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ライブレポート

不倫からウーマン村本問題まで、芸人と文化人が面白く議論する『オモ議論』初開催

1月22日(月)ヨシモト∞ホールにて、芸人が文化人とともに社会の問題を面白く鋭く議論するトークイベント『オモ議論~笑って学べる言葉のコロシアム~』を初開催。東京が大雪に見舞われたこの日、積もった雪を溶かすほどのアツイ議論を戦わせました。
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MCは、NONSTYLE井上と門脇佳奈子が担当。芸人は、最近炎上を経験したニューヨーク、川瀬が時事ネタが得意なゆにばーす、寺内が小中高の教員免許と保育士免許を持つランパンプス、西村が慶應大学卒で元アナウンサーのラフレクラン、浮気問題で痛い目を見た経験のあるおばたのお兄さん、元国税局局員のさんきゅう倉田の6組が登場。メンバーを見た井上は「このメンバーで大丈夫?きょん(ラフレクラン)なんか、小学生よりアホやろ」と心配するものの、芸人たちは失敗を含めた経験から対抗できると自信満々。続いて、文化人は、私的財産法の専門家で一橋大学教授の相澤先生、家庭問題評論家の池内ひろ美さん、国際的教育の推進活動を行う林久美子さんら様々な分野の専門家が登場。正しい知識を提示するとともに、芸人たちと議論を戦わせます。

