような番組になれたら」と展望を述べられました。

『ごごナマ』は毎週月曜~金曜、NHK総合午後1:05~4:00の放送です。番組MCは、月曜~木曜が船越英一郎さん、美保純さん、阿部渉アナウンサーほか。金曜日の午後1時、2時台は大阪局から、西川きよし、藤井隆、濱田マリさん、小野塚康之アナウンサー、一柳亜矢子アナウンサーで発信していきます。なお金曜午後3時台は「ごごウタ」で、小堺一機さん、塚原愛アナウンサーでお届けします。

【西川きよし】【藤井隆】

2017年4月 7日 (金)

ラスボス・ビッグモリシに場内騒然!? 勇者・盛山率いる旅の仲間が爆笑バトルを繰り広げた「見取り図盛山の『マンゲキクエスト』」

4月4日(火)、よしもと漫才劇場にて、「見取り図盛山の『マンゲキクエスト』」が開催されました。タイトル通り、RPG「ドラゴンクエスト」のように、芸人たちがふたつのパーティーに分かれて冒険の旅を繰り広げるこのイベント。誰がどんな役どころで登場するのかにも注目が集まります。

「ドラゴンクエスト」のテーマ曲に乗って、まずはキャラクター紹介からスタート。勇者の見取り図・盛山を筆頭に、戦士のプリマ旦那・河野、魔法使いの祇園・櫻井、僧侶のミキ・亜生、武道家のヒガシ逢ウサカ・今井、賢者のトット・桑原、商人のプリマ旦那・野村、魔物使いの爆ノ介、踊り子の祇園・木崎、盗賊の見取り図・リリー、遊び人のトット・多田、そしてなぜかクリス・ハートに扮するミキ・昴生...ひとりまたひとりとスポットライトに照らし出されるたび、会場は爆笑に包まれます。

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最後はスライムのお面を着けた、スラリンことヒガシ逢ウサカ・高見が登場。曰く「この世界の案内人」だそうで、「魔物が住み着くこの世界に平和を取り戻してほしい」とのこと。盛山・桑原・櫻井・河野・亜生・今井の赤チームと、リリー・多田・木崎・野村・爆ノ介・昴生(クリス・ハート)の青チームに分かれ、どちらが多くの魔物を倒せるか競います。敵を倒すたびにもらえる経験値ボールは、ラスボスとの戦いで必要になってくるとか...?

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しかし、メンバーはルール説明より互いの衣装に興味津々で、早くも大ツッコミ大会に。魔物使い・爆ノ介の短すぎるムチに始まり、商人・野村は「完全に深夜のコンビニ店員」。ショートパンツがまぶしい木崎の踊り子ぶりには、全員、思わず大爆笑です。

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「一番の再現率」と称賛されたのは、もちろんクリス・ハート。多田の遊び人は、「マユリカ・阪本かと思った」という指摘が多数。こそ泥ルックで勝負したリリーは、客席からの反応の薄さに打ちひしがれていました。

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さっそく「ドラゴンクエスト」の曲に合わせて舞台上を練り歩くメンバーたち。と、スクリーンに「常識クイズが現れた!」の文字が浮かび上がりました。出された問題には、両チームそれぞれ、文字の書かれた段ボールを積み上げて答えなければなりません。

最初の問題は「CO2は何の化学式?」。答えはもちろん「ニサンカタンソ」ですが、早々に正解を積み上げにかかる青チームに対し、赤チームは「サンソ!?」と疑問形でボケまくり。2問目「『源氏物語』の作者は誰?」でも赤チームのボケは止まらず。さらに回答を阻止するための妨害も激しくなり、ボールが箱でなくクリス・ハートを直撃する惨事も! 一方の青チームも、野村が箱を使って棚卸しを始めれば、リリーは箱をこっそり盗もうとするなど、キャラに合わせたボケが続々。仕切る高見はキレまくりで、すっかりヘトヘトになっていました。

