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ライブレポート

「お笑いバイアスロン2018」優勝のありんくりんが登場!空馬良樹&リップサービスと白熱トークを展開

11月4日(日)、よしもと沖縄花月で「空馬良樹×リップサービス『三枚おろし四枚目』」が開催されました。

よしもと沖縄のピン芸人・空馬良樹と、オリジン・コーポレーションの人気コンビ・リップサービスのコラボライブも今回が4回目。ライブの冒頭、常連のお客さまから「四枚!」という声援が上がると、すかさず空馬が「あの...、『中村屋!』みたいに言うのやめてもらっていいですか(笑)」と応酬し、リラックスしたムードでオープニングを迎えます。
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今回は、これまでの60分公演では短いという空馬らの声を受け、たっぷり90分の開催となりました。しかし、リップサービス・榎森耕助さんが「このライブ作ってくれてるスタッフさんから『すみません、今回間違いで90分公演になってしまって...』って言われた」と裏話を暴露。相方の金城晋也さんも「『いけると思ったんで!』とかうまく言ってくれればいいのに。素直だな」と続け、会場から笑いが起こります。
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序盤からトークが弾むなか、空馬が自分の手の甲のほくろをアリと勘違いし、指で弾いたら甲の腱が切れてしまったエピソードなど、さまざまな話題で会場を盛り上げた3人。客席を和ませたところで、さっそく2組のネタ披露へ移ります。
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まずはリップサービスの漫才からスタート。"かわいい"と思われたい金城さんが、あの手この手を使って相方の榎森さんの気を引こうとします。途中、オープニングトークでの金城さんの様子を盛り込んだアドリブが飛び出す場面も。リップサービスらしいテンポの良さが光る漫才で会場を盛り上げました。
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続いては空馬が、ハロウィンをテーマにネタを繰り広げました。話が進むにつれ、男性がドキッとするようなちょっぴり大人の展開でしたが、意外にも会場のお子さんに大ウケ。ブラック度数高めのストーリー性あるネタで、大人のお客さまからも笑いが漏れていました。
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さらに、このライブならではといえる空馬とリップサービスの合同コントも披露されました。芸人の榎森さんにからむふたりのおばちゃんという設定で、空馬と金城さんが登場。動画サイトで人気を集める榎森さんのもうひとつの顔「せやろがいおじさん」をいじったり、オリジン・コーポレーションのほかの芸人さんの名前が飛び出したりと、ここでしか楽しめないネタで会場を沸かせました。
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後半はゲストを迎え、普段聞けないことをお互いに質問し合い、本音で話そうというお楽しみ企画です。今回登場するのはありんくりんの2人。毎年夏に開催される沖縄お笑い界のビッグタイトル「お笑いバイアスロン」で、4連覇中のリップサービスから今年王者を奪ったのがありんくりんとあって、両者がそろうトークは大きな盛り上がりを見せました。
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まずはありんくりんから空馬・リップサービスへ「僕たちのことを褒めてください」とリクエストが。榎森さんは、ずっと言ってきたことだと前置きしたうえで「絶対沖縄で天下取るふたりやな、と思っていた。純ウチナーンチュとアメリカ、こんな分かりやすい組み合わせってない。沖縄を離れて全国的に見てもパッと見でキャラとして面白い」と断言。金城さんも「キャラが立っているけど、そこに頼らずちゃんとネタを作っているし、普段ストイックに練習している」と同業者ならではの視点でありんくりんの良さを語りました。
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次に、空馬・リップサービスからありんくりんへの質問は「『お笑いバイアスロン』優勝後の周りの反応はどう?」。ここでは、ありんくりんが家族や事務所スタッフの変わりぶりを暴露して会場の笑いを誘いました。また、リップサービスとありんくりんが、決戦当日の会場の空気感、客席の反応といった「お笑いバイアスロン」出場芸人だからこそ分かる後日談を明かすひと幕も。リップサービスが"負け"を感じた瞬間など、優勝争いを繰り広げた2組による熱戦を振り返るトークに客席の皆さんもじっくりと耳を傾けていました。
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続いては、ありんくりん・ひがから空馬・リップサービスへ「もし女性だったら、ありんくりんのどちらと付き合いたいですか?」という質問です。なんと、榎森さん、金城さん、空馬の3人とも「(ひが)りゅうたがいい」と即答。好きな女性に一途だというひがに対し、クリスについては「私よりいい女ができたらすーぐそっちいきそう」(榎森さん)、「クリスは...いやだなぁ」(金城さん)、「クリスと付き合ったら気が気じゃない」(空馬)とさんざんな言われよう。
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ここで、「なんで!?」と納得いかないクリスが自分の長所を猛アピール。「俺は(女性を)結構いろんな所へ連れていくんですよ。モーニングだったりランチだったり。夜連れ回す男じゃなくて、モーニングやランチに行く人に安心して身を任せて!」と熱弁し、必死の懇願に会場の女性からも爆笑が沸き起こっていました。
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最後は、出演者全員でクリスが考案した「ジャングルゲーム」にトライ。リズムに乗って指定された動物の鳴き声を披露するのですが、チャレンジ失敗の金城さんが幼少時代の写真をさらされるというシュールな結末に。ありんくりんらしいハチャメチャな展開でにぎやかな公演を締めくくりました。
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【空馬良樹】【ありんくりん】

なりすましが出現?!「G(芸人)‐RAP韻KAGETSU~芸人ラップするってよ~」

11月17日(土)、よしもと沖縄花月で「G(芸人)‐RAP韻KAGETSU~芸人ラップするってよ~」が行われました。
この公演は沖縄よしもと芸人達が自由にラップで表現を楽しむスタイルで、今回で10回目を迎える人気企画です。
MCを務めるのはピーチキャッスル真栄城。なぜか真ん中に人が座らず、外側から人が埋まり、何かをぐるりと取り囲んだように着席している会場に向かい「おや?みなさんいい距離感ですね~」と早速ツッコミを行います。