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第一部では「気になる時事NEWS」をピックアップ。1つ目は、ハリウッドのセクハラ告発をきっかけにSNS上でハッシュタグ#MeTooでセクハラを告発するムーブメントが世界中に拡散している「Me Too問題」について議論を。まずは文化人側から「程度が問題になる」との論点が提示されると、井上が「程度もあるけど、相手が嫌がるかどうかじゃないですか。僕が抱きついたらイヤやけど、竹内涼真が抱きついたらうれしいでしょ?」と鋭い指摘を。芸人たちも賛同する中、ニューヨーク屋敷は「僕は抱きついた時ちょっと嫌がってるくらいの方がいい」と独自の興奮ポイントを告白し、会場をドン引きさせます。
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気を取り直して、女性側に意見を聞くことに。触れられること自体が嫌だという女性もいる中、ゆにばーす はらは「触り方の程度によっては嫌じゃない」と発言。さらに、舞台上で男芸人とキスなど程度を超えたものもあるが「それは女芸人の特権ですよ」と逆に喜んでいる様子。
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ここで文化人の林さんが「本当に被害を受けている人は守らなければならないけど、過剰に反応し、人間関係が不自由になるのは嫌ですよね」とまとめると、ラフレクラン西村は大いに賛同。先輩が後輩をご飯に誘うなどのコミュニケーションをあげ「それがゼロになる、全ての距離感が一定になる社会ってどうなん?」とアツく語り一人白熱。相方のきょんに「まーまーまーまー」となだめられ、会場を笑わせました。最後に、芸人との仕事も多い門脇が「ノリでギュッとされたりするとビックリしますけど、それはお仕事だと思っているので」と言うと、突然、井上が「じゃあこれもいいのね」と門脇に抱きつき場内騒然。門脇は「今すぐTwitterで#MeTooとつぶやきます」と返し、この議論は終了しました。
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2つ目は「日本の外交問題」、3つ目はウーマンラッシュアワー村本が討論番組での発言により袋叩きにあった「ウーマン村本問題」について議論を。「ウーマン村本問題」では、村本への「自分の無知を恥じろ」との発言に対し、井上が「テレビは頭のいい人だけに向けたものだけじゃなく、もっと分かりやすくかみ砕いて教えてくれる番組もあってもいいんじゃないかと思うんですが」と提案すると、きょんが「僕もそっちの方がいい」と賛同。対して、ランパンプス寺内は「分かりやすくするために、教える側の価値観や主観が入りやすい。だから報道側は事実だけを伝え、どう思うかを視聴者にまかせるがゆえ、分かりにくいものが多い」と伝える側からの意見も述べ、議論を活性化させます。
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また、さんきゅう倉田が「実際に村本さんを否定してる人は少ないと思う。僕の周りにはいないし、どこにいるのかな」と疑問を口にすると、浮気問題で世論に叩かれたおばたのお兄さんが「(どの問題に題しても)同じ人たちが騒いで、次が出てきたらまた次に動いていっている印象」と体験から実感を。村本擁護が多い中、文化人側から領土問題の発言については「領土問題は乱暴なモノポリーみたいなもの。そう簡単に領土をいらないと言うことは、日本という国にとって困る」と指摘も。そして最後は、寺内が「漫才のオチの国民の意識の低さが問題だっていうことが村本さんが本当に言いたかったこと。こうして議論されることが村本さんの狙いだったとしたら相当クレバーだし、僕らも意識の低さを感化されたのなら姿勢を改めるべき」と提示してまとめました。
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第二部「徹底討論!是か?非か?」では、「不倫は絶対にダメである?」をテーマにYES、NOに分かれて討論。まずは、不倫問題研究家の早稲田大学教授・森川友義先生による、日本人の不倫の実態に関する講義を受け、芸人、文化人たちが二手に分かれます。
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不倫擁護派の「NO」には、ニューヨーク屋敷・嶋佐、ラフレクランきょん、ランパンプス小林、ゆにばーす川瀬、さんきゅう倉田、おばたのお兄さんら多数、不倫絶対ダメの「YES」にはラフレクラン西村、ランパンプス寺内、ゆにばーず はらら5名が。
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「NO」のヴァイオリニストの山瀬理桜さんは、数々の音楽家が不倫により名作を生んだことをあげ不倫を擁護。「YES」と迷った末に「NO」を選んだおばたのお兄さんは「もう彼女に悲しい思いをさせたくないから、僕に関してはダメ。でも他人に関しては、夫婦間でその関係が成立しているなら自由」と持論を展開。
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対して「YES」の西村は「自分たちのことはダメだけど、他の人はいいというエクスキューズが嫌だ」と応戦。井上に「じゃあ、相方のきょんが不倫してたら止める?」と問われると「止める。ラフレクランという存在がなくても止めます。友達なら」とアツい言葉を。ところが、きょんは「ありがとう」と言いながらも「でも止まらない」と飄々と続け、会場は爆笑でした。また、「YES」を選びながらも寺西は「不倫はダメっていうからやりたくなる。僕は不倫で盛り上がりたいからこっちに座ってるんです」と違った立場からの意見を。笑いを交えながらの徹底討論の末、会場のお客さんの最終判断により、オモ論議公式見解は「不倫は他人がする分にはいいのでは」という結果にとなりました。
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全ての論議を終えた文化人のみなさんは「芸人さんの視点が鋭くて面白かった。堅い問題も芸人さんを交えると楽しくなる」と新たな試みに期待を。第二回開催を願い、初回公演は終了しました。

【NONSTYLE】【井上裕介】【門脇佳奈子】【ニューヨーク】【ゆにばーす】【ランパンプス】【ラフレクラン】【おばたのお兄さん】【さんきゅう倉田】

あの人の意外な一面が暴露!?「パンサーとチョコレートプラネットのトークとゲームコーナーでゆたしくうにげーさびら」

1月14日(日)、よしもと沖縄花月で「パンサーとチョコレートプラネットのトークとゲームコーナーでゆたしくうにげーさびら」が行われました。

オープニングでパンサー向井がイベントタイトルを読み上げますが、沖縄方言の「ゆたしくうにげーさびら」に悪戦苦闘。どこで区切るか、アクセントをどうすればいいのか困ったらしく、たどたどしく読み上げた後、会場に向かって「ところで、『ゆたしくうにげーさびら』ってどういう意味なの?」と質問。すかさず最前列中央の男性から「よろしくお願いします、っていう事!」と返事があり、ステージ上の他のメンバーから「早っ」とツッコミが入ります。