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まだまだ旅は続きます。こんどは宿屋で1泊し、HPを回復させることに。ここでも難敵が待ち受けます。題して「宿屋で間違い探し!」。寝る前と朝で、ポーズや小物などどこか3カ所を変え、それを相手チームが当てるというもの。間違いをひとつ見つけるたびに経験値ボールがもらえます。

先攻は青チーム。暗転を経た6人をまじまじと見つめる赤チームですが、なかなか正解は出ず。それでも「クリス・ハートのジャケットが変わっている」「踊り子の背が伸びている」を当ててボール2個をゲットです。ちなみに残るひとつ「商人の腕時計の位置が変わっている」を当てたのはお客さん! これには盛山もビックリでした。

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攻守変わって赤チームがポーズをとると、答える青チームはここぞとばかりにボケ倒し。どんどん時間が減っていくなか、なかなか正解が出ず、さらに一番明らかな「賢者がスライムになっている」にいたっては誰ひとり指摘しません。客席からも正解が出ず、「なんでわからへんの!」という高見の絶叫がこだまするカオスに...。

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二度目のチャレンジでは、両チームがさらにやりたい放題! コツをつかんだのか難易度も急上昇。赤チームはメンバー全員が袖に引っ込み、なぜかダブルアート・タグが飛び入り参加!? またしてもふざけすぎで、次なる戦いに不安が募ります。

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続いては「光の玉を3つ揃えろ!」。3つのボールを自陣のテーブル上に揃えられれば勝ちですが、敵チームはバットを使って妨害することも可能。ボールは客席に投げ込まれ、観客の皆さんが両チームにパスしたり別の人に渡したりと、一緒になって盛り上がります。揃ったと思ったらすぐにバットで客席に跳ね返されるボール。そんななか、一瞬の隙をついた青チームが3つ揃えることに成功! 「雨の日の昼休みの校舎みたい」(盛山)な状況がかなり楽しかったらしく、メンバーは「もう1回!」と高見に懇願。こんどは赤チームが勝利するなど、白熱&爆笑のバトルとなりました。

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と、ここで不穏な音楽とともに、ラスボス・ビッグモリシが登場! 大きく開いた口に、これまで集めた経験値ボールを投げ込んで、入った数を競いますが、これが意外と盛り上がらず...!? 

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このままではいけないと、先ほどのゲームで大活躍(?)したお客さん2人を再度指名し、大きなボールを投げ込んでもらう代理戦争方式に。かなり距離があり成功とはなりませんでしたが、最後はメンバーが無理やり押し込んでなぜか大喜び。ひとり冷静な高見が先ほど投げ入れられた経験値ボールを数え、青チームの勝利が告げられました。

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エンディングで、今後は「ファイナルマンゲキファンタジー」や「聖剣マンゲキ伝説」もやりたいと笑わせた盛山。このメンバーで、さらなる冒険の旅に出ることができるのか、期待して見守りましょう!

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【見取り図】【トット】【祇園】【プリマ旦那】【爆ノ介】【ミキ】【ヒガシ逢ウサカ】

又吉直樹の宮古島旅番組「ゆっくりと景色を楽しんで!」インタビュー

Amazon日本オリジナル『これが無いなら来なかった~又吉直樹の宮古島~』全2話を、Amazonプライム・ビデオにて配信中です。
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本番組のナレーション収録前、取材に応じた又吉。
2年前、ある音楽イベントのMCとしてサルゴリラ・児玉智洋とともに訪れて以来、2度目の訪問となったそうで、「こういった番組をやりますというお話をいただいて、行ってみたいですとお引き受けしました。前回は仕事であんまりゆっくりできませんでしたけど、今回は一人旅という感じでゆっくりと風景を観ながらロケができました」と話す。
こういった旅番組は3年前、母親の故郷で収録した『又吉直樹、島へ行く。 母の故郷~奄美・加計呂麻島へ 』(BSジャパン)以来のこと。「今回、1泊だけやったんですけど、欲を言えば1週間くらい行きたかったです。半分仕事、半分休みやと最高なんですけど(笑)、知らないところを歩くのが好きなので今回、いろんなところへ行けてゆっくりと歩けたのは楽しかったです」と、散歩好きで知られる又吉は語る。

