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ライブレポート

2018年2月28日 (水)

優勝はプリマ旦那・野村!霜降り明星、ゆりやんレトリィバァらが激戦を繰り広げた「MMGP〜マンゲキものまねグランプリ〜」

2月26日(月)、よしもと漫才劇場にて、「MMGP〜マンゲキものまねグランプリ〜」が開催されました。同劇場選りすぐりのモノマネ芸人たちが一堂に会し、頂点を目指す1時間のガチンコバトル! さまざまなジャンルのモノマネは傑作あり珍作ありで、観客を大いに楽しませました。

MCを担当するプリマ旦那・河野からイベント趣旨の説明があった後、この日の出演者12人が呼び込まれます。登場の瞬間から既にモノマネを開始している者もおり、爆ノ介は松重豊さんの顔マネを。

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河野から「モノマネのイメージがない」と言われた清友も、いまこの瞬間「RAGEBLUEで服を買ってる大学生」のモノマネをしていると胸を張ります。

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クロスバー直撃・渡邊は「ペンでカニを描く男、いや千の顔を持つ男です」と自信たっぷりに自称し、メンバーを脱力させました。

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さらに、霜降り明星・粗品によるペンギンズ・アニキさんのモノマネも飛び出し、スタート前から早くもヒートアップ!

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ここから12人をふたつのブロックに分け、モノマネ対決がスタート。指定されたジャンルに合わせ、出場者たちは挙手制で自身のモノマネを披露していきます。それをAブロックはBブロックのメンバー、BブロックはAブロックのメンバーが判定し、「○」の札が過半数上がればポイント加算。両グループから最高ポイントを獲得した各1名が勝ち上がり、決勝戦が行われます。

まずAブロックの渡邊、ダブルアート・真べぇ、絶対アイシテルズ・らぶおじさん、ゆりやんレトリィバァ、THIS IS パン・THIS IS 岡下、馬と魚が激突。ひとつ目のテーマは「有名人モノマネ」です。

真べぇの「今にも泣き出しそうな『眼鏡市場』CMの西田敏行さん」を皮切りに、岡下がCOWCOW・多田の「帰れ」、馬と魚が「上沼恵美子さんが怒っているときの息づかいと動き」など爆笑モノマネを連発。

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らぶおじさんの2本目「悔しさを顔だけでわからせる堺雅人さん」は、なんともいえない表情が笑いを誘います。

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風邪のためか声が出にくいゆりやんは、浜崎あゆみさんのモノマネをするもやや不発。しかし「『日曜洋画劇場』の淀川長治さんの解説」では声のハンデをものともせずポイントを稼ぎました。もちろん、モノマネに定評のある馬と魚、岡下は順調に笑いを獲得!

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一方、なかなかポイントをもらえなかったのが渡邊。ちょぴり古い『踊る大捜査線』室井慎次(柳葉敏郎さん)のモノマネではBブロックのメンバーから「ひどい!」とさんざんな言われよう。有名人と言えるのか微妙な「ニャンちゅう」のモノマネもいまひとつに終わっていました。

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ふたつ目のジャンルは「マニアックモノマネ」。「どこを切り取ってるねん!」と思わずツッコミたくなるような細かいモノマネを競います。らぶおじさんは、得意の映画モノマネから「『ターミネーター2』のT-1000が液体窒素で固まって歩けなくなるシーン」を再現。真べぇも負けじと映画モノマネで、『塔の上のラプンツェル』のお母さんを演じてみせました。馬と魚による『ハリー・ポッター』ハーマイオニーのモノマネも秀逸!

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ゆりやんは、50代と80代の女性の歩き方の違いを後ろ姿だけで見事に表現。「ヘンダーソン・中村が帰るとき」と題したモノマネで爆笑をさらったのは岡下。あまりのウケっぷりに、河野は「皆さん、なんで知ってんの!?」と不思議顔でした。

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ここでもまた苦戦する渡邊、「マンションの1階のオートロックが閉まる音」で笑わせたのもつかの間、なぜか「○」札が2枚しか上がらず撃沈。「懐かしいジャンケンゲームの子ども」でようやくポイントをゲットできました。

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ほかにも、ゆりやん&馬と魚のコンビプレーや、真べぇのIKKOさん、らぶおじさんのマントヒヒ(映画『ライオンキング』より)など力作揃い。岡下が披露した「誰も聞いていないのにしゃべり続ける学天即・奥田」のモノマネには、あまりの完成度にメンバー一同大爆笑でした。

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3つ目のジャンル「あなた誰ですか?」では、スペシャルゲストとしておたまじゃくし・中西が登場。中西がツイッターで披露して話題を呼んでいる『今日の一変化』にならい、見た目のみで何かになりきるモノマネで対戦します。もちろん、中西も参戦! ちなみに中西の最初のモノマネは「病院の隣にある調剤薬局で働いてるヤツ」でした。

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出てくるなり「大自然です」と自己紹介した真べぇは、大自然・里のモノマネ。ゆりやんは「地元から1回も出たことないFacebookのアイコン車のヤツ」、らぶおじさんは「高速道路で後ろから煽って捕まったヤツ」になりきった後、コラボしてカップルモノマネでも沸かせました。

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馬と魚が玉置浩二さんのモノマネで登場したときは、次に控えていた渡邊が「玉置浩二さん好きの警備員」でまさかのネタかぶり!? 

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さらに、真べぇの肉体を生かした「ホラー映画で一番最初に殺されるデブ」、岡下の「東京から来た兄さん」など、ピンポイントなモノマネが止まりません。集計の結果、Aブロックを勝ち抜いたのはらぶおじさんでした!

Bブロックには、プリマ旦那・野村、セルライトスパ・大須賀、爆ノ介、清友、霜降り明星のふたりが顔を揃えます。中西は、そのままAブロックのメンバーと一緒に審査にまわることに。「厳しめにいかせてもらうよ!」と言い放つ渡邊には、「誰が言うてるねん」と総ツッコミが入ります。

まずは「一般人あるあるモノマネ」から。口火を切った野村は、「キタとミナミにおけるおっさんの歩き方の変化」を細かやに実演。さらに南下した新世界ではスピードにも大きな違いが!? そこからせいや、爆ノ介と"新世界あるある"のオンパレードに...。

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清友は「小学生が突然スターになる瞬間」を切り取りました。あるモノを持っていることで一気に成り上がる"あるある"に、客席も納得&爆笑! その後、一瞬でスターの座から滑り落ちてしまう瞬間も合わせて披露しました。

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ほかにも大須賀が意外な体勢から繰り出した「ジャンカラ店員のノック」、せいやの「早く消したいがために黒板消しを使わず字を消す先生」など、誰もが見たことのあるシーンが笑いを巻き起こしていきます。

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ふたつめの「雰囲気モノマネ」でも、おもしろネタが続々。千原せいじがツッコミながら歩くときの「肩の感じ」をモノマネしたのは爆ノ介。続く野村も、『にけつッ!!』での千原ジュニアの雰囲気モノマネで対抗します。

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見た目のみで勝負をかけた大須賀の「四分音符」は残念ながらノーポイント。この後もさまざまなモノマネで"雰囲気"を伝えました。

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最後は「○○が絶対に言わないひとこと」。爆ノ介によるパリス・ヒルトンの「ディス・ジャケット・イズ・シマムラ」、粗品によるペンギンズ・アニキさんの「神戸の夜景見たい〜」などなど、1フレーズごとに爆笑の連続。

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せいやはタイムリーな冬季五輪ネタを盛り込み、武田鉄矢さんや坂田利夫のモノマネで「そだねー」を連呼していました。大須賀は眼鏡をかけて振分親方に扮したところ、ひとことよりルックスに注目が...。

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こちらも熱い戦いとなったBブロック、勝ち残ったのは野村! 決勝はらぶおじさん×野村の対戦で、お題はフリー、ノンジャンルのモノマネで先に3勝した方が優勝となります。映画ネタのらぶおじさん、芸人ネタの野村という、それぞれの個性を打ち出した対決の結果は...?

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まずはらぶおじさんが先攻で、ジャッキー・チェン映画の"格闘シーンあるある"をモノマネ。対する野村はメッセンジャー・黒田が「漫才で出てくるときの感じ」を見事にマネて見せ、まずは1勝! 拮抗した勝負に、審査するメンバーからは「ジャッジが難しい!」と苦悩の声が上がります。

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この後も野村が勝利して一気にリーチをかけましたが、らぶおじさんもSF映画のスペクタクルな場面を体を張って再現して追い上げます。

勝負を決めたのは、芸人ネタでぶつかった4戦目。野村は「漫才中、電車に乗っているかのような学天即・四条」、

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らぶおじさんは「本気で笑ったときの見取り図・盛山」を披露しましたが、らぶおじさんのモノマネには審査員から「?」の嵐。

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その結果、11人全員の票を集めた野村が優勝を決めました!