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自己紹介のターンに入ると、出演者5人の中で唯一1970年代生まれのパンサー尾方はそれだけでイジリの対象に。菅から「この人(尾形)、弟子のはずのチョコレートプラネットのこと可愛がってないよね」と、いきなり核心を突かれます。尾形は「そんな事ない、こいつら(チョコレートプラネット)が俺を馬鹿にしてるだけや」と弁解します。それに乗ったのは向井。「そうそう。可愛がってるからこそ同じ髪形にしたんでしょ?」と、尾形とチョコレートプラネット松尾が坊主頭なのをイジリます。

自己紹介つながりで今度は菅が注目の的に。プライベートでもよく一緒に飲みに行くという松尾に、向井が「菅さんのプライベートって謎ばっかりだから紹介してよ」と迫ると、「じゃ、詳しく話すのはなんだからタイトルだけ言う」と、「菅さん、よしもと本社の近くでキス」と、いきなり大暴露。ステージ上だけでなく会場からも悲鳴が上がりました。

向井は沖縄の観客にもわかりやすいように、「よしもと本社ってね、新宿の真ん中にあって、周りが繁華街なの。とてもキスするような場所じゃないの」と解説。菅の意外すぎるプライベートに、観客は目を白黒させていました。

続いては逆バージョンで、菅が松尾を紹介。「よく新宿2丁目に飲みにいくよね」と前置きし、「新宿2丁目のお店って、みなさんIKKOさんが大好きなの。松ちゃん(松尾)、優しいから『モノマネして』って頼まれたらすぐに(IKKOさんのマネを)やってくれるんだけど、この間松ちゃんがIKKOさんのマネしてるとき、隣の店のママから『今アンタの店にIKKOさんいらしてるの?!』って電話がかかってきたの」と、松尾のモノマネのクオリティの高さを賞賛しました。

続いてはチョコレートプラネット長田の紹介。パンサーとチョコレートプラネットは、バラエティ番組「パワープリン」で共演していたこともあり、向井から「昔よく一緒に合コンに行ったよね」と言われます。尾形も、「そうそう。こいつカラオケに行くと1曲目から全身で氷室恭介さんになりきるから女の子がひくねん」とツッコミを入れると、長田ははりきって氷室恭介のモノマネを披露。会場の笑いを誘います。

その次は松尾が向井を紹介。「養成所時代、『面白くて顔もいい向井くんって子がいる』って噂になってて、俺、最初は『そんな男、きっと裏があるに違いない』ってゲスい見方してたんだけど、フリーでお笑いのコンビを組む授業があって、その時たまたま向井を紹介されて。『うわぁ、可愛い!!』って思って、それから仲良くなった」と告白。向井が「出会ったの10年位前ですもんね。さすがに今は年取ってるけど」と照れ隠しに話すと、菅も「そうそう。俺も子供の頃はこうじゃなかったのに、ある日を境に今の姿になって、養成所入所のときと今と写真が変わんないんだよね」と告白。松尾も「菅さん、おじいちゃんになってもこのままの姿で干からびて死にそうだよね」とツッコミ。観客から爆笑が起きました。

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続いてはアンケートトークのコーナー。これはアンケートに書かれた5つのテーマについて、観客に事前に回答をもらい、その後メンバーがステージ上で決めた答えとの合致数が高い人にプレゼントが贈られるというものです。

最初のテーマは「男らしい人」。まずは「昔は先輩芸人達がラブホテルで合コンをしていて、呼び出されることがあり、お金がない中どうやってその場にもぐりこむか戦いだった」という尾形の過去が披露されます。