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その後今夜のラッパー、オーシャンりょうじ、さきはまっくす、ぐりんのーとA16らが登壇したのですが、そこでひと悶着。芸人ラップ企画の要とも言える、魁バーバリアンの砂川が外れており、新人のマッハ松島が代わりに入っていたり、着物を着てありんくりん比嘉になりすましたシーマン當眞がしれっと座っていたりと、今までの芸人ラップ企画と様子が違うのです。真栄城が「俺が前回休んでる間に何があった?!」とラッパーのみんなを詰問し、ラッパーのリーダーを務めるA16が「砂川はオーディションで松島に敗れた」と、実は松島がラップ甲子園に出るほどの実力の持ち主であることを話します。驚く真栄城。また、シーマン當眞に「何でお前がここにいる!」と聞くと、周り全員が「何言ってるんですか、比嘉さんですよ」とフォロー。しかし真栄城は「じゃぁ方言でしゃべってみろ!」とたたみかけます。さすがに挙動不審になり「大丈夫、途中からしゃきっとするから」と言い訳をするシーマン當眞に、「初めからしゃきいとせい!!」と真栄城の鋭いツッコミが飛び、会場は笑いに包まれました。
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自己紹介が終わり、1つめのコーナー「ラッパーズトーク」がスタート。普段の出来事をラッパーらしくクールに話す、というのがコンセプトのはずなのですが、A16と松島がラップ甲子園に出場したとき、あまりにも有名なMCが出場していたので恐怖を紛らわせるためにお酒を飲んだら本番でグダグダになってしまった話や、りょうじのイオンモールライカムでムカデに出会った話など、クールとは程遠い内容。しかも、普段はオチ役の比嘉がおらず、代理のシーマン當眞が話すも、やはりグダグダのままトークが終了。真栄城は「琉球一面白い(ありんくりん比嘉の常套句)って言ってるのに面白くないじゃん!」と怒りますが、周りが「いやいや、比嘉さんにもそんな事がありますよ」とフォロー。相変わらずなりすましが続きます。
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2つめのコーナーは「勝手にHipHop」。有名な歌の歌詞をラップで歌い、もとの歌を当てる、というものです。
出題者はA16。しかし1問目からあまりにもラップのレベルが高く、1回目ではステージ上も会場も全くわからない様子。「それじゃぁちょっとゆっくりめに歌いますね」とトーンを落として、やっとシーマン當眞が「ユーミンの『ルージュの伝言』」と正解を引き出します。そこでりょうじが「今日本人にご登場・・・」とボケをかまし、壇上の全員が一旦キョロキョロしたのですが、真栄城の「本物のユーミンが出演したら、ギャラでこの劇場つぶれるわ!」とツッコミ。会場から笑いを引き出します。
2問目は、歌う前にりょうじがボケで言ったつもりの「星野源の『恋』」がまさかの正解。出題の順番に悩み、「シャレにならないからやめてくれない?」と困惑するA16に向かい、りょうじは「うん、俺もうしゃべんない」としばらく沈黙を約束します。
3問目はだんだんスピードを落として歌ってもなかなか正解が出ず、3回目の歌のあと、会場から「桑田佳祐の『波乗りジョニー』」と正解が出て一安心。別の曲と勘違いしていた芸人達は目からウロコの様子でした。
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続くコーナーは「MCバトル」。指名されたラッパー二人が8小節の2ターンで即興のラップを行い、その技を競うものです。
初戦はA16VS松島と、いきなりのハイレベル。しかもA16の「俺、前回松島に負けたんすよ」の言葉に、前回休んでいた真栄城は「え?!A16、県内で活躍してる本業のMCさんとバトルしても遜色ないレベルなのに!!」と驚きを隠せない様子。リベンジをかけて先攻A16、後攻松島のバトルが始まります。芸人ラッパーズリーダーとしての意地を歌詞に込めたA16に、下克上を狙ったフレーズを返す松島。歌い終わった後、真栄城が「上手すぎて引くわ~」と思わず一言もらすほど白熱したバトルでしたが、客席の判断はA16。見事リーダーとしてのプライドを守り抜きます。
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ところが、2戦目の挑戦者を選んでいる最中に「生ぬるいライブしてるんじゃねーよ」と不穏な声が響きます。声の主を探そうとあちこち捜索する芸人達。そんな中「俺が本物のアツいライブを届けてやんよ」と魁バーバリアン砂川がステージに乱入してきたのですが、ここで全員「砂川が小さすぎて見つけられない」ボケに突入。ステージ中央にまで移動している砂川に向かって「誰~?」「どこにいるわけ~」「見えないけど~?」とキョロキョロし続けます。「じゃぁみんな中央に集まってみろ!ステージのここを見ろ!」とのツッコミで、どうにか自分の存在を気付かせることに成功した砂川。やっと会話ができるようになったので、まずはシーマン當眞に「お前誰だよ!」と質問。しかし真栄城のときと同じように、周りが「何言ってるんですか、比嘉さんでしょ」とフォローし、シーマン當眞も「琉球一面白い比嘉りゅうたです」と返事。また、比嘉の動作だけに使われる三線の効果音も発動し、「ね、誰がどう見ても比嘉さんでしょ」と、うやむやにされてしまいます。
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主要メンバーだったはずなのに今回の公演から外され、さらにいつの間にかメンバーが変わっていることに怒り心頭の砂川。「これから5番勝負をして、俺が勝ったらお前らつぶしてやんよ!」と粋がりますが、逆に「じゃぁ俺達が勝ったらもっとつぶすからな。車上げるジャッキみたいに」とりょうじに返り討ちにされます。
砂川劣勢の中始められた5番勝負の1番目は腕相撲。「なんでラップで勝負しない?」とみんながいぶかしがりますが、砂川は「マイクが重かったら満足なパフォーマンスができないだろ!」と無理やり主張を通し、松島と対戦。見事砂川が一勝を収めます。
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続く2番目は大喜利。「ラップは面白い韻をふまないとダメだろ」の主張のもと対戦が始まりますが、実は芸人ラップのメンバーは砂川をはじめ、全員大喜利が苦手。お互い苦しみながらもりょうじが勝利しました。
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3番目はストリートファイト。ここでケンカ勝負?それともストリートライブでの人気バトル?などの憶測をよそに、砂川がステージに持ち込んだのはスーパーファミコン。「これでストリートファイター2の勝負をする!」と宣言し、対戦相手にA16を選びます。仲間内ではゲームが上手いと言われるA16ですが、「僕まだ24歳なんで、スーファミ知らないんですよね」の爆弾発言。世代的にスーファミ慣れしている砂川が勝利を収めます。
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4番目はボーカル勝負。GReeeeNの「キセキ」をさきはまっくすと歌い合いますが、後攻のさきはまっくすが歌っている最中に比嘉が乱入。「上手かったね~!」「本人が登場したかと思った!」の絶賛を受け、さきはまっくすと比嘉が勝利をさらいます。
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5番目は最終戦ということで、真打の比嘉を対戦相手にラップバトル。ところが対戦ボードに出てきたのは全く違う写真。比嘉は「あ、これ俺の七五三のときの写真です~」と、客席に爆笑を生み出していました。その後MCバトルと同じ要領で8小節の2ターンで即興のラップを行ったのですが、ラップが苦手な比嘉は言葉尻に「ライス」がつく料理を羅列したり、砂川に「パス!」と言って自分のターンなのに相手に歌わせたりと自由すぎるスタイル。しかしそこが最上にクールと判断され、比嘉が勝利を収め、5番勝負は3対2でラッパーズチームの勝利となりました。
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「それでも俺はチームに入りたい!」と懇願する砂川に、「入れてあげましょうよ」と後押しする松島。そこで比嘉が「そういえば、やー(お前)誰か?」と松島に声をかけ、またもや会場から笑いを奪っていました。
砂川のチーム入りが決まったところで、最後に全員でG‐RAPスペシャルライブを披露。NOMIKAIに続き、IRUMINE、SHIPPAIの新曲2曲を堂々と歌い上げました。
公演後、今まで発表してきた曲を含めた全5曲入りのCDが観客に無料配布され、ロビーではお目当ての芸人と一緒に写真を撮ったりして楽しむ人の列が続き、和気あいあいとした雰囲気の中、この日の公演は幕を閉じました。
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2018年11月19日 (月)

沖縄芸人の演技力とセンスが光った台本のない舞台「THE即興」に拍手喝采!

10月27日(土)よしもと沖縄花月「THE即興」が開催され、利根川ホプキンス又吉、ピーチキャッスル真栄城、ありんくりんひが、オーシャン心輝、初恋クロマニヨン新本が登壇しました。このライブは、お題のみが出され台本なしの即興で作りあげる想像力、演技力、センスが問われる舞台です。開演すると全員が「怖い!」「心臓に悪い!」と不安げに口を揃え、MCを務める新本も「一応演技がうまそなメンバー集めたけど、自分も何のお題が出るかわからない、聞かされていない」と緊張気味です。
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その後「迫力伝わるから前の方に来ませんか」と心輝が客席に降り「いらっしゃいませー!」と観客を前方に誘導し始めると、「即興で飲み屋のコントするな」と真栄城。比嘉も「お客さんももっと緊張しよう!」と客席に呼びかけていました。また、「こいつは琉神マブヤー出てるから演技は大丈夫でしょ」とハブデービルとして番組にレギュラー出演していることで比嘉はメンバーから期待されていすが、新本に「でもあれはほとんどアドリブだろ」といじられると「何言ってんの!めちゃくちゃ台本あるよ!うりひゃー(驚いた時に使う沖縄の言葉)まで書かれてるよ!」と大慌て。映画『沖縄を変えた男に出演した新本もメンバーに「新本さん演技うまいからなー」と褒められまんざらでもない様子。しかしすかさず心輝に「新本さん基本嘘つきだから」とディスられ会場は笑いに包まれました。
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公演の前半は、演技についての雑談をしていると突然後ろのモニターにひとり一人へ即興のお題が出る「即興司令」。まず、「真栄城、又吉にキレて説教する」のお題が出されると「おい!又吉もっと声張れや!」と急に怒り始める真栄城。「お前さっきから、うーんとかあーとかしか言ってない」と無理やり気味に説教され唖然とする又吉に「らりるれろって言ってみろ!イカとセロリのたっぷり炒めって言ってみろ!」と急に早口言葉を言わせ、カミカミの又吉に「だめ!ギリギリやし!」とこれまたよくわからない評価。一息つく間もなく次に「又吉、左腕がゾウに乗っ取られる」という難題が出され、頭を抱える又吉。携帯を取り出し電話をするフリをして「パオーン」と叫ぶ姿にメンバーは「怖い!パオーンとか言ってるし」と大爆笑でした。