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「あっという間やった〜」と充実の表情を浮かべるメンバーたち。エンディングでも、まだまだモノマネは尽きません。最後は岡下が「漫才の出番前の藤崎マーケット・トキ」を披露して大きな拍手を浴び、この日のイベントは幕となりました。

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【プリマ旦那・河野】【プリマ旦那・野村】【クロスバー直撃・渡邊】【ダブルアート・真べぇ】【セルライトスパ・大須賀】【霜降り明星・せいや】【霜降り明星・粗品】【絶対アイシテルズ・らぶおじさん】【爆ノ介】【清友】【ゆりやんレトリィバァ】【THIS IS パン・THIS IS 岡下】【馬と魚】【おたまじゃくし・中西】

NSC大阪校40期生の集大成『NSC大ライブOSAKA 2018』でポップマンが優勝!

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2月26日(月)、大阪国際交流センター大ホールにて『NSC大ライブOSAKA 2018』が開催され、NSC大阪40期生の97組約200名がネタを披露。トーナメント形式で熱戦が繰り広げられ、「ポップマン」が頂点に輝きました!

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1982年の開校以来、ダウンタウンやナインティナインをはじめ、数多くのスターを輩出してきたNSC(ニュー・スター・クリエイション)吉本総合芸能学院。『NSC大ライブ OSAKA』では、NSC大阪40期生が日頃のNSCで学習した成果を1本のネタに込め、トーナメント戦を繰り広げるライブです。

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13:30から行われていた予選で、観客投票により見事に勝ち上がった8組がたむらけんじ、福本愛菜がMCを務める決戦に進出。決戦へは、ロールキャベツ団地、はるか、電撃七号線、ねこ屋敷、三好ユウダチ、アングリーメン、ポップマン、ジャービズの8組が進出しました。決勝戦はトーナメント形式で、1回戦、2回戦はネタ時間2分、最終決戦がネタ時間3分。審査は放送作家の本多正識さん、大工富明さん、大池晶さん、メッセンジャー・あいはら、ザ・プラン9のお〜い!久馬というNSCの講師を務める面々がネタ直後に判定し、多数決で勝者を決定します。漫才、ピン芸、歌ネタなど、個性あふれる面々が白熱したネタバトルを繰り広げました。

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最終決戦まで勝ち進んだのが、ポップマン、ロールキャベツ団地。2組ともテンポのいい漫才で会場を沸かせたこともあり、「タイプ的には似ているからどういう戦いになるか楽しみ」と審査員の本多さん。お〜い!久馬も「非常にレベルが高いですね」と感心していました。そしていよいよ決勝戦。先行のロールキャベツ団地はヒーローをテーマにしたハイテンションな漫才を。後攻のポップマンは動物がしゃべれる世界をモチーフに軽快な漫才を繰り広げ、ポップマンに軍配が上がりました。

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審査員の本多さんは「どちらもよかった。いい勝負でした」と未来のお笑い界を担うであろう2組にエールを。大工さんは「今年は本当に迷いました」とし、「テンポもよく、2組とも最後までお客さんを離さないいい漫才でした」と感想を。大池さんは「ロールキャベツ団地もよかったですが、少し急ぎすぎたのかな」と、勝負の分かれ目を明かしました。メッセンジャー・あいはらは「ロールキャベツ団地はNSC時代の黒田に似てる」と、ハイテンションなロールキャベツ団地とかつての黒田が似ていると語り、「黒田も昔はあんな感じやった」と何かを思い出したようでした。お〜い!久馬は「今日の出来では、たまたまポップマンが勝っただけ。おもしろかったです」と、ポップマンを称えつつ、僅差で敗退したロールキャベツ団地をはじめ、NSC大阪40期生全体にエールを送りました。

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決勝戦後の会見は、ポップマンとMCのたむらけんじが出席しました。

ポップマンは、ボケの加藤聖也とツッコミの西本尚貴からなるコンビ。加藤は「優勝できるかわからず不安で、あと出番が最後というのがプレッシャーでしたが、いまはうれしいです」と笑顔。西本は「もちろんうれしいですが、ネタはほとんど加藤が書いてくれているので、それでたくさんの笑いが取れて、加藤と、今日の衣装を選んでくれた加藤のお母さんに感謝したいと思います」と相方と、ドット柄のポップな衣装をプレゼントしてくれた加藤のお母様に感謝の言葉を。

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そんなふたりを見守るたむらけんじは、「漫才がうまいですね。僕らの時は、あれだけできるのは中川家ぐらいしかいなかったのが、今は中川家がゴロゴロいるような感じがしました。その中で勝ち抜いたポップマンはかなりの実力を持ってるんじゃないかなと思いました」と語り、これを受けてポップマンは「ありがとうございます!」と恐縮。また、ポップマンの魅力を「(審査員の)大工先生もおっしゃっていましたが、やはり漫才はテンポじゃないですか。少しでも詰まってしまうと観ている側が不安になるんですが、それが全くなかった。あと、ボケは持ってるものですが、ツッコミはセンス。うまい、下手があると思うんですけど、彼(西本)はうまいので、あとはどんどんボケの精度を上げていけばいいのでは」と今後に期待を込めて語りました。

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ふたりがコンビを組んだいきさつを明かす一幕も。NSCで、「相方探しの会」が行われた際、加藤が30秒の自己紹介で、『ハイスクールマンザイ2014』に出場し、準決勝まで勝ち進んだことをアピール。これを聞いた西本が、加藤に声をかけて結成に至ったといいます。加藤は他にも高校時代に「クエストカップ全国大会」というプレゼンの全国大会で優勝した経験もあるそうで、「それまで人前でしゃべるのが苦手だったんですが、クエストカップを通して人前で話すのが得意になりました」と漫才師を志したきっかけも明かしました。

一方、西本は香川大学教育学部卒業。小・中・高校の教員免許を取得し、教師になろうと採用試験に向けて勉強していたところ、「先生はもちろんすばらしい仕事なんですが、自分がこれから40年間先生をするのかと想像するとピンと来なかった」とNSC入学を決意。実は加藤も幼稚園教諭2級、保育士、認定ベビーシッターの資格を取得しているそうで、たむらから「お前らで学校できるやん! ポップマン学園やん」と言われると「お子さんを預けていただいたらすくすくと育てて大人にしてお返しします」と語り、記者陣を沸かせていました。また、ふたりとも、『M-1グランプリ』に憧れて漫才師の世界に飛び込んだといい、「M-1グランプリに出場した方、優勝した漫才師さんすべてが憧れです」とも。

この日の決勝戦では、ネタ終了後の舞台袖で思わずガッツポーズが出たという加藤。いつも「感情が表に出るタイプ」だそうで、この日も「ウケたな! っていうのがすごい出てしまいました」と照れ笑い。

また、加藤がネタを書いていることから「賞金をもらうようなことがあっても『半々にしてや』と言うときや」と西本に進言。ほかにも「期待すると、してくれなかった時に腹立つから期待したらあかん。コンビは夫婦と一緒」など、アドバイス。たむらの言葉を受けて、ポップマンのふたりは「はい!」と元気に返事をしていました。

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優勝したポップマンには、ご褒美として、今田耕司、東野幸治、フットボールアワーが出演中のバラエティ番組『本能Z』(CBC/中部日本放送)の出演権が与えられます(放送日未定)。お笑い界に飛び出すポップマンの今後の活躍にご期待くださいね!

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【たむらけんじ】【福本愛菜】【メッセンジャー・あいはら】【お〜い!久馬】

2018年2月27日 (火)

走った!飛んだ!笑った!「よしもと×ふくしまみんなでチャレンジ大運動会inいわき市立総合体育館」レポート

健康へ向けて身近なところからチャレンジし「人も地域も笑顔で元気」にする取り組み『県民運動』は、福島県が取り組んでいる健康プロジェクトです。今回はよしもととタッグを組んで、「よしもと×ふくしまみんなでチャレンジ大運動会inいわき市立総合体育館」を開催しました。
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MCは、ペナルティのヒデと品川庄司の庄司。アスリート代表として元ラグビー日本代表の大西将太郎さん、サイクルロードレーサーの辻喜光さん、陸上競技400m走インターハイ優勝経験を持つ寺田克也さん、アトランタ五輪体操競技日本代表の田中光さんが登場。
さらによしもとからは、キングコング・梶原、ペナルティ・ワッキー、ガリットチュウ、大西ライオン、ジョイマン、三瓶、ハイキングウォーキング、中継MCとしてゆにばーすが出演しました。
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まだ寒さの残る2月24日(土)、いわき市立総合体育館に福島県にお住いの小学校3年生~6年生の児童205名が集結。
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まずは、ヒデと庄司が登場します。ヒデが「こんにちはー!」と元気よく挨拶すれば、庄司はお馴染みの「ミキティー!」と絶叫。早速小学生と応援に来ていた保護者らを笑わせました。
続いてアスリートとよしもと芸人が登場。それぞれ挨拶をしていく中、ゆにばーすやジョイマンはお馴染みのネタやフレーズを、大西ライオンは「心配ないさ~!」と叫ぶなど、スタートからエンジン全開。ワッキーにいたっては、変顔でポーズを決め「平昌オリンピックのキャラクターだよ」や「こんばんは。マイケル・ダグラスです」などボケまくり、会場を笑いに包みます。
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開会の挨拶は福島県知事・内堀雅雄さんに行っていただきました。知事は「みんなで身体を動かして楽しんでください」と挨拶。小学生もそれに応えるかのように大きな拍手を送ります。
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選手宣誓は、小学生代表・カンノくんと梶原が声を合わせて行います。さほど身長が変わらないカンノくんに梶原は「背一緒やん!」と悔しさを露わに......。2人が元気よく宣誓した後は、準備体操。田中さん指示のもと入念に身体をほぐします。
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ここからはゲーム「ボンバーエッグ」でチーム決め。参加者全員で円になり、番号の書かれた、たまご型のボール数個を音楽に合わせて回します。音楽が止まった時にたまごを持った児童は、その番号に割りふられている芸人・アスリートチームの一員となる......というもの。
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チームは、ワッキーチーム、三瓶(大西さんも加入)チーム、ハイキングウォーキングチーム、梶原(辻さんも加入)チーム、ジョイマンチーム、ガリットチュウチーム、ライオン(寺田さんも加入)チーム、ヒカル(田中さん)チームの8チームです。このチームでゲームをして得点を競い合います。最終的に一番ポイントを稼いだチームが優勝です。
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それぞれ児童が属するチームが決まったところで、キャプテンが意気込みを語ります。各チームがギャグや掛け声で気持ちを表現する中、梶原チームは全員で声を合わせ「お父さん、お母さん、育ててくれてありがとう」と感謝の念を送り、ヒデらを感動(?)させます。
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続いて、地元の「ふくしまチアリーディングスクール」のキッズたちが応援に駆けつけてくれました。元気いっぱいのダンスに、芸人も児童も見よう見まねで踊ります。