次に菅の「合コンで菅に猛アタックをかけている女性をあえて外す」という一面が暴かれ、向井から「菅さんってストイックだよねー」と感想が述べられます。しかし菅本人は「ううん、俺焼き鳥屋とかシンプルな店に行きたいのに、その時の女の子、めっちゃ毛皮着てて化粧濃くって、焼き鳥屋には行かれないような子だったから」と、意外な真実を告白。再び会場の笑いを誘います。

続いて男らしいネタを紹介されたのは長田。後輩芸人のいぬと出かけていたとき、たまたま遭遇したひったくり犯を体当たりで捕まえた話を披露。「悲鳴が聞こえるのに、周りの人全然動かなくて。たまたま犯人が俺のほうに走ってきたからタックルするしかないと思って」と、尾形を犯人役に見立て、現場を再現しました。このエピソードにより「男らしい人」は長田に決定。会場からは納得の拍手が上がりました。

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続いては「芸人仲間に一番尊敬されている人」。チョコレートプラネットの二人から「尾形さんじゃない?軍団持ってるし」と意見が上がりますが、向井が沖縄国際映画祭にパワープリンのメンバーで出場したときの「後輩におごるのはイヤだが、骨折していてもクラブには行く」という尾形の裏話を暴露。尾形の必至の弁解も空しく、「やっぱり芸人だから面白いとか大喜利強いとかの方がいいなぁ」という他のメンバーの意見で菅が「尊敬されている人」に決定しました。

3つ目は「裏表の激しい人」。ここで長田が「向井って意外と毒を吐くよね」と告白。また、以前長田と向井が飲み会を開いたときのエピソードを暴露し、向井は納得したように「うん、裏表激しいのは俺!」と宣言していました。4つ目は「スクープされそうな人」。これは意見を募るまでもなく、「尾形さん!ハイ、次行きましょ!」と、全会一致で決定。

そして最後は「沖縄を1番愛している人」。最初、尾形が「菅じゃない?」と意見を出しますが、長田が「松ちゃんじゃない?ちょっとした空き時間でビーチ行ったり、散歩したりするし。沖縄で仕事があると真っ黒になって帰ってくる」と発言。向井も「そういえば(チョコレートプラネットの)2人で出かけることも多いよね」と返し、長田と松尾の2人が「うん。沖縄でバイクで走ってて、雨雲が前にあったら『突っ切っちゃえ~!』ってやってる」と、沖縄を満喫しているエピソードを披露。この話で「沖縄を1番愛している人」は松尾に決定します。

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5つの答えが揃ったところで、続いてはゲームのコーナー。MCを向井が務め、残る4人はパンサーチームとチョコプラチームに分かれて、氣志團の「One Night Carnival」冒頭部分、「俺んトコ来ないか?」に合わせて、各々が決めゼリフを言う「あの一言対決」というゲームに挑戦します。

ここで尾形がトップバッターを務めるのですが、向井が尾形にマイクを渡した瞬間、菅が「あれ?!向井のマイクがひったくられてる!」と一言。即座に長田が尾形にタックルをかけ、マイクを奪い返します。「気がついたらなくなっていて。ありがとうございます」とマイクを受け取る向井に、菅も「戻ってきて良かったね」と笑顔。尾形だけが「俺、もう腰がもたない・・・」と、一言対決に参加するのもためらいがちに。

「もうタックルしないから」という約束の下、対決がスタートします。しかし尾形の「イノセント・・・・・」とどんどん先細っていく声にステージ上も会場も大爆笑。「何言ってるのかわからない」という周りからのツッコミに、尾形は「イノセントテニスプレーヤーって言ったのに。何かかっこいいし」を悪びれもせず反論。その姿がさらに笑いを引き起こします。

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対戦者は松尾。IKKOさんのモノマネで「アタシんトコ来ないぃい~?!」と絶叫し、会場から更なる笑いを引き出します。これには他のメンバーも脱帽し、「松ちゃん、それはずるいわ」と松尾の勝利を認めていました。