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また、コンビニやすスーパーで一人者ではない事をアピールするため見栄を張って「お箸を2膳ください」と言ってしまうという雑談中には、新本の家にコンビニの箸やおしぼりがたくさんあり、おしぼりで体拭いてたという事実が発覚。「ボディシート買えよ!貧乏なの?」「ケチだな~」と冷やかされていると、突如新本が立ち上がり「僕は言いた~い」とオペラ歌手のような身振り手振りで歌い始めます。メンバーや会場があっけに取られているとモニターには「新本、ミュージカル調で話し始める」のお題が。「だってだって~僕は貧乏じゃな~い。お家にはちゃんと水道も電気も通ってる~だから僕を貧乏みたいに言~わ~な~い~で~」と歌い上げると、決して上手とは言えない歌にメンバー一同肩を震わせていました。

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すると突然椅子から崩れ落ち「うわー!!」と叫ぶ比嘉。モニターには「他人のヒザが恐ろしく感じる」のお題が掲げられ、真栄城が「大丈夫?落ち着け」と近付くと「来ないで来ないで!見ないでー!」と後ずさり。「どうしたの?お客さんビックリするさ」と宥められると「ヒザが・・・怖かった」と怯える姿にメンバーも会場も大爆笑。比嘉にはこのお題が不意打ちで何度も出され、その度舞台から逃げ出したり「もうヒザやめてー!楽しかったさー!」と意味不明の大絶叫。迫真の演技に観客は拍手喝采でした。また前半最後のお題「全員順番に用事を思い出して帰る」が出されると、「俺これからバイトでお店開けないといけない」と一番最初に席を立ったのは心輝。「あとで来れたらまた来るからみんな楽しんで」とそそくさと退場。メンバーに「飲み会じゃないんだから」と突っ込まれます。真栄城は携帯に出る振りをし「もしもし、え?ハナハナ光ったの(スロット)すぐ行く」と電話しながらステージを後にします。続いて比嘉は「ひ、ヒザー!!お客さんのヒザー!!」と叫び逃げ出すお決まりのヒザネタを披露。新本は急に振り向き「ちょっと待ってー」と舞台袖に下がり、最後に一人取り残された又吉は、気まずそうな様子で「今何時ですか?そうだ、今日観たいテレビあったんだよな」と何とも微妙な即興で締めくくりました。
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後半は、観客にお題を出してもらってメンバー全員で即興をつなげていくインプロに挑戦。まず、最初のお題と落ちセリフを観客に決めてもらい、お題通りの即興を30秒続け、最後にポージング。同時に効果音が流れるので、次の人はポージングと効果音に合わせた即興をします。2つのテーマを合わせ、5人で繋げなければならない難題に、真栄城は「最後に何この究極のドM問題」と嘆き、比嘉も「もうやらんどこー」と逃げ腰。最初のお題は「たこ焼き」落ちセリフは「アイドル」に決まりますが、その間「ぶつかって来た相手に因縁を付けられるカップル」、「記念撮影」、「野球」など全く統一感のないお題が飛び出してしまい、さらに急ブレーキ音や野球の「カキーン」音も加わり舞台上は支離滅裂な状態に。カップル役の又吉と心輝が腕を組む姿を前に、次の番の比嘉は「うわー何これー!」と取り乱し、「ちょっとあの人急にぶつかってきたのよ」と怒る彼女役の心輝と、「良い太ももしてんじゃねえか」と因縁をつけるオヤジ役の真栄城の絶妙なやりとりには会場も大笑い。最終的には「あなた将来何になりたいんですか」とインタビューされたチアリーダー役の比嘉が「将来的にはアイドル」となんとか締めくくると会場からは大きな拍手が送られていました。
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台本の無い1時間を終えメンバーは「こんなにも精神が削られるってある?」「心臓がキューってなった」「心ここに在らず」と感想を述べ、疲労感が隠せない様子でしたが、「でも奥が深い」「またこのメンバーで第2回やりましょう」と意欲的。新本は「インプロは専門学校の授業でもやりますし、これがきっかけでみんな舞台や映画が決まるかもしれない」と話すと「絶対ない!」「関係者なんて誰も見てないし!」と猛突込みを受ける姿に観客は大爆笑。5人の演技力が光った舞台は終始笑いに包まれ、温かい雰囲気の中幕を閉じました。
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【利根川ホプキンス】【初恋クロマニヨン】【ピーチキャッスル真栄城】【オーシャン】【ありんくりん】

次々飛び出すパフォーマンスに大人も子供も笑顔「トリックオアトリート!ハロウィン直前パフォーマー祭り」

10月27日(土)よしもと沖縄花月にて「トリックオアトリート!ハロウィン直前パフォーマー祭り」が開催されました。ハロウィンを間近に控えたこの日、吉本を代表するパフォーマーが沖縄に大集合。市川こいくち、ウエスP、ひとりでできるもん、蓮華、RIOカーニバルが登壇しました。
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開演すると、団長の魁バーバリアン砂川を筆頭にバルーンアート、ジャグリング、瓶踊りなどを得意とする沖縄芸人によるコント集団・RIOカーニバルが登場。砂川と猫ノカケラ岸本が、沖縄の妖怪マジムンを退治する「マジムンバスター」に扮し、仲間たちと一緒にサーカス仕立てのコントを繰り広げます。

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まず最初に現れたのは、マルキヨビルの勝連が黄色の全身タイツでリフティングし続ける妖怪リ・フティングです。"リフティングが得意過ぎて、失敗すると大人しくなる"妖怪のはずでしたが、全くリフティングが続かず、「もう一回!次は絶対成功する!」と3回挑戦しますが失敗。最後には「もういい!普段はできる!動画撮ってTwitterにアップするし!」と開き直り、砂川と岸本を唖然とさせていました。その後、ポージングだけは決まっている勝連をまたしても失敗させようと、観客の男性にも協力してもらい、勝連を大縄跳びをしながらのリフティングに挑戦させます。勝連は観客の男性にも「さっきから失敗ばかりだけど成功したことあるの?」と突っ込まれまたしても大失敗。すっかり落ち込んでしまい、マジムンバスターの砂川と岸本は「お兄さんのおかげで妖怪リ・フティングを退治できた!」と大喜びでした。

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次に、愉快な音楽が流れる中コミカルな動きで登場したのは、ハイビスカスパーティちあきとマルキヨビルしょうへい、魁バーバリアン与儀によるバランスマジムン。しょうへいは頭の上に一升瓶を乗せて踊る沖縄ならではの瓶踊りを見事に決め会場を沸かせると、続けて夫婦役のちあきと与儀がほうきやブロックを積み重ねる息がピッタリのバランス芸を披露します。2人はバランスを崩すと夫婦喧嘩をはじめる妖怪ということで、ブロックを崩した与儀に向かってちあきは「何でできないのー!!」と鬼の形相で怒る姿を見て「ウォーキング・デッドのゾンビみたい!」と砂川が叫ぶと観客は大笑い。怒りが治まらない千秋は、荒々しい鼻息でビニール手袋を膨らませる技を披露。体を張った荒技に大きな拍手と歓声が送られていました。
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続いて猫ノカケラのキャット上原が「ズボンズボン!ズボンはどこー!」と奇声を発しながら登場します。ズボンを見ると奪いに来る、妖怪ズボンズボンに扮した上原は、馬跳びして着地する瞬間にズボンに足を通すという大技に挑戦し、岸本が持っているボンタンに見事足を通し大成功。しかしその後、挑戦した紙オムツはビリビリに破れてしまい、突然逃げ出しますが、たろう扮するハンガーマジムンに針金ハンガーで捕獲されてしまい、捕獲された姿が滑稽でメンバーも観客も大爆笑です。メンバー全員のチームワークが抜群で劇団のようなコントの数々に会場からは歓声が送られていました。