さて、いよいよゲームがスタート。まずは「デカパンリレー」です。2人1組になってデカパンを履き、リレー形式でコーンを一周するというもの。
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アンカーは芸人orアスリートと小学生のタッグとなっています。ゲームが始まると、小学生は一生懸命! 途中で靴が脱げてしまうハプニングがあったり、チームワーク抜群で独走状態に入るチームがあるなど、大いに盛り上がりました。
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予選で1位を獲得した梶原チームは、またもや梶原の差し金で児童一同が声を合わせて「お父さん、お母さん、お仕事お疲れ様です!」と言い会場を笑わせます。決勝では、見事接戦を制したライオンチームが1位を獲得しました。

続いては「ミッション綱引き」。単純な綱引きではなく、チームで選ばれた数名の児童が、試合開始と同時にミッションを行い、クリアーしたチームから綱引きに参加できるというものです。ミッションは「芝刈り機をやる」や「ナナナナ~をやる」など、ギャグが多いため、恥ずかしがらずにミッションを遂行し、早く綱引きの助けに行けるかがポイントです。
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粛々とゲームは進んでいったのですが、ここで事件が起こります。
ガリットチュウチームの福島が姿を消したのです。彼の代わりに現れたのは、なんと「せんとくん」......に扮した福島。
登場しただけで会場を爆笑の渦に巻き込んだのですが、室内とはいえ半裸状態が寒かったのか、一直線でヒーターの前に向かっていました。
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せんとくんは笑わせるだけでなく、ゲームでも活躍。持ち前のパワーで敵をなぎ倒し、ガリットチュウチームが1位をかっさらいました。
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午前の部最後のゲームは「友情リレー」。このリレーを制すことができれば、午後の決勝に駒を進めるというだけあって、児童と芸人&アスリートも力が入ります。4組ずつで予選が行われ、デットヒートを制したのは、梶原チーム、三瓶チーム、ハイキングウォーキングチーム、ガリットチュウチーム。
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せんとくんの恰好で走った福島は、やはり寒かったのか、独走状態で1位のゴールテープを切った後、一直線にヒーター前に走るのでした。

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お昼休憩では、田中さんによる「自宅でできる簡単運動講座」が行われました。親子や友だち同士で大勢の人が参加し、身体を動かします。レベルの高いものもあり、四苦八苦している様子もありましたが、楽しそうに運動をしていました。
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また、エントランスではブースが出展。「福島県保健衛生協会」が骨密度の調査を、「いわき市保健所」は飲料の酸性チェックやプレゼント配布、「福島県栄養士会」はパンフレットや試供品の配布、「福島県健康促進課」は健民アプリのPRを行っており、これに芸人も参加。ファンの方のサインに応じたり、写真を撮ったり、さらにブースの呼び込みも行い、大盛況となりました。
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お昼休憩を挟んで、午後の部がスタート。ヒデらが挨拶を済ませると、観客席に船越英一郎さんに扮した福島の姿が。観客席が爆笑する中、児童らにエールを送ります。
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午後の部最初のゲームは「借り人競争」です。児童と芸人&アスリートが協力して、観客席からお題に沿った人を呼びます。今回のテーマは「有名人と同姓同名、もしくはそれに近い人」。制限時間5分の間に、いかに近しい方を探せるかがカギを握ります。
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悪戦苦闘しながらもなんとか全チームが帰還。若手女優、日本人大リーガー、有名漫画家などに近しい名前の人がたくさんいましたが、庄司の判断で旧姓が有名女性歌手と同姓同名の方を連れてきたジョイマンチームが勝利となりました。
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続いては「ブロック玉入れ」。普通の玉入れに加えて、相手チームの一人が、ジャイアントハンドを使用して玉を妨害。そのブロックをかいくぐって玉を入れなければなりません。必死にブロックする芸人やアスリートをしり目に、どんどんと玉を入れようとする児童。
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一生懸命な子どもたちの姿に保護者の応援にも力が入ります。こちらはガリットチュウチームが1位を獲得。また、自分たちのチームではないものの、他のチームを「頑張れー!」と応援する児童も増え、会場に一体感が生まれていました。

「ブロック玉入れ」が終了すると「熱血ドッヂビー」がスタート。こちらはドッヂボールとルールは同じなのですが、ボールの代わりに柔らかいフリスビーが使用されます。
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一定時間が過ぎるとフリスビーが追加され、当たる確率も高くなる......というものです。こちらも勝負は白熱! 結果、梶原チームが1位をもぎ取りました。

運動会、最後の種目は「友情リレー」決勝です。厳しい予選を勝ち上がった4組が、ハイレベルな戦いを繰り広げます。バトンを落としてしまったり、靴が脱げてしまったり......とハプニングもありましたが、児童の笑顔は絶えません。
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惜しくも予選で敗れてしまったチームの子たちが、頑張って走る友だちに応援をする一幕もありました。ゲームは、一度は順位を落としたものの、猛烈な勢いで追いついたガリットチュウチームが1位を奪取する結果に。
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これにて全工程が終了。緊張の結果発表です。8位は2850点で「ヒカルチーム」、7位は3000点で「ライオンチーム」、6位「ジョイマンチーム」は3200点、5位は3300点で「ハイキングウォーキングチーム」、「三瓶チーム」は3400点で4位となりました。
ここからベスト3。3550点獲得したのは「ワッキーチーム」。2位は3700点で「梶原チーム」です。
そして、ゲームで何度も1位を獲得してポイントを稼いだ「ガリットチュウチーム」が4200点で1位となりました。
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優勝カップはキャプテンの児童に贈呈。ガリットチュウチームは喜びを爆発させます。
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最後にアスリートを代表して大西さんが挨拶。記念撮影をして終了となりました。
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2018年2月26日 (月)

デニスと沖縄芸人の怖い話しに悲鳴と笑いがこだまする「さむ~い冬だけど!よしもと怪談ナイト~芸人がお送りする怖い話~第二夜」

2月11日(日)、よしもと沖縄花月にて、「さむ~い冬だけど!よしもと怪談ナイト~芸人がお送りする怖い話~第二夜」が開催されました。昨年の8月に第一夜が開催され大好評を収めたこのイベント。本来は昨年10月に第二夜が開催される予定でしたが、沖縄に直撃した大型台風で中止になり、満を持して今回ようやく第二夜を開催することになったことになりました。

暗くした舞台上に、明かりをともしたロウソクを手にした本日の語りべ、大屋あゆみ、けんたくん、どさんこ室田、オーシャン・リョウジ、カシスオレンジ・仲村、魁バーバリアン・与儀、ぐりーんのーと・A16が登場。年に2回くらいしかMCをやらないという、ガジラー・寺崎のたどたどしいトークで迎えられたのはゲストのデニス。「今のところMC、100点中4点!」と植野から厳しい判定を受け、苦笑いの寺崎。とっておきの怖い話を持ってきたという芸人たちによるトークが始まりました。

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魁バーバリアン・与儀は、友人が勤務先で経験した、那覇市にある病院の「死神のいる病室」について話します。入院した患者がある共通する行動をとったあと、皆、2週間で亡くなってしまうという内容に、隣の大屋あゆみは思わず耳をふさぎ、先ほどまで笑いで包まれていた客席が一気に静かになりました。

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続けて、大屋あゆみが、昔に宿泊したホテルで経験した不思議な話しを披露します。その出来事のあと、別の友人が同じホテルの同じ部屋でまた不思議な体験をしたといい、実はその部屋はある事件が起こったといういわく付きの部屋だったという真実に、険しい顔をしてうなずく芸人たち。そんな中、突然デニス・植野から「何か怖い話しないの?」と振られたガジラー・寺崎。