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次の対決は...と準備しようとしたところで、まさかの時間切れ。急いでアンケートコーナーの当選者発表に移ります。同数正解者が2名いたため、じゃんけんで勝利した女性、前田さんに色紙が贈られることに。ゲームコーナーが1戦だけで終わったため、尾形がかっこいいセリフを言いながら色紙を贈呈する、という流れになったのですが、再び「セラミック...」と、一体何を言っているのかわからない状態になり、会場内の全員が爆笑。そんな中、「セラミックサラダって言ってるし」との尾形の言い訳に、「訳わからなくて面白い」と、ステージ上も客席も涙が出そうな勢いで笑っていました。

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その後向井が「これからもパンサー、チョコレートプラネットともに沖縄で仕事をする機会がありますので、ぜひまた見に来ていただければと思います」と手短に挨拶し、そのまま駆け足でエンディングへ。「パンサーとチョコレートプラネットのトークとゲームコーナーでゆたしくうにげーさびら」は爆笑の熱気冷めやらぬまま幕を閉じました。

【パンサー】【チョコレートプラネット】

2018年1月29日 (月)

デニスの漫才、RGはあるあるを歌い上げ、沖縄新喜劇では"噛み噛み王子"が誕生「土日祝特別公演」「沖縄新喜劇」

1月7日(日)、沖縄・よしもと沖縄花月にて、「土日祝特別公演 漫才・コント」が開催されました。
トップバッターは初恋クロマニヨンが登場。酔っ払いをテーマに3人の絶妙なボケとツッコミで漫才を繰り広げ、しょっぱなから爆笑を引き出します。

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続いて、とにかく明るい安村が舞台にあがりました。番組の企画でダイエットに取り組み、93キロの体重を16キロも落としたことを報告すると、客席からは大きな拍手が。しかしすぐに8キロ戻りあっという間にリバウンドしたことを告白し、大きな笑いを起こしました。「運動会のリレーポーズ」で履いてますよネタを披露した後は、野球部独特の掛け声を紹介するフリップネタでさらに大きな笑いを起こしました。
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次はデニスが、肝試しネタを披露。植野のビジュアルにかけたハーフネタで息のあった掛け合いが続きますが、英語と日本語が混ざるシュールな内容だったのか観客の子供から「意味わからない!」の声が。思わずネタを止めた2人が「どこからか子供の声が...」と肝試しネタに盛り込むと、爆笑が沸き起こりました。
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続いてレイザーラモンRGがさまざまな曲に乗せて、あるあるネタを熱唱。観客から出身地を聞き、沖縄の宜野湾、北九州、京都などのあるあるを、アルフィーの「星空のディスタンス」に乗せて見事に歌い上げました。
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前半のネタの後は、沖縄新喜劇「あうんの呼吸はシーサーの呼吸」が始まりました。出演はガレッジセール、けんたくん、ありんくりん・比嘉竜太、オーシャン・りょうじ、福田加奈子、田仲メリアンさんです。若手の漫才コンビが厳格な親に認めてもらうため、コンテストで優勝を目指し頑張ろうとするのだが、親切だけど不器用な仲間の助けでとんでもない方向に...というストーリー。

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けんたくんとひがが扮する若手漫才コンビ「ダブルハリケーン」と、田仲メリアンさんとりょうじが組む、ライバル役のアメリカ兵漫才コンビ「普天間オスプレイズ」。どちらも舞台の役とはいえ、負けず劣らずなかなかのクオリティの高さです。けんたくんは、大事なところで噛んでしまったけんたくん、何度もやり直しますが、なかなか上手くい姿に、演者たちも笑いの止まりません。

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終了後に「噛み噛み王子」と呼ばれるけんたくん。「脱いだ時にリアルにお客さんがひいてたから心が折れた」と切なく話す姿に会場から大きな笑いが沸き起こり、この日の公演が終了しました。

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【初恋クロマニヨン】【とにかく明るい安村】【デニス】【レイザーラモンRG】【ガレッジセール】【けんたくん】【ありんくりん・比嘉竜太】【オーシャン・りょうじ】【福田加奈子】【田仲メリアン】

「百舌鳥・古市古墳群」世界遺産登録PR隊に堺少女歌劇団が就任! 第四回本公演には未知やすえも登場!!