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さらにRIOカーニバルの後は、真っ白な覆面を被ったダンサー芸人のひとりでできるもんがステージに現れます。ヒップホップやラップはもちろん、スーダラ節や未来予想図などお馴染みの曲をつなぎ合わせ、友達や恋人同士のやりとりや様々なストーリーが盛り込まれたダンスに観客は拍手喝采。お客さんを交えながら、ミステリアスな雰囲気のダンスを繰り広げると、途中怖がって子供が泣き出すハプニングもありましたが、華麗な姿に会場からは大きな拍手が送られていました。
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その後登場したのは吉本お笑い大道芸のメンバーで、おならパフォーマー市川こいくち。そして、スーザンボイルを生み出した番組・ゴッドタレントシリーズで日本人で唯一セミファイナルまで出場した逆輸入芸人ウエスPです。まず、市川こいくちは「私のおならは空気を吸い込んで出すので臭くない!すごく綺麗なので安心してご覧ください!」とアピール。おならで3連ピーピー笛を鳴らし、音楽に合わせ段々とテンポが速くなるピーピー笛17連発を披露すると、観客の子供たちは大笑い。

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さらにはおなら吹き矢で、ウエスPの頭の上にのせた風船を割ると客席の子供たちは大喜び。続いてウエスPが手を使わないテーブルクロス引きに挑戦。足の裏ではそつなくこなしますが、ジェンガの上にテーブルクロスとグラスをのせて乳首で引っ張るのはさすがに集中力がいる技のようで本人も呼吸を整えながらチャレンジ。会場からは「頑張って!」と声援が送られ、見事成功すると、世界レベルの技に会場からは大きな拍手が送られていました。

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その後、トリとして登場したのは世界公認バルーンアーティスト芸人の蓮華。バルーンアートと漫才を融合させたステージでは、ちゃんだいが山下に突っ込まれながらあっという間に、動物や花のバルーンアートを作り上げます。さらにお客さんに年齢や好きな食べ物など簡単な質問をして、どんなバルーンアートが欲しいのか当てる読心術を使った技を披露。3人に質問をしますが、なぜか2人とも出来上がったのは剣の風船。「お前結局剣しか突くれんのやろ!」と山下に突っ込まれ、3人目はやっとカラフルな花の風船ができた・・・と見せかけて結局花のような剣が完成するコントや、大量の風船を使った可愛らしいウサギの顔を披露。「かわいい!」と歓声が沸きますが実は体が超マッチョというオチに、観客は大爆笑でした。
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最後に色とりどりの風船を使い、見事に作り上げたミッキーマウスを客席の子供にプレゼント。マッチョなウサギもRIOカーニバルに登場し公演を盛り上げてくれた男性に送られ、お笑い芸人とは思えないパフォーマンスが次々と繰り出したステージは温かな雰囲気の中幕を閉じました。

【市川こいくち】【ウエスP】【蓮華】【ひとりでできるもん】【RIOカーニバル】

映画『銃』オールナイト上映×トークイベント「狂気を偏愛する映画たち」開催

11月17日(土)に初日を迎える映画『銃』、その公開を記念したオールナイト上映×トークイベント「狂気を偏愛する映画たち」が10日(土)、テアトル新宿で行われました。

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当日は『銃』に縁とゆかりのある3作品『GONIN』『トカレフ』『タクシードライバー』を一挙に上映。『銃』のメガホンを取った武正晴監督、『トカレフ』の阪本順治監督が登壇して作品の裏側とこだわりを語り、アクション女優である屋敷紘子さんがMCを務めました。

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テアトル新宿は『トカレフ』が24年前に公開された劇場で「こうやって24年経って、もう一度フィルムで観てもらえるのは光栄です」と感慨深げな阪本監督ですが、「その年の興行成績ワースト2っていう本当に名誉な映画」と笑いを盛り込み、関西人らしいサービス精神も忘れません。


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当時公開初日にテアトル新宿で『トカレフ』を観たという武監督は、「『銃』も『トカレフ』のように24年後、同じ劇場に監督とともに帰ってこられる幸せな映画になってくれないかなと思ってます」とフォロー。ともに井筒和幸監督の助監督を務めていた共通点を持つ2人、同時に助監督を務めたことこそないものの「まぁ、"井筒一門"みたいな」(阪本監督)と勝手知ったる間柄で、和やかにトークもスタートします。

この日最初に上映された『GONIN』は石井隆監督作で、武監督が「監督助手」としてクレジットされた作品。佐藤浩市さん、本木雅弘さん、根津甚八さん、竹中直人さん、椎名桔平さん、北野武さんといった豪華キャストが並ぶ本作を、武監督は「松竹の潤沢な予算で大掛かりに、修業時代としてはものすごくよい修業をさせてもらったことを覚えています」と懐かしみます。また、後に『銃』の監督となることを予見するように『GONIN』では鉄砲を担当し、クライマックスとなる銃撃戦の前に本木さんに鉄砲を手渡した、といった逸話も披露されました。

どちらも登場人物が銃を拾うことから物語が始まる『トカレフ』と『銃』ですが、「当時は暴対法の締めつけがすごくて、暴力団員がどんどん廃業していた時代。廃業するにあたって銃を河原とかコインロッカーとかどこかへ捨てなきゃいけなくて、そういうニュースが度々耳に入ってきたんです。そういうところからひらめきを得ました」と、阪本監督は『トカレフ』の着想を語ります。

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両監督から当時は銃が売られていた、という生々しい発言もあり、阪本監督が『トカレフ』用に薬きょうが飛び散る銃を作ったら30万円掛かったのに、本物の銃は3万円で売られていたという苦笑いするしかないエピソードも明かされました。

やはりどちらも『トカレフ』『銃』というタイトルの作品を手掛けただけに銃へのこだわりは人一倍強いようで、銃話はさらにエスカレート。話はビジュアルだけでなく"音"にもおよび、『トカレフ』の銃声を武監督は「ものすごく生っぽい音というか、リアリズム」と褒め称えます。その上で自身も、「街に響く音を取っておきたい」思いがあったとのことで「かなりフィルムコミッションの人に怒られました」と苦笑交じりに語った銃声が、『銃』でも聴きどころの一つとなっています。

トークの終盤では武監督が「ちょうど僕が映画界でウロウロし始めた頃、助監督から新人で阪本さんが希望の星として『どついたるねん』という作品でパッと出てきて、しかも映画がめちゃくちゃ面白い。それで僕らは"頑張ればこういう風になれるのかな"と思ったのが『どついたるねん』という作品で、阪本さんという存在でした」と映画人として駆け出しの頃を振り返りつつ思いを吐露。

「いや、本当にこれがなかったら多分もう今やっていないでしょうね。こういう作品にちょっとでも追いつきたい、『タクシードライバー』みたいな世界に入っていきたいとか、そういうところでギリギリ踏ん張っていたところがあるので」と続け、思い入れ深い阪本監督との記念イベント開催にこちらも感慨深げな様子でした。



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この後、残念ながらイベントには出席なりませんでしたが、『GONIN』の石井隆監督が寄せてくれたプレゼントをめぐり大じゃんけん大会を実施。



トークの最後で武監督は「これから観てもらう『GONIN』『トカレフ』『タクシードライバー』は、僕が『銃』という映画を作るにあたりエッセンスが体に染みているもの」と3作品の影響を強調。阪本監督も『トカレフ』の現像処理で色合いに細心の注意を払ったこと、『銃』が画面サイズにまでこだわり作られていることを語り、『トカレフ』の上映が真夜中になることから「もし寝たらDVDで見直してください(笑)」と再びサービス精神を発揮し、イベントを締めくくりました。

『銃』は11月17日よりテアトル新宿ほか全国ロードショー。


2018年11月18日 (日)

目指せワールドクラスのサッカー選手!『新宿区×よしもと ワクワク! スポーツ体験プロジェクト サッカー教室~元日本代表が教えるサッカーの基本~』

11月18日(日)、新宿ここ・から広場にて『新宿区×よしもと ワクワク! スポーツ体験プロジェクト サッカー教室~元日本代表が教えるサッカーの基本~』が開催されました。