「あんまりないんですけど......」と話し始めたのは、現在住む家についてのエピソード。すると「まじのやつ!怖いの持ってるじゃん!」と植野はじめ芸人たちにツッコまれまれる始末。すかさず、霊感が強いと言われているどさんこ室田が「寺崎の家は独身のときによく泊まったけど、結構みんな見てる。寺崎が結婚して子供が生まれてからその家のいろいろは見えなくなった」と暴露。そんな家よく住み続けてるな!と皆に感心されていました。

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また、移転前の沖縄花月の建物ではいろいろ不思議なことがあったと、大屋あゆみやけんたくんが話し出すと、他の芸人も次々にエピソードを話し出し、「あそこは確かに何かあるところだったね」と結論付けていました。ほかにも、どさんこ室田、カシスオレンジ・仲村、オーシャン・リョウジ、ぐりーんのーと・A16が、とっておきの怖い体験談を披露し、会場が悲鳴に包まれ、ざわつきが収まらない状態に。

そんな空気の中、けんたくんが自宅向かいの建物で目撃した恐怖の出来事を話します。ですが他のメンバーに「いつの出来事?」「どこで?」と追求されると、「ネットで見つけた怖い話です」とまさかの事実を告白。ガジラー・寺崎に「ネットの話し禁止!」と厳重注意を受け、会場の笑いを誘いました。沖縄芸人の中で一番霊感が強いと言われている、ウリズン桜・やーすーがテレビ電話で登場。愛犬が見えない何かに反応するというエピソードを淡々と披露し、再び客席を凍りつかせていました。

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最後に、おもむろに立ち上がったけんたくんが「僕は除霊ができるんです」と大声で叫びながら空を切り出すという強引な展開に、会場から大きな笑いが起こります。すると便乗して、デニス・松下が「何かに取り付かれた!」とけんたくんの前に向かっていきます。けんたくんと松下によるまさかのミニコントに、笑いをこらえる植野や大屋あゆみ。けんたくんが松下に大声で叫びながら身振り手振りで除霊らしき動作をすると、正気にもどる松下。二人の熱演に反してグダグダな展開に、会場が爆笑で包まれる中、この日の舞台が終了しました。

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【ガジラー・寺崎】【どさんこ室田】【魁バーバリアン・与儀】【カシスオレンジ・仲村】【オーシャン・リョウジ】【大屋あゆみ】【ぐりんのーと・A16】【けんたくん】【ウリズン桜・やーすー】

ピーチキャッスル桃原が芸人であることを忘れるハプニング?!「マテンロウのひたすらトークライブ」

2月17日(土)、よしもと沖縄花月で「マテンロウのひたすらトークライブ」が行われました。タイトル通り、マテンロウと沖縄芸人がひたすらトークを繰り広げていく形式で、沖縄からはけんたくん、どさんこ室田、ピーチキャッスル・桃原、ありんくりん・クリス、カシスオレンジ・仲村、ぼんじょるの・大谷、マルキヨビルの計8名が出演。総勢10名で、賑やかにトークを始めます。

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最初の話題はアルバイト。クリスとマルキヨビル・しょうへいが同じコールセンターで働いていることに対して、アントニーが「テレアポいいよね。見た目にこだわらないもん」と返し、ファストフード店のアルバイトに落ちたというまさかの話題や、19歳の頃、結婚式の招待客のサクラをしたことを話しました。

「席についたら、ネームプレートに『ヨネザワツヨシ様』って書いてあるの。この見た目で?!って思ったんだけど、仕事だから、と思ってヨネザワツヨシのつもりで周囲と話してたんだけど、あれから7年経って、同じテーブルだった新郎の本当のお友達から『ヨネザワさんですよね?!テレビ見てますよ』って声かけられてさ。いまさら本当の事言うのもなんだから、『本名の話はしないで下さいね』って返して。こう考えると2万5千円でも安いバイトだよね~」と話すアントニー。未だにサクラの役を演じ続けていることを暴露し、観客を驚かせていました。

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バイトつながりで室田が「おばけが出る、という理由でバイトを辞めたことがある」から、話は霊感の話題に。クリスが「俺、40歳になったらユタ(沖縄の霊媒師の一種)の力が覚醒するって言われた」から、大トニーがときどきトークショーでやっている怖い話まで話題は広がり、この日の締めのトークは大トニーに怖い話をしてもらうことに。

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そのうち全員がフリーで1ネタ話し終わり、続いてはお題が入っている箱の中からくじ引きで次のネタを選ぶ「ひたすらお題BOX」のコーナーに突入。最初のお題は「〇〇に言いたいこと」。クリスが「パリピな女の子に言いたい。彼氏とお店に行ってるのに店員とハグするな!」で口火を切ると、アントニーが「でも俺とかクリスと付き合うような女の子だったら、誰にでもハグするでしょ。それより『アタシあのDJとトモダチなんだ~』って自慢する子のほうが嫌い」とつなげます。

それで「嫌い」な話題にスイッチが入ったのか、桃原が「俺、『風が気持ちいい』って言う人わからないんですよ」と一言。しかし大トニーが「え、俺さっきも言ったばかりだけど?」と反応すると、室田も「俺、北海道出身だけど、沖縄に住んでるのは風が気持ちいいからなんだけど?」と大激論がスタート。けんたくんや大谷が例を出して、なんとか両者間をおさめようとするのですが、出てくる例がまた個性的で分かりづらいものばかり。どうにか「桃原はやせているから風に当たるだけで体力を消耗するので風が嫌い」という結論まで持っていき、激論を鎮火させました。

続いてのお題は「実は〇〇なんです」。室田の「実は俺ジブリ好きなんです」から、仲村の「バンドが好き」に続き、たまたま客席の最前列が女子高生ばかりだったことから、アントニーが「そういえば、今みんなが好きなバンドとか、流行っているのは誰?」と質問。miwaやSHISHAMO、星野源など納得の答えが続く中、「スピッツ」と答えた女の子がいて、「(うちらの世代と話すなら)それ大正解!」と好評が飛び交いました。

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次のお題は「びっくりした話」。桃原が「最近親が離婚してバツ2になったんだけど、妹から電話があって、『お母さんに彼がいるって知ってる?』って言われて鳥肌が立った」と暴露すると、大トニーも「うちも去年親が離婚したんだけど、親父にすぐ彼女ができたの。それがうちの同級生のお母さんなんだ」と衝撃の暴露。しかも、「うちの父親SNSとかやるんだけど、アイコンの下の文章にさ、『前野町のピーターパン』って書いてあるんだ」と更なる暴露。ステージ上も客席も「うわ~」「ぎゃ~」といった悲鳴に包まれました。

一通りびっくりした話が済んだ後、次の「ひたすらうわさ話」のコーナーへ。そこでアントニーが「俺、この前も沖縄でゴシップネタ話したから、今日は聞く側に回りたい」と一言。しかし、情報通のアントニーに沖縄芸人は興味津々で、アントニーもその空気に負けたのか、「じゃぁ、前話していない話題を一つだけ話すよ」と芸能ゴシップを暴露。あまりにも破壊力がありすぎる内容に、桃原が立ち上がり「俺、客席行っていいですか?!こっちで聴きたい!!」と立ち上がり絶叫するほどでした。

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ステージ上も観客も全員ダメージを受けたようで、「ひたすらうわさ話」はアントニーの話だけで終了。残り時間はフリーの話題にしよう、という事で大トニーが前列の女子高生に再び質問。「会ってみたい芸能人は?」との質問をしたのですが、「三四郎の小宮」と答えた子に対し、マテンロウは2人がかりで「やめた方がいい、小宮は会ってみたらがっかりした芸人の1位だから」とエピソードを出して説得。特に最近はドッキリの仕事が多いため、疑心暗鬼になりすぎていることを話していました。

しかしマテンロウの2人も、数年前はドッキリをかけられる側の台頭で、「ドッキリって、『何かある』って途中でわかっても、結局最後まで何が仕込まれているのか分からないんだよね。しかもこっちはネタとかやってるわけじゃないから、『ハイ、終わりました』って言われても(仕事したっていう)手ごたえとか実感がないし」と、過去を振り返っていました。

その後プレゼントする側・される側の話題で盛り上がった後、時間が迫ってきたため大トニーに怖い話をしてもらうことに。各ライブ会場で絶賛の話だけあって、会場内の空気が一瞬張り詰めます。するとそれに触発されたのか、アントニーも海外ロケでホラーハウスに行った話を始めます。その衝撃のオチに、観客は大爆笑。明るい雰囲気のままエンディングに入ります。

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来月に迫った「おきなわ花月3周年記念公演」や4月に開催する「島ぜんぶでおーきな祭」の告知をしながら、お別れのご挨拶。マテンロウの2人は「また沖縄でこんなライブを続けて行きたいと思います」と締めくくり、この日の公演は幕を下ろしました。

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【マテンロウ】【けんたくん】【どさんこ室田】【ピーチキャッスル・桃原】【ありんくりん・クリス】【カシスオレンジ・仲村】【ぼんじょるの・大谷】【マルキヨビル】

スリムクラブのネタライブに珍客が来場?!「土日祝特別公演」

2月17日(土)、よしもと沖縄花月にて「土日祝特別公演」が行われました。この日は複数の芸人がリレー形式でひたすらネタを披露するスタイル。霜降り明星やマテンロウなど人気芸人をはじめ、スリムクラブがネタライブに登場するとあって、会場には多くの観客が訪れました。