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戦前、堺市・大浜で活動していた少女歌劇団を、堺東商店街連合会が2014年に復活させたのが、堺少女歌劇団。小学1年から中学3年までの約70名が在籍し、堺の街をPRするため日々活動しています。1月28日(日)には、堺市総合福祉会館で第四回本公演を開催。合わせて「百舌鳥・古市古墳群」の世界遺産登録PR隊への就任式も行われました。

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公演は昨年と同じく二部構成。上演に先駆けて行われた竹山修身堺市長の挨拶では、堺少女歌劇団が世界遺産登録PR隊に就任したこと、世界文化遺産の応援ソングができたことなどが話され、「堺少女歌劇団のみなさんが堺の街のシンボルとして活躍できるよう、堺市も支援して参りたい」と力強くアピールしていました。

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続いて、辰野邦次堺少女歌劇団実行委員会委員長も壇上へ。まず、第四回本公演が盛大に開かれることについて、関係各位に感謝を述べ、結成から3年半が経ち、劇団員たちの踊り、歌が成長したことを報告。「劇団員が精一杯頑張っている姿を応援していただけるようお願いいたします」と会場に伝えました。

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第一部は堺少女歌劇団初挑戦となる時代物「わらべうた・ファンタジー『きよとかよ』」です。とある村に暮らす娘、「きよ」と「かよ」。姉と二人で暮らす「きよ」は貧しく、毎日一生懸命働く日々。一方「かよ」は庄屋の娘として何不自由なく暮らし、水くみばかりしている「きよ」に意地悪をしていました。そんなある日「きよ」は、羨ましく思っていた「かよ」と入れ替わることに。これまでとは真逆になってしまった二人の運命は...という和風ファンタジー。

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歌劇団のメンバーたちは、生バンドの演奏に合わせて、ステージ狭しと歌い、踊り、一生懸命役を演じます。そのかわいらしく、美しく、ひたむきな姿に会場からは惜しみない拍手が送られていました。

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物語のクライマックスには、特別出演の未知やすえが観音様として登場。迫力十分の演技と素晴らしい歌声を披露し、さすがの存在感を見せつけたかと思いきや、しっかり新喜劇テイストも盛り込み、観客を爆笑させていました。

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続いての第二部は、一部とは趣きを変えた歌劇団らしさたっぷりのショー・グルーヴ「Secret Wonderland」です。ちびっ子メンバーのキュートな動きや、息ピッタリのラインダンス、ビートの効いたナンバーで魅せる大人っぽいダンスなど、プロローグからメンバーたちは力いっぱいの踊りと歌を披露し、会場を魅了します。ラストは、堺のテーマソング「堺の街で...」、堺少女歌劇団のテーマソング「Singing for you」の2曲。メンバーたちが一生懸命歌う様子に会場からは自然と拍手が起こっていました。

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メンバーからの挨拶では、初めての着物での舞台に悪戦苦闘したことや、先生、スタッフ、関係者、家族への感謝などを伝え、これからも堺少女歌劇団への応援をお願い。そして世界遺産登録PR隊に就任したことを報告し、今まで地元の人たちが大切にしてきた百舌鳥・古市古墳群が世界の宝物になるよう精一杯頑張りたい、と力強くアピール。応援歌である「陵の丘に咲く花」を初披露しました。

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フィナーレでは全員から「やすえさ〜ん!」と声をかけられ、未知やすえが再び登場。やすえは「子供たちは頑張ってお稽古していました」と話し、この日のためにいい舞台にしたいという思いでお稽古している姿を見ながら、自分も負けていられないと発奮したとのこと。そして新喜劇とは比べ物にならない稽古量だったと笑わせ、ステージに感動して「25歳若返りました」とアピールしていました。最後はステージ上の全員で「本日は本当にありがとうございました!」と改めて会場に挨拶。本公演は無事終了しました。