『新宿区×よしもと ワクワク! スポーツ体験プロジェクト』は、新宿区民がスポーツを通じて、元気で健康的な生活を送れるよう、子どもからシニア世代まで、全世代の方々が楽しんで参加できるスポーツ体験イベントのこと。

オリンピック・パラリンピックを経験したトップアスリートなどに講師としてお越しいただき、実技指導及びスポーツの楽しみ方を学べる場を提供しています。各体験教室には、よしもとのお笑い芸人が多数参加。笑いあふれる環境にてスポーツを楽しめる内容となっています。今回のテーマはサッカー。小学生のお子さんが参加しました。
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まずはMCのレギュラー(西川晃啓、松本康太)、大西ライオン、しゅんしゅんクリニックP(以下、しゅんP)が登場します。レギュラーは『あるある探検隊』、しゅんPは"シュッ"のギャグを披露。若干肌寒い中、いつもの上半身裸で現れた大西は「今日は服を脱いでみんな裸でやりましょう」とコメントし、笑わせました。
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今回の講師である元日本代表の永島昭浩さんが登場。Jリーグ創生期にガンバ大阪で活躍し、日本人としてJリーグで初めてハットトリックを達成したストライカーでもあります。
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ここで、永島さんが子どもたちからの質問を受ける企画がスタート。「どういう食べ物を食べればいいですか?」との問いには「お父さん、お母さんが作ってくれたものをバランスよく食べるのがいいんだけど」と前置きした上で「トレーニングが終わって可能なら30分以内に食べるのが重要」と言います。

さらに、練習をして筋肉が破壊されたものを即座に修復するためにも"高たんぱく低脂肪"のメニューが良いとのこと。
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ヘディングが不得意という子に関しては「僕は昔、野球選手になりたかった」と言い「フライを受けるときに落下地点に行くのがうまかった。サッカーも同じで、何回も練習していくと、どこに行けば一番いいところでヘディングできるか身につきます」と語ります。サッカーだけではなく、野球、バスケット、バレーなど、いろいろなことにトライするのも大切だと話していました。
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トークコーナーが終われば、いよいよサッカー教室が開校です。ここからは、FC東京で活躍する森重真人選手の弟で、ビーチサッカー選手の森重瑞紀さんも講師として加わります。
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まず永島さんは子供たちと2つの約束をとりつけます。自身を"チョーさん"と呼んでいいとし「チョーさんが話すときは"心"と"頭"の準備をして聞くこと」「"ストップ"と言ったら動きをやめること」と話します。
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しっかり約束事を理解した後は、ボールを使って体を温めて、入念に準備体操!
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ここからは本格的な練習......まずはドリブルです。永島さんの教育方法は、まず子どもたちにやらせてみた後、自分のプレーを見せ、違いを考えてもらうというもの。ドリブルに関しては、"間接視野"を使って、ボールに触れることが大切だと言い「ボールばかり見るのではなく、パスやシュートなど、次のプレーに備える準備をしよう」と教えました。
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続いてパスの練習です。デモンストレーションをしてもらう子どもたちを選出する際は「この中にイニエスタはいるか?」「メッシはいるか?」など鼓舞し盛り上げます。そんな様子を見て、西川は「やり口芸人やん」とツッコミを入れていました。
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パスについては、3つのポイントがあるそうで、「しっかり止める」「パスコースを確認する」「そのコースに蹴る」とのこと。基本的なことですが、これができていないと試合に活かすことはできません!
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そして基礎練習の最後はシュート。永島さんは「シュートはパスの延長」と断言。パスをもらって、顔を上げて、空いているところにシュートを繰り返します。お手本として永島さんや森重さんのシュートを見た子供たちは「おー!」とプロの技に驚いていました。
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練習では「うまい!」「もっとゴールを見て!」など、永島さんやよしもと芸人がアドバイスを送ります。
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ドリブル、パス、シュートを学んだあとは、待ちに待った試合です。
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今まで学んだことを吸収した子どもたちがピッチで躍動。「ヘイ!」と声を掛け合い、ボールを追いかけていました。
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松本や大西らも試合に加わり、大人げないプレーをする一幕も!
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みっちり1時間教室をした後、永島さんは子どもたちに「最初に言ったルールをちゃんと守ってくれたし、1回1回大切に練習してくれたのが嬉しかったです」と挨拶。森重さんも「止めて、見て、蹴るというシーンが試合で何回か出ていてとても良かったと思います」と総括しました。

次回は2019年3月17日(日)、『野球教室~元プロ野球選手が教える野球の基本~』を開催予定(小学生が対象)。元プロ野球選手の門倉健さんが講師としていらっしゃいますので、興味のある方はぜひ応募してみてくださいね!

笑いあり!涙あり?セリフなし!?『GABEZ theatre 2018』単独ライブレポート

9月9日(日)、東京・下北沢Geki地下Libertyにて、GABEZの単独ライブ『GABEZ theatre 2018』が開催されました。
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GABEZは、MASAとhitoshiの2人からなる、パントマイムをベースとした、ダンス&サイレントコメディユニット。ダンスやパントマイム、お芝居をコメディタッチに作り込む2人が唯一決めているルールが「しゃべらない」ということ。

2017年、中国の7つの都市で敢行された舞台公演で、現地の方々から大好評を得たことでもその面白さは実証済みの彼ら。2018年もすでに中国、タイ、沖縄、台湾での公演を経て、今回9月5日~9日に行われた下北沢での単独公演に挑みました。

満員の観客が迎える中、まずは1曲歌って盛り上げるGABEZの2人。歌い終わると今度はお客さんに手拍子での参加を促しますが、左右に分かれて違うリズムの手拍子を叩かせるなど、どんどん難易度が上がっていきます。そのうち、音楽に合わせて手拍子をすることになり......。しかし、言われた通りにするだけで、音楽に複雑なリズムを乗せることができるという体験にお客さんも嬉しそうな表情を浮かべます。
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続いて、おもちゃのアヒルを使ったネタを披露。おもちゃのアヒルを奪い合い、hitoshiが持ちますが、MASAは目には見えないが音はするアヒルを持っているようで......。アヒルの音や手拍子、ダンスを使ってさっそくGABEZワールドがスタートです!
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なにやらラブレターを渡そうとしている女子(MASA)が、告白のシミュレーションをしているようなコントでは、その女子がその後美容室に向かいます。座ったイスの調子が悪く、あやうくイスから転げ落ちそうになりながらも、ヘアカタログを見て美容師(hitoshi)と相談しつつ、髪を切ってもらう女子。ノリノリの曲に合わせながら、ものすごい勢いで髪を切り出す美容師に笑いが起こっていました。
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空港の持ち物検査場を舞台にしたコントでは、パントマイムではおなじみの、エスカレーターに乗っているような人物の動きで魅せたあと、持ち物検査の通り方をまったく知らないおじさん(hitoshi)が登場し、何度も検査をやり直すはめに。そのうち検査の機械に文句をつけ始め、保安官(MASA)を試しに通させますが......。サイレントでありながら、まるで会話が聞こえてくるかのような2人のやりとりに思わず引き込まれます。
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『コーヒー・ルンバ』で踊りまくる女性(MASA)が客席にまで乱入するシュールなコントや、立てこもり犯を監視する刑事が撃たれそうになるのを警官が止めようとするさまをスローモーションで見せるコントなど、様々な趣向を凝らしたコントを次々に披露するGABEZの2人。
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2人が小学生に扮したコントでは、横断歩道の前で、右を見て左を見て、もう一度右を見ると車が通ってしまい、何度やってもなかなか渡れないようすを演じます。そのうち、確認の仕方がどんどん複雑になっていき、しまいにはもはや踊ってしまっている小学生にお客さんは爆笑!
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カッコよく1人ずつ登場する忍者コントでは、カッコよく登場したつもりが足をくじいたり、忍び込んだ屋敷で見つかりそうになり、忍法を使うものの失敗するなど、カッコ悪い忍者を演じるhitoshi。
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最後には、これまでのコントで登場した人物が次々と再登場し、ひとつの物語を紡ぎ出します。いろんな物語にそれぞれのオチがついたところで、最後にダンスで魅せ、拍手喝采を浴びながら舞台は幕を閉じました。
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アンコールで登場した2人は、「しゃべります!」と前置きをして、お客さんを笑わせます。「今回のライブでは、初めて演出からやらせてもらいました」と話すMASA。改めて自己紹介をし、持っていたアヒルを見せ「アヒルのピーちゃんです」とアヒルの紹介までし、笑いを誘います。