トップバッターはぼんじょるの。しつけに悪戦苦闘する父親役がおりた、わがままを言う子供役を大谷が演じコントを披露します。テンポ良い掛け合いの後、おりたの決め台詞に観客は爆笑していました。

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続いて登場したのはピン芸人のたろう。「おじさんへの差別」をテーマに、マイクの位置にこだわらず、ステージ上を歩き回って客席に切々と語りかけるスタイルで、客席から共感を得ていました。

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3番手は魁バーバリアン。砂川の体前屈とカマキリ似の与儀という自己紹介の鉄板ネタだけで笑いをとり、さらに借金取りをテーマにしたテンポ良いネタで会場を沸かせていました。

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4番手は初恋クロマニヨン。新本が上司役、比嘉と松田が部下役で「上司に対して横柄な部下」をテーマにネタを披露。翻弄される新本の姿に客席から笑い声が上がりました。

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続いては霜降り明星。粗品が「ファンだよ、って人いますか?」と客席に声をかけると、7~8割ほど手が上がり、粗品もせいやも大喜び。自己紹介を兼ねたせいやのモノマネでは、坂田師匠の「~だべさ~」という口癖を「~シークヮーサ~」「~イヤサーサ~」と沖縄バージョンに変え、観客からは歓声が上がっていました。

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その後自己紹介でがっちり観客の心をつかんだまま、童謡をテーマにしたネタを披露。せいやのリアクションの上手さに客席から拍手が起きました。

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6番手はマテンロウ。アントニーの「俺、サーターアンダギーに似てるからって、ローラのLINEに『サーター』って登録されてるんだ」という自己紹介の時点で観客は爆笑。同級生なのにお互い年齢不詳に見られる、というアントニーと大トニーが「いくつに見える~?」と客席の小学生に聞くと、「28!」と一発で正解を出され驚いていました。

「なかなか一発で当てる人少ないんだけどね。そうなの。実はKis-My-Ft2の玉森くんと同い年なの」とアントニーが言うと、客席からは笑い声が上がりますが、マテンロウの2人からは「そこ笑うとこじゃないですよ!」とまさかのリアクション。その後大トニーが考えた「アントニーについてのクイズを本人に答えさせる」というネタを披露し、客席を沸かせていました。

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続いてはバンビーノ。「動物のほうの藤田です~」と石山に紹介され、客席からは苦笑の声が聞こえます。自己紹介の後は「ボクシング」「肩が当たってケンカ」などショートコントを連続で行い、締めに「ダンソン」を披露。観客の拍手を浴びていました。

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トリを務めたのはスリムクラブ。前列の観客が内間のお面を持ってきていることに気づき、内間が客席に降りて自分で自分のお面を被った姿を披露。「去年のイベントで買いました」と話すファンに内間は「大切にしてくださいね~」とか細い声でコメント。客席からいくつも笑い声が上がりました。

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内間がステージに戻ると、真栄田が「1週間くらい前、北海道の3000人入るハコでイベントやったのに、3000人中の1人も笑わなかったの。もう国葬みたいだった」と、笑ってもらえなかったと嘆きます。「あまりの怖さに司会の人が慌てて出てきて『みなさーん、笑うのは健康にいいんですよ!』ってフォローした位だったね...」と、そこまで話したところで真栄田があることに気付きます。

「ちょっと、客席の後ろに俺の両親が来てる・・・」と指差して話す真栄田に、観客は一気に振り返ります。みんなの注目を集める中、真栄田が父親に「今日のステージ、どうだった?」と話しかけますが、声質が災いしてか、何度声を掛けても聞き取れない様子。諦めた真栄田の代わりに内間が「今日の僕達のライブ、どうでしたか?」と問いかけると、真栄田の父は「いいよー!」と一言。客席からはどっと笑いが起き、真栄田は「ちょっと待って、あの人俺達よりウケてるよ!」と、決め台詞を持っていかれて焦った様子でした。

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父親に対抗してか、真栄田は「こうなったら最終兵器です」と内間を脱がせにかかります。見せたかったのは、「なぜか小さい前倣いのように伸びてくる内間のワキ毛」だったのですが、みんなが注目したのは細いけれどたるんとした感じの内間の体型。「そういえばライザップ始めて1ヶ月経ったのに、全くコミットしないよね」と真栄田が一言。それに対して内間は「うん、俺絶対ライザップに負けないからね~!」と明るく返事。会場の笑いを誘っていました。

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ネタ終了と共に公演は幕引きとなりましたが、会場の外では出演者が全員並んで、観客をお見送り。ファンと話し合ったり、写真を撮ったりとグリーティングが続き、和やかな雰囲気の中土日祝特別公演はお開きとなりました。

【スリムクラブ】【ぼんじょるの】【たろう】【魁バーバリアン】【初恋クロマニヨン】【霜降り明星】【マテンロウ】【バンビーノ】

2018年2月25日 (日)

人気急上昇中の祇園、結成10周年という節目の年に大宮で1日中公演!『GIONデー』リポート

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 ナルシシストキャラでボケ担当の木崎太郎が繰り出すボケに、相方の櫻井健一朗が冷静なツッコミを入れるスタイルで人気急上昇中のお笑いコンビ、祇園。2008年の結成から今年で10年目という節目の年を迎え、ますますパワーアップを果たしています。関西では毎月単独ライブとトークライブを開催するなど、人気急上昇中の祇園ですが、2月24日(土)には祇園に関するあらゆるイベントを大宮に集結させた『GIONデー』を大宮ラクーンよしもと劇場で実施。1日に4公演を行った『GIONデー』では、漫才・コントはもちろんのこと、ゲームコーナーやトークなどでお客さまを楽しませました。ニュースセンターでは、24日(土)3回目の公演『GIONソロ in 大宮』の様子を中心に、この日の『GIONデー』の様子をリポートします。

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 会場の熱気が最高潮に高まる中、セグウェイに乗って登場した木﨑。会場には拍手と笑い声が響き渡りましたが、「(セグウェイネタは)先ほどの公演でもやったんで。皆さん見慣れている感じですね」と語る木﨑に会場は大笑い。

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 そんな流れから、櫻井もそのセグウェイに乗ることになりましたが、うまく乗りこなせずに、なぜだかクルクルとまわったりしてしまう始末。そんな櫻井の姿にお客さまも思わずクスクス。そしてその後、「祇園ソロスタートです!」というかけ声と共に、いよいよライブのスタートです!

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 オープニング映像は、祇園の二人の写真を次々とコラージュしたものを、軽快な音楽に合わせてスクリーンに投影。「写真が比較的若いですね。今のを見たら、あれ、おっさんやんと思うよね」という木﨑のコメントに会場は大笑い。そして「だいぶ老けちゃいましたけど、でも木﨑は木﨑のまま」とナルシシストぎみにたたみかけると会場からは歓声が。そんなお客さまに向けて、木﨑が投げキッスを飛ばしますが、「なんでなんでしょうね。こういう時ってだいたいいつも男性と目が合っちゃうんですよ」と続け、「それはあなたのさじ加減です」とツッコむ櫻井。そんな二人の様子に会場は大いに沸きました。

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 そんな流れから「木﨑には夢がありましてね」と切り出した木﨑に、「どんな夢?」と尋ねる櫻井。すかさず「やっぱり冠番組を持ちたい」と返した木﨑。すると櫻井も「芸人さんなら全員そう思っているんじゃないの? でもうれしいわ。そんな風に夢を持ってくれているなんて」としみじみ。そこで二人で冠番組の練習を始めることになりました。そしてお客さまの前にピシッと立った木﨑が「さあ、始まりました! KIZA'Sキッチン」とタイトルをぶちまけると、「それはMOCOがやってるねん」とツッコみ。「そりゃ影響みたいなのは受けているよ」と言い訳する木﨑に「受けまくりやん」とあきれた様子の櫻井。「コサージュ(オマージュ)やアンパイア(インスパイア)は受けていますけど、中身はオリジナルですから」とボケを交えて説得を試みる木﨑に、櫻井も「独自の料理番組を考えているの?」と取りあえず受け流しました。そこで木﨑は肉じゃがの作り方を説明しますが、当然ながら一筋縄ではいかない、木﨑のボケの数々が次々とたたみかけられ、お客さまも大笑いでした。

 そして次のネタに入ろうとした祇園の二人でしたが、なぜか涙ぐむ木﨑。「木﨑、考えている事があって...」と深刻な表情の相方に、櫻井も「どうしたの?」と心配そうな様子です。すると木﨑が「櫻井が死ぬことを考えていて。もうそろそろかなと思って」と告白。「大丈夫やって」と相方を安心させようとする櫻井でしたが、木﨑は「もし櫻井が逝ってしまったとしても、僕はお葬式の喪主をきちんとやりたいんです。ちゃんと送ってあげたいなと思って。だから練習をさせてください」と懇願。木﨑がそこまで望むのなら...とばかりに、二人が本来やろうとしていたネタはいったん保留にして、木﨑が望むお葬式の予行演習をすることになりました。お待たせすることになるお客さまには「その後に漫才はしっかりとしますんで。やっぱりモヤモヤしたままじゃできないから。ごめんなさい、待っておいてください」(櫻井)、「自分のことしててください。お手洗いに行ってもいいですし。すみません」(木﨑)と謝罪し、練習を開始します。