「昔は毎日、散歩をしていて、その間でたまに仕事をしているという感じでした。そういう散歩メインの人生から、人と会ったり仕事をしたりっていう感じに変わって、散歩はたまにしかできなくなっているので1人で歩ける時間があるとすごく嬉しいです。
なぜあんなに散歩が楽しいのかはわからないんですけど、すごく幸せな気持ちになるんです」と散歩への思いをつらつらと。「今回の旅では、海を見ながら宮古そばを食べたり、ジェラートや味噌、お酒を呑んだりできたのも楽しかったですね」と語る。

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番組内で紹介した宮古島グルメも絶賛。「『昔ながらのあぶらみそ』(マルキヨ味噌)はこれぞっていうもので、いくつかあったとしても僕はこれを買います。『リッコジェラート』(リッコジェラート)はのどごしがよくて爽やか。泡盛のジェラートは、大人の方にオススメです。
『うでぃさんの酒』(宮の華)っていう泡盛は、地元の方々が手前をかけてこだわってつくっているもの。いろんなお酒が集まる海外のコンクールで受賞しているものなんですけど、ストレートでいただいて美味しいなと思いました」と、それぞれの感想を語りつつ、「(番組を)観る前に買って、食べながら観るのはいいかもしれないですね」と薦めた。

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強く印象に残ったところとして挙げたのは、宮古島随一の人気観光スポットとしても知られる"砂山ビーチ"。
「普通、美しい景色を見たらがんばろうと思ったり、癒されたりするんですけど、砂山ビーチは美しくてパワーがありすぎて何もやる気が起こらなくなりました(笑)。すごすぎて『もうええかな』って。日常で感じている楽しいこととか辛いことのメモリは1とか2で、プラスになったりマイナスになったりしてるんですけど、砂山ビーチの美しさは圧倒的でメモリ100とか200の世界に感じました。
この景色に抱かれていたいなと思うくらい、いいなって思いました。美しい景色を見て、やる気がなくなったのは初めてでした」と圧倒された様子。「景色って日常と結び付くものやと思うんです。で、その1~2ヵ月前の僕の過ごし方と砂山ビーチが結び付いた結果、何もかもやる気が起きなくなったのかもしれません」とその理由について分析する。

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地元の方との触れ合いも楽しんだという又吉。「みなさん、すごく優しくて、カメラが回ってなくても『これ持っていき』って食べ切れないなと思うくらいの物を持たせてくれようとしました。あと、年配の方が集まる場所にも行かせてもらって。僕からすれば祖父母世代の人達が集まっているところでしたけど、『先生』って呼ばれてすごく恥ずかしかったです(笑)」と照れつつ、「歌と踊りでもてなしてくれたり、けん玉を見せてくれたり......。
ひたすらダジャレを言い続ける人もいたりして、みなさん明るくて楽しかったですね」と回想した。
「今からナレーションを録るので、僕もいろいろと喋りますが、音を消して観ても楽しめる番組です。集中して観るというよりは、ゆっくりと景色を楽しんでください」とアピールした。


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Amazon日本オリジナル『これが無いなら来なかった~又吉直樹の宮古島』
全2話(各約30分)Amazonプライム・ビデオにて独占配信中!
https://www.amazon.co.jp/dp/B06XT7Y5Q6

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≪島ぜんぶでおーきな祭 presents Laugh&Peace 沖縄フェア≫実施中!
4月20日(木)~23日(日)、沖縄各地にて開催される「島ぜんぶでおーきな祭 第9回沖縄国際映画祭」に先駆けて、『これが無いなら来なかった~又吉直樹の宮古島~』に登場した4商品を含めた、宮古島・石垣島・久米島の名産品をwww.amazon.co.jpで販売する≪沖縄フェア≫を実施中です。
沖縄出身のガレッジセールが石垣島、スリムクラブが久米島、各島のご当地グルメや観光スポットなど魅力・情報を"10分"に凝縮してお届けする特別動画も公開しています。
≪沖縄フェア≫取り扱い商品は、今後、沖縄県内の主婦が推薦して一般・よしもと芸人・有名バイヤーなどが選考・審査する「よしもと沖縄シュフラン」認定候補商品です。
http://oki-fair.com/


※(注)AmazonおよびAmazonプライムはAmazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。



【ピース】

「すいているのに相席5」アフタートークに「海辺の週刊大衆」チーム&リリスク

5月5日(祝金)、6日 (土) 、東京・野方区民ホールにて全3回公演上演されるバッファロー吾郎Aが脚本・出演ユニットコントライブ「すいているのに相席5」のアフタートークゲストが決定いたしました。
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昭和の懐かしさと切なさあふれるユーモアコントで観た人を虜にするユニットコントライブ「すいているのに相席」。
レギュラー出演者はAほかザ・ギース、鬼ヶ島・アイアム野田、女優の山脇唯。脚本はA、せきしろ、劇団ヨーロッパ企画の上田誠が担当しています。
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本公演では、コントゲストに佐藤貴史と本間キッド(や団)が出演。さらに今回、客席で観劇後、メンバーたちとともに舞台上でトークを行うアフタートークゲストが各公演後に登場します。

初日の5日は、minan(lyrical school)らが登場。2016年1月の「すいているのに相席3.5」では、バ吾Aが映画「リリカルスクールと未知との遭遇」に出演した縁でhimeがアフタートークゲストに来ており、リリスクからは2人目の参加となります。

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2日目は、上田誠と、上田とさまざまな番組でタッグを組んでいるテレビ東京のディレクター/プロデューサー太田勇。上田が脚本、太田が監督を務め、せきしろ原作の小説「海辺の週刊大衆」を映画化することでも話題になっています。

そして、この映画の主演を務めるピース又吉とせきしろが最終日のアフタートークゲスト。又吉は前回公演のコントゲストとして登場しており、伝統コント「こどものタヌキ」にも挑戦しました。盟友である2人が今回の新作コントについてどのような感想を語り合うのか。必見です。

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チケットはチケットぴあにて販売中。公式LINEではどこよりも早い最新情報ほかメンバーたちからのコメント、写真なども届くのでぜひチェックしてください。
(LINE ID:@zwy3536f)
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≪「すいているのに相席5」アフターゲスト≫

5月5日(金)19時公演 minan(lyrical school)他

5日6日(土)14時公演 上田誠(ヨーロッパ企画)/太田勇(テレビ東京)

5日6日(土)18時公演 せきしろ/又吉直樹(ピース)



【バッファロー吾郎】【ピース】

目指せ! 未来のトップアスリート。 「イオンモール×よしもとキッズプロジェクト 笑って! 走って! 全国横断かけっこツアー! supported by JAAF」開催!!

4月2日、イオンモール東員で『イオンモール×よしもとキッズプロジェクト 笑って! 走って! 全国横断かけっこツアー! supported by JAAF』が開かれました。
「よしもとキッズプロジェクト」は、吉本興業が一流と出会う場を子どもたちに提供することで、可能性を伸ばして夢をみつけてもらおうと企画したものです。
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会場を提供してくださるイオンモール株式会社様、公益財団法人日本陸上競技連盟(JAAF)様と協力して、全国各地で展開していきます。第1回目は2016年11月に千葉県のイオンモール幕張新都心にて、第2回目は宮崎県で行われ、それぞれ大盛況で幕を終えました。
第3回目となる今回は、三重県住みます芸人のカツラギ、まる子が前説を担当し、早速、集まったお客様にイベントの概要を説明していきます。
開演時間になるとMCを担当する、お笑い芸人、矢野・兵頭の矢野勝也、NMB48の元メンバーであり吉本新喜劇の福本愛菜が登場。ゲストのお笑い芸人、スマイルも加わって、まずはトークショーがスタートしました。会場となったイオンモール東員 1Fのカブキコートは、子どもたち、保護者の皆さんが詰めかけて立ち見が出るほどの賑わいです。
実は学生時代、陸上部だったという矢野。「短距離専門でやってたし、自分には適任のイベント。第3回目ということやけど、今日で段取り覚えるから、この後の会場は全部、自分がMCでまわりたいわ~!」とノリノリ。さらに、スマイルの2人も根っからの野球少年だったそうで、ウーイェイよしたかは野球センスがあるもののサインが覚えられずレギュラーになれなかったという、らしいエピソードを披露して笑いを誘います。