「面白かったと思ってくれた人はSNSなどでつぶやいてください。ありがとうございました!』と、サイレントコメディアンらしくおしゃべりはあまり得意ではないようで、短めに切り上げますが、お客さんの大きな拍手がライブの満足度を物語っていました。
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【GABEZ】

ロバート山本の実家へファンと巡る旅『ロバート20周年! ロバート企画日帰りバスツアー~山本博 生誕の地巡礼SP~』レポート

『ロバート20周年! ロバート企画日帰りバスツアー~山本博 生誕の地巡礼SP~』が11月14日に開催。山本の実家・群馬県邑楽町付近をロバートとファンの皆さんで周遊しました。
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今回のツアーは、36名のファンの皆さんと秋山竜次、馬場裕之、邑楽町観光大使である山本の3人が、群馬県を巡る日帰りツアー。間もなく10年目となるライブ『ロバート企画』のスペシャルバージョンです。
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この日は天気にも恵まれ、絶好のバスツアー日和。しかし山本は、今回の行程について「俺ん家に何しに行くんだよ!」と疑問を投げかけます。秋山が「中に入るのはダメ?」と言えば、馬場も「水を1杯飲ませて」と問う始末。近隣の方の迷惑にならないようにすると約束したものの、山本は最後まで「(バスツアーで)タレントの家に行くってなかなかないだろ」とボヤいていました。
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バスの中では『ロバート企画(ロバート109)』などで誕生した催しが行われました。まず登場したのは、セラピストヒロシ。「あなたたちに汚い気持ちが宿っています」といきなり失礼な発言をした後「皆様の汚れた心を綺麗にして差し上げましょう」と楽曲『深海』に乗せてオカリナを吹き始めました。そんな山本に、お客さんは癒されるどころか大爆笑します。

このほか、どんな文字の中にも「おっぱいがある」と豪語する秋山の「乳道」、小さな玉にまとめられたティッシュを落とさないように後ろの人へ運ぶ「箱手駅伝」などが行われ大盛り上がりでした。
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邑楽町に近づくと、山本は「これ、俺がいつも実家に帰るときのルートだよ。さすがプロ」と運転手さんを称賛します。腹を括ったかに思いましたが、いよいよ実家が近くなると「(飼っていた犬の)DAN(ダン)の散歩コースだよ......」と落ち込んでくる山本。

到着すると、36人の方と徒歩で山本家に向かいます。このバスツアーのことはご両親に伝えていないそうで、静かに遂行しようとする山本に対し、秋山と馬場は、山本家の庭の木になっていた柿を盗んだり、自宅前で記念撮影をするなど大暴走。ファンの方もご近所の方の迷惑にならないように静かに笑っていました。
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続いて地元の観光スポット『シンボルタワー "未来MiRAi"』を訪れます。秋山風のカツラをかぶったスタッフの方に出迎えられるなど、ウエルカムな雰囲気にロバートの3人も驚いていました。
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場内に入るとイベントなどでしか手に入らない「ご当地ピンバッチ」が販売。参加者の皆さんの中には「記念になる」と購入される方もいらっしゃいました。
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いざ、タワーに登ると邑楽町を一望できることもあり「のどかでいいね」と馬場。穏やかな雰囲気でしたが、ここで事件が。なんとタワーに「ロバート山本邸方面」との案内がなされていたのです。山本は大笑いしつつ「なにこれ!」と驚愕。「これダメだろ~。初めて見た!」とツッコミを入れていました。
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続いて屋上へ。さらに高層となったため群馬県の街並みを一望できたのですが、タワーにある駐車場に目を向けると、なんと秋山が下まで降りて梅宮辰夫さんの体モノマネをしているではありませんか! これには参加者の皆さんも大笑いしていました。
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帰りはタワーのお膝元にある『あいあいセンター』でお買い物。野菜などが売られており、馬場は「白菜は......」と料理人の一面をみせ女性にアドバイスを送っていました。
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『シンボルタワー "未来MiRAi"』を後にし、山本が幼い頃に訪れていたという『桐生が岡動物園』へ向かいます。バスでは、先日絵本として発売もした山本の『むちゃぶりかみしばい』を披露。秋山の無茶振りに対してわずか数日で書き上げたという過去の力作を読み上げました。
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ほかにも、演歌風の曲に対してアドリブで歌詞をのせる『船の汽笛が男を祝う』や『ナイロンDJ』などで、お客さんを楽しませます。
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動物園では、一般客の方と混ざって、サル、キリン、ライオンなどを観察。久々に訪れた山本も「懐かしい」とこぼしていました。
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次の目的地に行くまでに「ファンが選ぶベストネタ」をまとめていくことに。参加者の皆さんに"一番好きなネタ"を挙げてもらいました。4位は同票で『版画』、『邪念0研究所』、『兄弟CMソングライター』、3位が『忍者』、2位が『シゲとおさださん』と『トゥトゥトゥサークル』、1位は『HIROSHI RECORD』となりました。特に『シゲとおさださん』が上位に入ったことが嬉しかったようで、山本や秋山は「俺も好き!」と喜びを爆発。馬場と秋山が楽屋でやったやりとりから出来たネタだと明かしました。
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いよいよランチ! 『果実の里 原田農園』にてBBQです! 山本の挨拶で、お肉や野菜に舌鼓を打ちました。食事が終わると、ファンサービス。写真を撮ったり、お客さんとの会話を楽しみます。
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みんなでワイワイしてると、突如「うぁ~!」と、"ひろしゾンビ"が登場。参加者を襲うかと思いきや「はやくにげろ」「もうすぐこのへんはゾンビだらけになる!」と注意を促すひろしゾンビ。80%理性があることが本人の口から明かされると「ほとんど人間じゃねーか!」「ちゃんとゾンビになってから来い!」とツッコまれていました。また、秋山が十字架を見せても、ほとんど人間のため効くことはありません......。
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ひろしゾンビがいなくなった後は、同所でリンゴ狩り。甘くてジューシーなりんごは、デザートとして最適です。お腹いっぱいになるまで楽しみました。
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帰りのバスでは、プレゼントコーナーも。ルミネのチケットやバスのネームプレート、秋山のネタの小道具などがプレゼントされます。そして参加者全員にサイン入り色紙をお渡ししました。
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その後、バスは無事に東京に到着。笑い溢れる1日となりました!
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ロバート結成20周年記念企画はまだまだ続きます。PARCO MUSEUM(池袋パルコ 本館7F)では、12月8日より『ロバート激ヤバ祭~トゥトゥトゥ・版画・邪念0・ナイロンDJ・接しやすいサークル・大集合SP~』を開催。これまでの名作コントを体感できる展示会ですので、こちらもぜひご来場ください!