 そしてコホンと咳(せき)払いをし、しばしの沈黙の後に「さ、始まりました! お葬式です。今日、より泣いた方には金一封を差し上げたいと思います!」とハイテンションな司会者風に喪主を務めた木﨑に、ビックリした様子の櫻井。「芸人さんのお葬式やから、楽しませようとしてくれているんだろうけど、でもうちの親もいるし、地元の友だちも来ているから。みんながみんなそうじゃないから」とたしなめる櫻井に、「そうやな、葬式やもんな」としみじみ返答する木﨑でしたが、結局ハイテンションになってしまう木﨑。そんなやりとりが爆笑のネタとなりました。


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 そして続くネタは学校の教室が舞台。「女子が電車で痴漢されたとしても、助けてくださいと言えばいいし、最悪、その場を離れることくらいできると思う」と語る木﨑に、櫻井が「聞いた話だけど、一回やられたら、動けないどころか、声も出せないんだって。女子は」と返答。「いや、絶対に言えると思うけどな~。助けてくださいくらいは絶対に言えると思うけどな~」と軽口をたたく木﨑のお尻をおもむろにさわり始める櫻井。木﨑の心の声は「まったく動けない。何、この状況? どういうこと? よし、大声を出して助けを呼ぼう。俺がさっき言ってたことやん。せーの......。声が出ない! 取りあえず女子のみんな、あれごめん!」。その後も、なぜかお尻を触る櫻井、それによって言葉と動きを封じ込められる木﨑という爆笑シチュエーションにお客さまも大喜びです。

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 そしてその後も、告白をしようとする女の子が書いたラブレターの字が汚くて...というコント。女性が30歳を迎えた誕生日に高級レストランでお祝いの食事をしていたカップルだったが、まったくプロポーズをしようとしない彼氏に、イライラを募らせて...というコント。「バスケットボールのルールはだいたい詳しい」と語る木﨑が、櫻井の質問にとんちんかんな返事を返す...というコントなど、次々と披露される漫才、コントに会場は大いに沸きました。

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 そしていよいよこの『GIONソロ in 大宮』公演も終盤。「この大宮の劇場はやりやすいですね。いい劇場さんだなと思いました。NSCの時から言ってたもんな」とごますりポーズで会場を笑わせた櫻井に続き、木﨑も「僕らには夢があって。いつか大宮ラクーンよしもと劇場でやりたいと思っていたということ」とぶちまけ。「(劇場がオープンする前となる)2005年から言ってたもんな。ここでやりたいなって。」という櫻井。冗談交じりに「うれしいわ。夢がかなって。大宮ラクーンよしもと劇場大好き!」と語る二人でしたが、その表情は非常に充実したものがありました。

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 この日の大宮ラクーンよしもと劇場は、祇園の2人が大活躍。先述した『GIONソロ in 大宮』のほかにも、数々のコーナーで会場のお客さまを笑わせ続けました。最初に開催された「大宮de祇園 vol.1」では、チーモンチョーチュウの2人を迎えて、漫才とコーナーを行う予定...でしたが、思わぬハプニングが。なんと祇園の呼び込みで現れたのは、チーモンチョーチュウの2人ではなく、白井のみ。なんと菊池は本公演に遅れてしまったというのです。そこで急きょ構成を変更し、祇園が漫才2本を披露した後に、祇園と白井の3人で即興漫才を披露することに。結果としてこの日にしか見られない漫才を見ることができ、お客さまも大喜びです。そして、白井考案のミニゲームを行いながらも、終演時刻が過ぎてしまうこと約30分。ようやく菊池が到着し、お客さまへ謝罪するところから写真撮影コーナーが始まりました。そして終演後、菊池はせめてもの気持ちと、次のイベントの前説を買って出て、「GIONデー」を盛り上げました。

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 続く2つ目の公演は「大宮de祇園 vol.2」。ゲストには、ニュークレープ(浅井企画)の3人が登場。なんと祇園とニュークレープは、大阪NSC28期出身の同期。前トリオ・ポラロイドマガジン時代にも、単独ライブのゲストに呼んでいたほど、昔からの付き合いなのです。お互いに漫才を披露しつつ、「大宮deゲームバトル!」と題したゲームコーナーでは、乳首洗濯バサミ手押し相撲・熱湯ゴルフボール出し・はんなりチャンバラバトルの3本対決を実施。同期ならではの仲の良さが伺えました。

 そして4つ目の公演は「GIONトーク in 大宮」。こちらは祇園のみのトークライブとなり、大阪では毎月開催中のイベントとなります。イベントの模様は、2018年1月から<祇園をより多くの人に知ってもらいたい>と開設された配信アプリFRESH! by CyberAgent「GIONチャンネル」にて後日配信されますので、お楽しみにしてください。

 そしてすべての公演が終了。エンディングでは、4月に開催される祇園10周年単独ライブを告知しました。結成10周年を迎え、人気、実力ともに急成長、さらなるパワーアップを果たしている祇園。今年のさらなる飛躍にも期待してください!


祇園10周年単独ライブ「ぎおんまつり~Thanksgiving10~」

<公演詳細>

大阪:
4/14(土)19:45開場20:00開演
よしもと漫才劇場
前売2000円 当日2300円
先行受付2/25(日)~
一般発売3/1(木)~


東京:
4/29(日)15:45開場16:00開演
ヨシモト∞ホール
前売2000円 当日2300円
先行受付3/4(日)~
一般発売3/8(木)~

2018年2月22日 (木)

万雷の拍手を浴びた南キャン・しずちゃん「こんなに喋ったの初めて」!『南海キャンディーズ初単独「他力本願」』レポート

2月16日(金)、17日(土)の2日間、東京グローブ座にて『不毛な議論 presents 南海キャンディーズ初単独ライブ「他力本願」』が開催されました。
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コンビ結成以降、しずちゃんのインパクト抜群なキャラクターと圧倒的な存在感、山里の巧みな展開力と知的で豊富なボキャブラリーが大きな化学反応を起こし、唯一無二の漫才を見せてきた南海キャンディーズ。
2004年には漫才頂上決戦『M-1グランプリ2004』のファイナリストとなり、一躍その名を世の中に轟かせると、翌年の『M-1グランプリ2005』の決勝にも進出。その後、しずちゃんは映画『フラガール』などでの演技が評価されて女優業へ、またロンドンオリンピックへの出場を目指してボクシングに打ち込む一方、山里は卓越したトーク力や繊細且つリズミカルなMC力でバラエティ番組で活躍。また、自身の冠ラジオ番組『JUNK 山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)のパーソナリティとして、多くのファンを獲得するなど、それぞれに幅広い活動を繰り広げてきました。
2015年、しずちゃんがボクサーを引退したことをきっかけに、同番組で漫才に打ち込むと宣言した2人。その後、『M-1グランプリ2016』、昨年の『M-1グランプリ2017』では準決勝へ進出しました。

本イベントは『M-1グランプリ2017』のファイナリスト発表後、しずちゃんをゲストに招いての同番組の放送にて開催が発表されたイベント。15年目にして初めての単独ライブを行うとあって発表当時から大きな話題を呼び、チケットは全公演完売。2日で開催された4公演には多くの観客が来場しました。
ニュースセンターでは、16日(金)1回目の公演の様子をレポートします。

紅白のめでたい垂れ幕がかかった舞台に、両手を大きく広げて登場した南海キャンディーズ。
サンパチマイクの前に立つと、山里は客席から起こる大きな大きな拍手を全身で浴びるように上を見上げながら、おなじみのポーズを決めて「どうも~、南海キャンディーズで~す!」と挨拶し、『M-1グランプリ2004』で2位となった際に見せた漫才を披露。今観ても色あせないそのネタに大きな笑いが起きる中、しずちゃんによるタイトルコールが単独の始まりを告げます。
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その後、同番組のリスナーの投稿から厳選した「合コン」「干支」「自己紹介」という3本の漫才を披露。「合コン」では普段の漫才では強烈なインパクトのある一言で笑いを起こすしずちゃんが山里としゃべくりを、「干支」ではしずちゃんの動きの面白さも入れ込む一方で毒舌発言を挟む山里。漫才中、「オレが書いたんじゃないからね!」と台本にあったから発言したと主張しますが、エンディングで作者であるリスナーに「あそこは書いてません!」と暴露されて大慌てしていました。
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「自己紹介」は、しずちゃんが予々やってみたかった「ノリツッコミをしたい」という夢を叶える遊びの多い構成となります。
山里からのムチャぶりになんとか乗っかろうと果敢に挑むしずちゃんですが、初回公演ということもあってか、しどろもどろに。「甘やかさないと決めた」と言い切る山里がさらにムチャぶりを重ねると、「......1回(舞台袖に)帰っていい?」と珍しく弱音を吐きます。
も、もちろん許されることはなく、慌てたしずちゃんは台詞を飛ばそうとしたり、"沖縄"というキーワードからのノリツッコミでは「ハイサーおじさん~♪ だか~らハイサーおじさ~ん♪」と"変なおじさん"のトーンで口ずさんだりするなど、ハプニング満載。そんなしずちゃんの珍しい様子に、笑いはいっそう大きくなりました。
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ラブレターズ・塚本直毅さんが台本を手がけた「♯15点の女」では、コントにも初挑戦。男女コンビという特徴を活かした恋愛物語を好演する中、塚本さんも出演者として参加しました。
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ライブ後半には、自作の漫才も。
"それぞれにこんなことをやって欲しい"や"こんなことをやったら面白くなるんじゃないか"などチャレンジの要素が強かったリスナー執筆のネタに対し、自作の漫才はそれぞれの良さや見せ所、役割を深く把握し、理解しているからこその、個性を最大限に活かす工夫が光るものに。
最後に見せた30分を超える長尺の漫才では"芸能界で生き残っていくこと"を話題としながら、しずちゃんがさまざまな女性像を好演。終盤には、公演中に散りばめられたフレーズを再登場させて、漫才の冒頭に発した言葉を見事に回収し、しずちゃんの「これが単独ライブやでぇ~、(囁くように)単独ライブやねんでぇ~!」という吐息まじりの言葉で締めくくりました。
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幕間のVTRでは、南海キャンディーズの2人へのインタビュー中に発せられた言葉をキーワードに、さまざまな企画を展開。コンビでの格闘ゲーム対決では山里のシビアな一面が、VR体験ではしずちゃんの喜びぶりが露になったりと、ネタとはひとあじ違う2人の面白みが溢れる内容となりました。