運動に自信のある矢野、ウーイェイよしたかは早速、会場に用意された10mのかけっこレーンでタイムを計測! 走る前にブーツを脱いで準備する矢野を見て、「なんでスポーツイベントにブーツでくるんですか!」と、スマイルの瀬戸洋祐もすかさずツッコみをいれます。先に走ったウーイェイよしたかは2秒45とまずまずのタイムを記録。走る前の準備段階でのトークがやたらと長いことをツッコまれた矢野は、「今からウルサイン・ボルトが走るで~」と宣言すると、2秒26をマーク。先輩芸人の意地を見せつけるとともに、会場をトークと走りで湧かせます。

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わずか10mの距離ながら全力疾走した2人は肩で息をしながら「やっぱり速く走るには、走りのプロに聞かなアカン!」ということで意見が一致。ここで、ゲストアスリートの井村久美子さんをステージに迎え入れます。
井村さんは女子走り幅跳びをメインに活躍した陸上選手で、2008年の北京オリンピックに出場。自身が持つ6m86という記録は女子走り幅跳びの日本記録であり、未だに破られていないという正真正銘のトップアスリートです。「6m86という記録は、簡単に言うと軽自動車2台分を跳び越えているようなもの」との説明があると、会場全体もどよめきに包まれました。
父の影響で陸上を始めたという井村さん。子どもの頃、テレビに映るオリンピックを観ていると、「頑張れば、こんな風になれるんだよ」と父が何気なく言った一言で本格的にアスリートの道へと歩むことを決意したそうです。
矢野からも「舞台に上がる時は芸人も緊張するもの。本番前に緊張しないような方法はないんですか?」と質問された井村さん。「私は練習の時から、誰かがさぼっていたりしても、自分はやるべきことをやるんだという切り替えのスイッチを入れるよう心掛けていました。普段の練習から集中してやるクセを付ければ、大舞台でも物怖じしないはずです」と会場全体にアドバイスを送っていました。 
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賑やかなトークショーを終えると、いよいよ小学生を対象にした「かけっこ教室」が行われました。最初はハシゴのような形状のトレーニング器具であるラダーを使った練習へ。「サッカー選手が、トレーニングでラダーを使うのを見たことがある子も多いと思います。その場で細かく速く走る練習をすることがサッカーの場合多いですが、そうすると腰が低くなるため陸上には向いていません。腰の位置は高く保ったまま、手と膝を前へと速く出すことが大事。ラダーの狭い間隔内で、この動きを反復練習しましょう」と井村さん。普段から三重県内でスポーツ教室を開かれているとあって、子どもたちとのコミュニケーションもお手の物。矢野、スマイルもステージを降り、練習の合間に子どもたちとハイタッチ! 最初は緊張していた小学生の子どもたちも、徐々に緊張が解け、すっかりリラックスした様子で楽しそうに練習に没頭していきます。
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その後も、手を大きく振る練習、スタート時は頭から前に倒れ込むようなイメージでスッと足を出すことが良いスタートを切るポイントなど、速く走るコツを身に付けていく子どもたち。また、保護者に向けても「練習に参加したあとで、自分の子どもだけ出来ないと、なんできないの?と、つい子どもに聞いてしまいがちです。否定するのではなく、今日は難しかった? どうやったらできるか一緒に考えようネ! と子どもに優しく声をかけてあげて欲しい」と井村さんは話していました。