パラダイス山元が "親子で「マン盆栽」"ワークショップを開催! 日建ハウジングシステム ファミリーデイ『ものづくりワークショップ』

8月23日(木)、東京・日建ハウジングシステム 東京オフィスにて、日建ハウジングシステム ファミリーデイ『ものづくりワークショップ』が開催され、パラダイス山元が出演しました。
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株式会社日建ハウジングシステムが『働き方改革』推進の一環として開催したこの日の「ファミリーデイ」では、社員の家族を職場に招待し、家族で「マン盆栽」のワークショップに挑戦することに。

「こんなお庭で過ごしたいな!!」をテーマに、マン盆栽の家元・パラダイス山元を招き、子どもたちが「ものを考える楽しさ」「ものをつくる楽しさ」を感じながら、 自由な発想で自分が過ごしてみたい庭をデザイン、そんな子どもたちの夢をパラダイス山元が手助けします。

MCのザ・パンチが登場し、「一昨年は信じられないことに、ここで運動会をやったんですよ!」と、確かに広くはあるものの、運動会ができるとは思えないフロアを見渡して言い、笑いを誘います。子どもたちに「ごめんね、すぐ帰るからね」などと歓迎されていないような発言をしますが、中にはネタを見て笑いすぎてイスから落っこちた子どももいるほどにウケていました。
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続いてマン盆栽の家元・パラダイス山元が登場。まずは「盆栽、育ててますよ~っていう人は?」と聞き、ひとりも手が上がらなかったため「はい、いません」とバッサリ言い、笑わせます。「盆栽は昔から日本にあるものなんですが、ほとんどやっている人がいないんです」と現状を嘆く山元。
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今日はニレケヤキの苗を持ってきたという山元は、まずは「マン盆栽」とは何かということを説明します。「人のことを"マン"って言いますよね。なので、人形を盆栽の鉢植えの中に置いたりすることをマン盆栽と言います」と話したあと、「置く人形の大きさによって、盆栽の見え方が変わるところもマン盆栽の面白いところなんです」と解説します。実際に、ものすごく小さな人形を盆栽の近くに置いて、本当は小さな盆栽が巨大な大木に見えてしまう不思議さについて説明したあとは、いよいよ実際にマン盆栽を作ることに。

今回マン盆栽に使用するニレケヤキの樹齢は150~250年と聞き、それまで横でじっと話を聞いていたザ・パンチの2人が「そんなに生きられない!」とポツリ。すると、「そうなんです。つまり、盆栽というのは代を超えて何人もの人が育てるものなんです」と、本来の盆栽の育て方についても説明する山元。

まずは、苗木を竹の鉢へ植え替えることに。「生きているので、大事にしてあげてくださいね」と子どもたちに呼びかけながら、まずは土が流れ出てしまわないように竹の鉢にチップを詰めて穴をふさぎます。続いて土が配られ、竹の中にみんなが土を入れてしまうと、今度は苗木を見て、下の方の古い根をハサミで切り落とすように指示し、実際に作業をしている子どもたちを見守りながら、「いいね、みんな上手だね」とニッコリ。
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続いて、竹の鉢に苗木を入れていくのですが、「鉢の真ん中に植えるより、少し横にずらした方が人形を入れるときにバランスが取りやすいですよ」とアドバイスも忘れません。みんなが植え替えを完了させたあとは、「これからは、朝起きて、自分がトイレに行く前にたっぷりお水をあげてくださいね。植物は、ワンちゃんのように『ワン!』とか言わないので、忘れないであげてください」と、生き物を育てる上で必要なことを子どもたちに教えます。
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また、盆栽は家の中では育てられないことや、虫がついたときはどうするか、お水をあげ忘れたときはどうしたらいいかなど、盆栽を育てる上で大事なことを一通り説明したあとは、いよいよ子どもたちがそれぞれ持ち寄った人形や小物を鉢の上に置いていく「マン盆栽づくり」へ。

すると突然山元が「ここでみなさんにプレゼントがあります!」と発言。実は、ガシャポンの景品のフィギュアを子どもたちの人数分持ってきているといい、渡辺直美と(新喜劇の)すち子のフィギュアを一人ひとりに配り始めます。

子どもたちは、もらったフィギュアに加え、自分で持ってきたいろんな人形を思い思いに鉢植えに置いていきます。山元は、そんな子どもたちの鉢植えを見ながら「いいね~。こういうのがやりたかったんですよ」と嬉しそうにニッコリ。自分でマン盆栽の作品を作るときは、置くものの権利関係も考えないといけないため、好きにキャラクターを置くことができないという制約があるそうで、なんの制約もなく、ただ自分の好きなキャラクターを楽しそうに置いていく子どもたちの姿を見ているのが嬉しいよう。
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最後に、「みなさん、マン盆栽をマスターされましたので、"マン盆栽マスター"に認定します」と言い、自身のサインを鉢に入れていく山元。さらに、「もしわからないことがあったら、インスタでもツイッターでもなんでもいいので、僕に聞いてくださいね~!」とアフターフォローも万全のワークショップは、大盛況の中終了しました。
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イベント終了後、この日の感想を伺うと、「いろんなところでワークショップをやらせていただいてるんですけど、お父さんお母さんが多少なりともこういうことに興味を持ってる人が多いかどうかでやりやすさが違ってくるんです。日建ハウジングさんは、家のことに関する会社なので、緑にも関心が高いんですよね。なので、私にとってはドストライクといいますか、いいお父さんお母さんばかりで、みなさん楽しんでやっていただいたみたいで、よかったなと思います」と、イベントの成功を喜ぶ山元。
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子どもたちの作品については、「ピカチュウのキャラクターの横にトミカの車があったりとか、ああいう、自分の好きなものを載せられるっていうのは楽しいですよね。みんなやりたいことができたっていう顔をしてましたし、私的にもたいへん満足です」とニッコリ。

「盆栽って昔から『これやっちゃいけない、あれやっちゃいけない』がすごく多いんです。枝はまっすぐ伸ばさないといけないとか、器はこの角度でしか飾っちゃいけないとか。でも、マン盆栽はそれこそポケモンのフィギュアを置いても誰も怒る人はいないし、かなり自由度が高いので、みなさんたぶん、明日から、この狭いスペースに感情移入してくださると思うんですよ。そうやって生き物と対峙するって実は大事なことだと思います」と、このワークショップが生き物と対峙するきっかけになればという願いもあるよう。

また、「今はマン盆栽向きの時代でもあるんです。フィギュアって、基本的に実用性がないじゃないですか。"コップのフチ子"をコップのフチにつけてる人なんで見たことないですし(笑)。でも、イギリスの新聞が私を取材した時に、「フィギュアを初めて実用化した人だ」っていう評価をしていただいて。最初は「"フィギュアの実用化"って!」と思って笑っちゃったんですけど、それはちょっと嬉しかったですね」と話します。

この日子どもたちにプレゼントしたフィギュアについても「(渡辺)直美ちゃんのフィギュアの存在感はすごいですよ。盆栽が書き割りに見えちゃうぐらい(笑)。(と言いながら載せてみて)最高じゃないですか。これで木の高さを感じますよね。やっぱり人に見せてなんぼですね、これは」と、改めて自身もマン盆栽の魅力を感じているようでした。
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【ザ・パンチ】

セルライトスパ・肥後のデビュー曲お披露目も!「Hi-Go Music Night〜歌とゲームの融合でスター誕生〜」トット・多田、見取り図・盛山らが参戦

11月17日(土)、よしもと漫才劇場にて、「Hi-Go Music Night〜歌とゲームの融合でスター誕生〜」が開催されました。セルライトスパ・肥後が主催するイベントで、バラエティー豊かな出演者たちが、歌をからめたさまざまなゲームに挑戦しました。

肥後はオープニングで挨拶代わりの「ヒィ〜ゴ〜!」を繰り出すと、4つのチームに分かれて音楽ゲームで盛り上がること、「優勝した人がスターになる」ことなどを説明。また、過去に「Hi- Go Music Battle」と題したイベントで、さまざまな歌ウマ芸人とガチ対決してきたものの、勝率がかんばしくなく6回開催して終了したことに触れ、このたび「復活を求める声が3人ぐらいから上がった」ため新たなイベントを立ち上げることにした、と明かしました。

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さっそく出演メンバーたちを呼び込み! クロスバー直撃・渡邊、トット・多田、蛙亭・岩倉、ダブルヒガシ・大東の緑チーム、ヘンダーソン・中村、爆ノ介、なにわスワンキーズ・こじまラテ、紅しょうが・熊元プロレスの青チーム、見取り図・盛山、てんしとあくま、堀川絵美の黄色チーム、ダブルアート、きんめ鯛・真輝志、爛々・萌々の赤チームが舞台に登場します。

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『M-1グランプリ2018』決勝進出を決めた盛山には、ダブルアートによる結果発表時のモノマネなど容赦ないファイナリストいじりが炸裂。『女芸人No.1決定戦THE W』で同じくファイナリストとなっている熊元には、岩倉が相方・稲田のモノマネで寄り添い笑いを誘うなど、オープニングから大盛り上がりです。

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1つ目のゲーム「Hi-Go!カラオケバトル」では、くじ引きで当たりを引いた各チームの代表者がガチでカラオケを熱唱、採点システムの得点を競います。抽選で決めるため、歌が上手いメンバーに当たるとは限りません。盛山による堀川とのそっくりアピールを挟みつつ、まずは緑チームからスタートです。歌ウマ芸人の代表格、多田を差し置いて、当たりクジを引いたのは大東。選んだ曲は、自身の髪形にちなんで(?)aikoさんの『カブトムシ』です。肥後も「素晴らしい!」と絶賛する歌唱で、75点を叩き出しました。

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しかし、ボケることも許されずただ歌い続けるという状況に、「見てるだけでも恥ずかしい!」と全員真っ青。青チームで当たりを引いた爆ノ介は「マジで『R-1』より緊張する!」と絶叫! 尾崎豊さんの『OH MY LITTLE GIRL』を歌いましたが、途中からついついモノマネが混じり始めて周囲からブーイングを受けていました。結果は77点!