全てのネタが終了し、気持ちの込められた大きく力強い拍手が起こる中、改めて舞台に登場した2人。開演前は「どうなるのかなって不安だった」と言うしずちゃんは「こんなに喋ったのは初めて」と呟きます。
笑顔の中に安堵が浮かぶ山里は「ウェルカムな空気を作ってくれて、ありがとうございました! みなさんのおかげでやっとスタートできました。自信を持ってできました」と観客に、そして「ハイレベルなネタをたくさん送ってくれた」とリスナーに感謝。「みなさんは荒削りなものを観たと思う」と初回ならではの貴重な1回だったことを告げ、4月11日に発売が決定した本公演DVDについて告知して「DVDは(この公演とは)別物になると思います」と話します。

稽古をかなり重ねたそうで、「こんなこと初めてというか、2004年以来ちゃうかな」と回想したしずちゃんに、「そうなら、さかのぼりすぎだなぁ」と自戒を込めた口調で笑う山里。あまりに稽古したため、しずちゃんは「山里さん側の肌が荒れた」とぼやきます。
その言葉を受け流しつつ、満面の笑みを浮かべた山里は「めちゃくちゃ不安でした! でも、お客さんがいたから、お客さんのおかげでやれました」と改めて感謝を表すと、「南海キャンディーズ、まだまだやっていけると思いました!」と漫才師としての可能性について明るい未来を名言して、ライブの幕を下ろしました。
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本公演のDVD『南海キャンディーズ初単独ライブ「他力本願」』は、4月11日(水)に発売。対象店舗では先着購入特典として南海キャンディーズ特製ポストカードをもらえるほか、山里の誕生日である同月14日(土)には東京・タワーレコード渋谷店 B1F「CUT UP STUDIO」にて発売イベントも開催される予定です。詳しくは、よしもとミュージックエンタテインメントの公式ページ(http://yoshimoto-me.co.jp/artist/nankaicandies)をご確認ください。
記念すべき初単独ライブを、ライブに来られた方はもう一度、来ることができなかった方はこの機会に、ぜひDVDで堪能ください!


【南海キャンディーズ】

よしもと沖縄芸人で一番人気の芸人は誰だ?壮絶なバトルを繰り広げた「第1回よしもと沖縄芸人総選挙~ファンはいるのか?愛はあるのか?~」

2月14日(水)、よしもと沖縄花月で「第1回よしもと沖縄芸人総選挙~ファンはいるのか?愛はあるのか?~」が行われました。沖縄のよしもと芸人が集結し、一般投票により人気芸人のナンバー1を決定する企画です。沖縄芸人は総勢48名いて、その中から人気の上位25名が決定する芸人にとってもファンにとってもドキドキの企画です。

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ランキング発表に先駆けた第1部では、初恋クロマニヨンが進行役となり、「ナンバー1ユニット決定戦」と題したチーム対抗のゲームコーナーを展開しました。

沖縄芸人8チームのユニットに別れ、一番優れたチームはどこかを競います。初戦は「以心伝心クイズ」を実施。出されたお題に対して代表者の答えをチームで予想するゲームです。

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「あなたがチョコレートだと思って食べようとしたものは、本当は何でしたか」というお題では、Gラッパーズチームの代表であるけんたくんの答えをチームが予想。けんたくんが言いそうだとしてチームが出した答えは、「桃色クローバーゼットを抜けたメンバーの奥歯」というもの。意味の分からなかった客席の小さな子供が思わず「は?」と突っ込むと、会場が爆笑に包まれました。

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チーム対抗戦を勝ち抜いた2チームによる決勝では「協力大喜利」が行われました。チーム5人で「いつ」「どこで」「誰か」「何を」「どうした」をそれぞれ1人ずつ答えるゲーム。お題に出されたのは「実はあまり知られていない、バレンタインデーが誕生するきっかけになった出来事とは」でした。優勝をさらったのはサゴテン団チームで、「昨日」「伊江島で」「ハギチブラーが」「ポケモンGOー!」「いろいろあってつづく」と5人で回答し、テンポの良さとワードセンスで大爆笑をさらい、チーム対抗戦を優勝で飾りました。

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そしていよいよ第2部の総選挙に突入です。進行役に空馬良樹が登場し、総選挙の開幕を告げました。ランキングは、1月12日(金)から2月12日(祝)の1ヶ月の投票期間で7つの投票方法により決定されます。進行の空馬も会場のすべての芸人も、誰一人として結果を知らないという緊張の中での発表が始まりました。

まず候補者の沖縄芸人が、軽快な音楽と共に1人ずつ登場し、客席後部に設置された芸人席に1人ずつ座っていきます。入場が終わり芸人達の息が整ったところでいよいよ結果が発表されていきました。きちんとノリ付けされた封を切り、空馬が最初に25位から21位の芸人の名前を呼びます。

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25位はハイビスカスパーティーのちあき、24位はぼんじょるの大谷仁志、そして23位は進行役の空馬良樹でした。22位には初恋クロマニヨン比嘉憲吾、21位はピーチキャッスル真栄城将が選ばれました。一斉に名前を呼ばれた5人がステージに登場し、それぞれ一言ずつコメントをしていきました。

そして続けて20位から16位が発表されました。20位はさきはまっくす、19位はありんくりん比嘉竜太、18位はオーシャン稲福心輝、17位はツウシイム中村裕樹、そして16位はマルキヨビル康介でした。

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さらに続いて15位から11位の発表が実施されました。15位に利根川ホプキンス岩田勇人、14位にはぐりんのーとA16(えーいちろー)、13位はオーシャン新垣諒二、12位はプレイングサポーター、そして11位はキラークイーン神垣優雅となりました。名前を呼ばれた芸人達は喜びの表情を浮かべる者、不服そうな顔をする者、納得の表情を浮かべる者、それぞれの思いが交錯している様子が伝わってきました。

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そしていよいよ10位から1位が登場します。10位からは1人ずつ名前が呼ばれる形式で進行していきました。まず第10位に選ばれたのは初恋クロマニヨンの松田正。名前を呼ばれ、半ば信じられないという表情を浮かべながらステージに登壇すると、松田はなぜか原辰徳監督のモノマネを披露し場内を沸かせました。

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第9位に名前を呼ばれたのはたろうです。松田に続いてモノマネを披露すると宣言し、街頭インタビューされるおばさんのモノマネという、誰も分からないようなモノマネをして笑いを起こしていました。

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そして第8位は、ぼんじょるのおりたです。意気揚々とステージに上がったおりたは「中間発表で同率の神垣さんに勝ててよかった」とコメント。これには11位に選ばれている神垣も苦笑いでした。

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7位はぐりんのーと津嘉山貴典。「中間が21位だったので家族にも後輩にも票を入れてもらえるようにお願いした」と正直なコメントを残し、喜びをかみ締めている様子でした。

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6位は初恋クロマニヨンの新本奨です。戸惑いながらステージに登場した新本は「俺に入れてくれた人は頭おかしいと思う」と照れ隠しのコメントをしていました。

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5位に名前を呼ばれたのは、笑っしょい松岡です。「結婚式に参加したときに、参加者みんなに票を入れてもらうために、二次会三次会にも行って票の獲得を狙いました」と先日行った結婚式で、出席者に名前の売込みを頑張ったと、裏話を披露していました。

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4位は大屋あゆみです。「ユタで今年はいっぱいお金儲けができると言われたので、アルバイトをいっぱいがんばりたいと思います」とコメントすると、進行の空馬がすかさず「バイトじゃなくて芸でがんばりなさいよ」と突っ込むと、会場からは笑いが起こりました。

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3位のハイビスカスパーティー仲里有加は満面の笑みでステージに上がると「八重瀬町のみんな、やったよー!」と叫びガッツポーズ。うれしくて仕方ないという様子に、会場からも温かい拍手が送られていました。