最後は、子どもたちがかけっこレーンでタイムを計測。ほとんどの子どもたちが2秒台という好タイムをマークして、早くも練習の成果を感じさせてくれました。矢野も「三重県の小学生のかけっこの記録が、他の県の子どもよりグンと伸びるんちゃうか!」と大興奮!
自分の記録が印字された記録証を手渡されると、子どもたちは思わずニッコリ。最後にみんなで記念撮影に収まってイベントは終了しました。かけっこの練習中には「もっと走りたい!」という子どもたちの声も聞かれ、走ることの魅力に子どもたちが触れる一日となったようです。


【矢野・兵頭】【スマイル】

感動の大団円で22期生がラストを飾る! NSC東京22期卒業公演 LIVE WEEK「SHOW CASE」

3月26日(日)、東京・神保町花月にて、NSC東京22期卒業公演 LIVE WEEK「SHOW CASE」が開催され、NSC東京22期生が在学中最後のNSCライブを行いました。
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3月20日~3月24日と26日の6日間にわたり、全14公演が行われた「NSC東京22期卒業公演 LIVE WEEK」。本公演はその最終公演にあたり、NSC東京22期の選抜メンバーによる芝居やダンス、楽器演奏などが行われた盛りだくさんの舞台となりました。

オープニングは、楽器選抜メンバーによる「楽器隊」の演奏。意外に渋めでジャジーな演奏が行われたあとは、演技選抜Aチームによる芝居「美女とカエルと」が始まります。
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本作は、黒魔術の失敗によりカエル人間になってしまった小南大地と、大地を助けるために立ち上がった幼なじみやオカルト研究部の面々が織りなすオカルト系青春冒険活劇。

生物部から逃げ出したカエルのキャサリンの存在に気づかないまま、オカルト研究会の部室で自分に黒魔術をかける大地は、途中で倒れてしまい、気づくとカエル人間に......。
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みんなに見た目を気持ち悪がられ、変身した自覚のない大地は鏡を見て自分の姿に驚き「まるで『THEフライ』だケロ!」とマニアックな映画名を出した上に語尾が「ケロ」になる始末。
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そこにいたみんなで元に戻す方法を考えるのですが、その中にカエル化した大地を面白がって写真に撮り、SNSにアップした人がいたために大地の写真が拡散し、オカルト雑誌『ランティス』の記者が取材にやってきます。

記者をなんとか大地から遠ざけ、元に戻す方法をみんなで考えていると、オカルト研究部の部長の遠い親戚に「昔、キツネの顔をした人間を直したことのあるエクソシスト」がいることが判明。藁にもすがる思いでそのエクソシスト・黒森の元へ向かう一行でしたが、初めて会った黒森は「どうも、よろエクソシスト」などというくだらないダジャレで全員を凍りつかせた上、大地をじっくり診たあと、たっぷりとした間をとってから「大学病院に行きなさい」と言い放ったため、新喜劇ばりのずっこけ(笑)が発生していました。
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そうこうしている間にも、どんどんカエル化が進行していく大地にみんな焦りを隠せません。すると黒森が「本当に大地を思っている親友を6人集めて六芒星の形を作り、大地を励ますと元に戻れる」とアドバイスしたため、大地の幼なじみの海と小春は親友集めに奔走します。
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なんとか6名を集め、儀式を行う海たち。途中で死神が出てきて、死神に抵抗した黒森がカードに閉じ込められるハプニングなどがありつつも、無事6人全員から励まされ元に戻ることができた大地。
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最後のネックになったのは、大地とその親友・海がどちらも小春を好きだったことによる三角関係だったのですが、2人の美しい友情の力で見事黒魔術の呪いを解くことに成功し、事件は一件落着します。