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黄色チームからは、てんしとあくま・川口が代表に。クジを引いて「終わった!」と落胆したあと、気を取り直して布袋寅泰さんの『スリル』を熱唱。その力強い歌声がなぜか爆笑を呼び、74点を獲得しました。

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赤チームからは真輝志が、エレファントカシマシの『悲しみの果て』で参戦。髪の毛をかきむしる宮本浩次さんのモノマネも交えつつ、フルコーラスを歌い切り76点! これらがそれぞれのチーム得点として加算されます。

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続いては「イントロHi-Go!」。本気のイントロクイズで音楽知識と耳のよさを競います。早押しボタンのジャッジが肥後個人にゆだねられており、うっかり見逃すハプニングなども起こりましたが、ここでは黄色チームが実力を発揮しました。

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何曲かのクイズを経て、「誰かが歌ってイントロドン!」にルール変更。クジで選ばれたダブルアート・真べぇがヘッドホンをつけてイントロを聴き、それを"口オケ"で再現、何の曲か当てることに。萌々や岩倉が次々と正解を出しましたが、最後の1曲は誰もわからず。真べぇが長く歌えば歌うほど謎が深まったものの、正解のT.M.Revolution『HOT LIMIT』が流れると「あー!!!」と悔しがるメンバーたちでした。

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さらにルール変更、こんどは馬と魚がサイレントで歌を歌い、その曲名を当てていきます。ここで勝利したチームには馬と魚が加わるという話をきくと、全チームから「いらん!」という冷たい声が上がり、場内は爆笑。コブクロの『流星』、Mr.Childrenの『しるし』をサイレントで熱演するうち、なぜか上沼恵美子さんのモノマネが混じってくる馬と魚にも笑いが起こります。中村、大東が正解したため、緑チームと青チームのどちらかを馬と魚が選ぶことに。「こじまラテが同期なので」という理由で、青チームに加わることとなりました。

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ここまでの得点は、緑チーム105点、青チーム127点、黄色チーム94点、赤チーム106点。続いては「Hi-GO!褒め合いラップバトル」で対決です。ディスるのではなく褒める内容のラップを即興で繰り出し、褒められた人をよりいい気持ちにした方が勝利。まずは青チーム・中村×緑チーム・渡邊の対戦で、褒められるのは多田です。両者お約束のイケメンぶりから入るも、いつしか内容は多田の天然エピソード大会に。多田が勝者に選んだのは渡邊で、「内容でしっかり選ばせてもらった」とのことでした。

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黄色チーム・盛山×赤チーム・真輝志はかんざきを誉め殺し。黄色のシャツを脱ぎ中立に徹するかんざきを、褒めまくるはずが後半はディスりと暴露の嵐に!? マル秘情報を赤裸々にラップしてしまった盛山に、かんざきは激怒! 勝者は真輝志となりました。

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お次の「4曲同時にHi-Go!」は、かなりの難易度。4つの曲を同時に流し、そのすべてを答えられたらポイント獲得です。一番手の緑チームが聴き分けに挑戦しますが、音や声が重なり合ってほぼ騒音状態。渡邊が唯一、DA PUMPの『U.S.A.』を正解しましたが、残る3曲はわからずじまいでした。

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青チームも大苦戦。爆ノ介が「パチンコ屋の音も入ってる?」と聞くほどの難しさで、爆ノ介がモーニング娘。の『LOVEマシーン』を聴き分けただけで終了。

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ところが黄色チームは、堀川とかんざきのふたりが正解を出す大健闘! 

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赤チームもダブルアート・タグが盛山の『ショーバン』を当てるのみに止まりました。

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「空気を読んでカラオケHi-Go!」では、「たけのこニョッキ」の要領で、1曲を4人で順番に歌えればOK、かぶったり誰も歌わなかったりしたらそこでアウトとなるゲーム。歌い手チェンジの合図は肥後が行い、歌う人は目隠しを外して立ち上がります。緑チームはスピッツの『チェリー』で挑戦。しかし、多田と渡邊が同時に歌い出してしまい、いきなりアウトに...。

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赤チームは嵐の『Love so sweet』を歌うことになりましたが、ほぼ全員どんな歌かわからず!? トップバッターの萌々は何とか歌いましたが、二人目で誰も立たず撃沈です。

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奇跡を起こしたのが黄色チーム。修二と彰の『青春アミーゴ』を全員が見事に分担して歌い上げ大成功! ラストの堀川が歌詞を見るためオッサンのように前かがみで熱唱するなど爆笑シーンでも沸かせました。

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青チームは影山ヒロノブさんの『CHA-LA HEAD-CHA-LA』。馬と魚が入ったことで5人になるため、「もう十分歌った」と爆ノ介が辞退。しかし、ここでも歌い出しを3人がかぶってしまい即、終了となっていました。

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最後のゲームは「風船爆破でカラオケHi-GO!」。チームごとに大きな輪に入り、リレー形式でカラオケを歌います。ただし歌っているときは徐々に大きくなる風船を持たなければならず、爆発したチームになんと2万ポイントが加算されます。体型の問題もあるのか、なかなか輪に入れないチームがいたり、馬と魚が輪に加えてもらえず、肥後から冷たく「そこで見といてください」とあしらわれるなど、始まる前からすでに大騒ぎ。SMAPの『世界に一つだけの花』を赤チームから歌い出すと、風船はみるみる大きくなり、メンバーも観客もヒヤヒヤです。

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途中で青チームがバランスを崩して転んでしまうも、ゲームはそのまま続行。最後は赤チームのところで風船が爆発しましたが、黄色、青が重なり合っていたため全員が巻き添え状態に...。下敷きになった熊元は、なぜか「情けない...」を連発。結果、赤チームに2万点が入り、今宵のスターとなりました。

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エンディングでは、肥後から重大発表が。「実はですね、歌を出すことになりました!」との言葉に、客席だけでなく出演者からも「えーっ!?」という声が上がります。その名も、HI†GO(セルライトスパ肥後)×極彩G12による『ア・ラ・モード』! ビジュアル系バンド、極彩G12との異色コラボで生まれた同曲は、11月21日よりiTunesおよびGoogl Play Musicで配信開始されます。

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というわけで、告知を兼ねて肥後が生歌を披露することに。しかし、ワンコーラスも終わらぬうちに、熱唱する肥後を残して出演者らはぞろぞろと退場!? ひとり寂しく歌い終えた肥後の隣には、この日、同じく不遇をかこった馬と魚がそっとたたずみ、ふたりには客席から大きな拍手が送られていました。

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HI†GO(セルライトスパ肥後)×極彩G12『ア・ラ・モード』についてはこちらをチェック!
https://lpm.yoshimoto.co.jp/3213/

【セルライトスパ・肥後】【クロスバー直撃・渡邊】【トット・多田】【蛙亭・岩倉】【ダブルヒガシ・大東】【ヘンダーソン・中村】【爆ノ介】【なにわスワンキーズ・こじまラテ】【紅しょうが・熊元プロレス】【見取り図・盛山】【てんしとあくま】【堀川絵美】【ダブルアート】【きんめ鯛・真輝志】【爛々・萌々】【馬と魚】



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