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2位はピーチキャッスル桃原優樹です。すると名前が発表された瞬間、客席で待機していた芸人たちから「おかしい」「芸人から一番嫌われているだろ!」「芸人票は一番低いだろ、お前は!」とまさかの野次が飛ぶ事態に。芸人達の野次に、会場のお客さんも芸人席を振り返り、爆笑していました。桃原はそんな野次に反撃しながらも英語でスティーブジョブズを意識したコメントを披露。すると場内は冷ややかな空気となり、客席の芸人達はすかさず再び野次を飛ばしていました。そのやり取りが面白く、会場はまたもや笑いに包まれていました。

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そしてとうとう1位の発表です。見事栄冠の1位に輝いたのは、どさんこ室田でした。しかし1位にもかかわらず会場にいない事態に。すると電話が投入され、どさんこ室田との会話が始まりました。1位になったことが告げられると室田は「私ですか?ほんとですか!」と興奮を隠せない様子で返答していました。

そして、新日プロレスのアンバサダーのため、プロレスのイベントでどうしても会場に行けなかったことを説明。電話の最後に空馬から「ファンの皆さんに一言」と振られると、「ほんとにありがとうございました。公約通り・・・」と話し始めた瞬間、コメント途中にもかかわらず空馬がわざと電話を切り、場内が爆笑に包まれました。

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その後、会場に来られなかった室田の代わりとして、ありんくりん比嘉が表彰を受けました。「賛否両論あったと思いますけどありがとう」と、どさんこ室田のモノマネでコメントすると、会場からは「言いそう」という声とともにまたも爆笑が起こっていました。

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副賞などが贈られた後にイベントが締めくくられようとしたところ、サプライズ発表が。なんと上位3名には、声優として映画出演が決定したことがモニターで告げられました。会場にいた2位の桃原と3位の仲里は戸惑いと驚き、うれしさの表情を浮かべていました。

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芸人だけではなくお客さんをも巻き込み、会場が興奮状態の雰囲気の中、最後に空馬が「もしかすると今後県外に出て行く芸人も、ずっと地元でがんばる芸人もいると思いますが、引き続き皆さんの応援をよろしくお願いします。第2回でお会いしましょう」と締めくくり、ヒートアップしたイベントが幕を閉じました。

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2018年2月21日 (水)

ヘンダーソン・中村とからし蓮根・伊織の珍回答バトルが勝敗を決める!? 「マンゲキクイズアワーII」で極チームと翔チームが激突

2月19日(月)、よしもと漫才劇場にて、「マンゲキクイズアワーII」が開催されました。極チームと翔チーム、それぞれが精鋭メンバーを揃えて激突するクイズバトルは、今回で2回目。MCを務めるアインシュタイン・河井のもと、両チームの激戦、そしてメンバーたちが繰り出すおもしろ回答にも期待が高まります。

極チームにはトット・多田、ラフ次元・梅村、ヘンダーソン・中村、吉田たち・ゆうへい、プリマ旦那・河野が、翔チームにはネイビーズアフロ・皆川、ヒガシ逢ウサカ・高見、きんめ鯛・上田、からし蓮根・伊織、ゆりやんレトリィバァが参戦。高見は「若さで勝ちます!」と宣言するも、周囲からは「若くない」と総ツッコミ。多田から「最近、TO=高見おじさんと呼ばれている」とのタレコミも寄せられます。

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一方の極チームは、ゆうへいが複雑な表情。曰く、「(両チームのメンバーを見ながら)賢い、賢い、アホ、アホ...で、自分だけが普通。アホでもかしこでもない」のが理由らしく、しかも赤いTシャツを着せられたおかげで「めっちゃこうへいっぽい」ことにも戸惑っているようです。また、前回は中村が「世界三大珍味は?」という問題に「キャビア・トリュフ・ライム」と答えて爆笑をさらいましたが、河井から改めて問われるとライムを「レモン」と言い換えただけでまたしても不正解。先行き不安な船出となりました。

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まずは小手調べとして、バラエティー豊かな問題に記述式で答えていくクイズから。「次の漢字の読みを答えなさい。『啄木鳥』」では、河井が「啄の訓読みは『つい(ばむ)』」とビッグヒントを与えましたが、それでも悩む人がチラホラ。翔チームでは伊織が「くずきり」と答え、もはや生物ですらない間違いに一同脱力。

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極チームでは、中村の答え「つくね」に非難轟々。これは、いろんな意味で互角の戦いになりそうな予感...!?

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2問目は、ある人物の写真を見て名前を答える問題。正解は正岡子規でしたが、ここでも伊織、そして上田がトンデモ回答を。ヘアスタイルから連想したのか「ロナウド」と答えた上田、そして伊織は「吉岡兼」という謎の人物名を書いて河井を悩ませました。

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極チームでは多田が「石川啄木」と間違えてしまったものの、中村の「MCボマー」の破壊力を前にかき消されてしまいます。「MCハマー」ですらない人物名に、客席は大爆笑!

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その後もさまざまなクイズに挑戦した両チーム。「老人ホーム」をあらわす記号を「水道局」と間違えたゆりやんが「やってられるか!」と帰るボケをかましたり、ゆうへいが「ジェントルホーム=紳士の家」と答えて笑わせたり。数字の穴埋めクイズでは、間違いが多発するなか正解した上田が、意気揚々と回答を説明するひと幕もありました。

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「しっかり読めるかな? 問題読み上げクイズ」では、1人が問題を読み上げ、残る4人が答えていきます。問題文にある漢字が読めなくても無理やり読み上げ、回答者たちもなんとか文脈から予想して答えなければなりません。

翔チームでは、高見、皆川、ゆりやんが順調に問題を読み上げるなか、上田は「馬鈴薯と呼ばれる野菜は?」の「馬鈴薯」に四苦八苦。なんとか「うま、すず...」と伝えると、メンバーがしっかりフォローして正解をひねり出していました。伊織には「檸檬、葡萄、烏賊、果物でないのは?」という高度な問題文が。なんと「きこり、ワイン、とりぞく」と読み上げますが、残る4人はここでも正解を導き出し、チームワークと洞察力の鋭さを見せつけます。

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極チームも白熱の展開。河野が読み上げた「中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我入鹿を殺害した歴史上の出来事とは?」に「大化の改新」と正解したのは、なんと多田! しかも、年号をきかれるとこちらも正解するなど、今日はなかなか冴えています。梅村が「雲雀ケ丘」を読めずに詰まる、という意外な場面もあり、追いつめられた梅村は「何でもいいから兵庫県の地名を言って!」と絶叫。これに中村が「岸和田市!」と応え、舞台上は完全なるカオスと化しました。

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前回は、中村と上田だけが正解したといういわく付きの「知恵を絞り出せ!マッチ棒クイズ」。知識よりも、いかに頭を柔軟にできるかがカギとなるクイズです。今回も、指定された本数のマッチ棒を動かして、問題に答えなければなりません。わかった人から河井に申告、カベを隔てたところで他のメンバーにわからないよう答えを示していきます。

1問目、最初は全員が頭を抱えるも、皆川、高見、梅村、河野が続けざまに正解。「わかった!」と叫んだにもかかわらず不発に終わった上田、謎の公式を打ち出して爆笑を呼んだ多田など、珍回答も連発されました。

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続くもう1問では、梅村を筆頭に、上田、ゆうへい、ゆりやん、高見らが正解。なんと伊織も正解し、「やった〜! うれしい!」と大喜びしましたが、多田、皆川、河野は正解に至らず。ここまでのクイズとは、やはりひと味違う展開となりました。

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最後は、「チーム対抗リレークイズ」! 早押し問題に挑戦し、正解した人は次の回答者にバトンタッチ。より早く全員が正解したチームの勝ちとなります。接戦が続いたため、ここでの結果で最終的な勝敗が決まることに。回答者の順番もカギを握ります。

極チームは梅村、翔チームは高見がトップバッター。「『銀河鉄道の夜』の作者は?」といった問題に、それぞれテンポよく正解していきますが、極チームが多田と中村、翔チームが上田と伊織を残してからが、この戦いの本番!?

多田は「次の漢字を読みなさい。『海月』」という問題に、「くらげ!」と即答。極チームが勝利へ一歩先んじます。

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ところが、ムンクの傑作『叫び』が映し出され、「この絵の作者は?」という問題が出されたところで、ともに失速。中村と上田は長らく悩んだ末に答えられずでしたが、よくよく話を聞いてみると、ふたりともこの作品のタイトルが『ムンクの叫び』だと思っていたことが発覚! これには客席からも「えー...」と呆れ声が上がっていました。

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続く問題に上田が正解し、最終的に中村と伊織という"ラスボス対決"に突入。三角フラスコの写真が映し出され「理科の実験で使う写真の名称を答えなさい」と問題が出されると、ここぞとばかりに珍回答が続出します。

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「花瓶」「三角瓶」など、このまま朝まで正解が出ないのでは...と一同が諦めかけたところで、中村が正解、極チームを勝利に導きました。

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「熊本では習っていない」と言い張り、悔しさをにじませる伊織。高見は「(伊織は)後輩やけど、今日はおごってほしい」と力なくつぶやいていました。

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前回に勝るとも劣らない迷勝負となった「マンゲキクイズアワーII」。次回の開催を、どうぞお楽しみに!

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