奇想天外なストーリーものながら、学生時代の淡い恋愛ものの要素も入った、個性あふれる面々による面白くも爽やかな作品となりました。

続いては幕間の「ラッキィダンス」。ストーリー仕立てになっており、地球を征服しようとしているカッパによく似た「カッパッパ星人」が、地球についていろいろと調査をし、生活していけそうかどうかを検討するのですが、トンカツを食べて「うまい!」と感動したものの、「ブルドッグソース」がかかっていると聞いて「ブルドッグが入っているなんて!」と吐き出し、「この星にはデリカシーというものがないのか!」と怒り心頭のカッパッパ星人。
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同じ調子で、ビールを飲んで感動するが「キリンビール」と聞いては「キリンが入っているのか!」と吐き出し、ウグイスパンを食べて感動しては「ウグイス」と聞いて吐き出すカッパッパ星人でしたが、きわめつけは「かっぱえびせん」でした(笑)。
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そこからカッパダンスが始まるのですが、続いて地球防衛軍によるダンスが始まったため、その後はお互い戦うのかと思いきや、なぜか最後は一緒に踊り出します。短いながらも中身がぎゅっとつまった、NSC生らしい幕間のダンスとなりました。
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続いては演技選抜Bチームによる芝居『リスタート』。なんの生きがいも感じられず、釣り雑誌の編集の仕事をしていた真梨子にとって、唯一の心の救いが地下アイドルグループ『スーパー☆男子』だったのですが、メンバーのショウがひとりだけ先に売れてしまったことでグループ内格差が生まれてしまい、グループは自然消滅状態になってしまいます。

そんなある日、真梨子は『スーパー☆男子』のサトシと道端で偶然再会し、もう一度ライブが見たいと必死に頼み込みます。最初は「スーパー☆男子は私の生きる希望なんです」などと普通にお願いしていたのですが、そのうちエスカレートしていき、地面を拳でドンドンと叩き出し、道に転がり、足をバタバタさせながらお願いし始めたため、その常軌を逸したお願いの仕方にドン引きするサトシ(笑)。しかしその熱意に突き動かされ、真梨子と一緒にメンバーの元に再結成を呼びかけに行くことに。
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アイドルだったのに、なぜか今はアキバのアイドルオタクとなっていたトモキ、ギャンブル依存症になっていたタカト、金融屋を営むシュウジと、いずれも元アイドルのかけらも見えない変貌をとげてしまった元メンバーに次々会って再結成を呼びかけるサトシと真梨子。みんな、最初こそ乗り気ではなかったものの、『スーパー☆男子』への思い入れは深く、4人は真梨子をマネージャーにし、『スター・ボーイズ』として新たなアイドルへの道を歩み始めます。
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一方、トップ俳優として名を馳せていたショウは、「豊洲と心の穴、埋めます」がキャッチコピーの大物女性政治家・小池桃子と不倫の関係に......。
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その頃、とあるアイドルイベントに出演したスター・ボーイズは、心ない観客から罵声を浴びせられますが、ライバルであるはずの『ファイブモンスター』が彼らをかばってくれ、その出来事をきっかけに2グループは急接近。
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『ファイブモンスター』は、その名の通りアイドルには似つかわしくない『モンスター』っぽいキャラクターだらけのイロモノ的なアイドルグループで、付き人の小次郎とともに彼らの強烈な個性が光ります。
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小池桃子との不倫スキャンダルが明るみに出たのをきっかけに、俳優ではなく、仲間と再びアイドルを目指すことにしたショウも加入し、5人となったスター・ボーイズは、その後世界的なアイドルグループへと上りつめていくのでしたーー。
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時々常軌を逸した行動をとる真梨子、ショウと小池桃子という異色カップル、節目節目に出てくるファンキー(?)な女子高生2人組やファイブモンスターの強烈なキャラなど、どこをとっても気になるキャラクターだらけで、肝心の『スター・ボーイズ』がいちばん地味(笑)という結果になっていましたが、最後の公演にふさわしい、"新しいスタート"の物語になっていました。
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エンディングはダンス「落書き」。ステージで息のあった歌とダンスが繰り広げられる中、この日の出演者が全員会場を取り囲むように登場し、一緒に歌います。卒業公演らしく、なかには感極まって泣いている生徒も。
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「僕たちは今日でNSCを卒業しますが、まだまだこれからでもNSCに入れますので、今日の公演を見て興味を持っていただいた方はぜひよろしくお願いします!」と最後にはNSCの宣伝もしていました。

これからはよしもと所属のお笑い芸人としてキャリアを積んでいく彼ら。今後の活躍が大いに楽しみです!