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公演後には、世界遺産登録PR隊就任式がステージ上で行なわれました。まず竹山市長がメンバーに花束を手渡し「素晴らしい公演、ありがとうございました」と感謝のコメント。そして世界文化遺産登録に向けての盛り上げを要請したあと、任命証の授与が行なわれました。歌劇団の代表・井上花音さんは「就任させていただいてありがとうございます」とお礼を述べ、初披露した応援歌「陵の丘に咲く花」については「いろいろな人の思いが込められている曲なので、気持ちを込めて大切に歌っていきたい、みなさんにも歌ってもらいたい」と希望を語りました。

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辰野実行委員会委員長は、4回目の本公演を盛大に行うことができたのも稽古の賜物と話し、健康に留意してPR隊としてがんばって欲しいとコメントしました。未知やすえは「やりたいことが無い子がいるなかで一生懸命努力していることは大事な宝物、自信を持って進んで行ってください!」と歌劇団全員にエールを送りました。

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【未知やすえ(吉本新喜劇)】【堺少女歌劇団】

2018年1月28日 (日)

なんばグランド花月にサンリオの大人気キャラクター・ぐでたまが降臨! 酒井藍と大爆笑の新喜劇コラボ

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1月24日(水)から期間限定オープンしている吉本新喜劇初の女性座長・酒井藍とサンリオの人気キャラクター・ぐでたまのコラボレーション「ぐでたまかふぇ」。このオープンを記念して、1月28日(日)になんばグランド花月で上演された吉本新喜劇に、ぐでたまが初登場! 酒井藍をはじめ、新喜劇メンバーと息ピッタリのやりとりを繰り広げ、爆笑をさらいました。

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ぐでたまテーマソングをBGMに、ステージに姿を現したぐでたま。カバが押す台車に乗せられて登場し、酒井とそっくりな丸く愛らしいフォルムにお客さんから大きな笑いと拍手が起こりました。

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登場するやいなや、「じろじろ見んなよ〜」、「帰っていい?」、「だり〜...」とさっそくゆる〜い発言を連発! 清水から「来たばっかりやん!」とツッコまれていました。台車から降りて、床に広げられた白身(布)に着地しようとするのですが、どうもうまくいかないようでついもたもた。そしてゆっくりと床の白身に落ち着くと、「マイペースすぎるやろ!」と清水からさらなるツッコミが!

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続いて池乃めだかとギャグも披露。めだかからの頼みを「ヤダ〜!」、「無理〜!」と断り続けるぐでたまに対し、ついに「もういい!!」と怒るめだか。「一体いつからだ!? いつからそんな奴になった! なんとか言ったらどうなんだ、ボラギノール!」とおなじみのくだりを繰り出し、会場を沸かせました。

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ぐでたまが台車に戻ろうとした際に、代わりに酒井が台車に乗り込もうとして清水に止められるひと幕も。

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酒井から、「最後にひと言、お願いします!」と促されると、ぐでたまは「お尻、かゆっ!」と人気のチャーミングなお尻を披露し、お客さんを楽しませました。

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酒井藍とぐでたまのコラボカフェは、2月28日(水)まで、HEP FIVE 7階でオープン中です! 今だけのスペシャルなコラボカフェにもぜひ足を運んでくださいね!

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吉本新喜劇 酒井藍×ぐでたま コラボカフェ

住所:大阪市北区角田町5−15 HEP FIVE 7階 ぐでたまかふぇ内

期間:1月24日(水)〜2月28日(水)

営業時間:11:00〜22:30(LO22:00)

定休日:不定休(施設に準ずる)

席数:66席

【酒井藍】

2018年1月27日 (土)

のりおよしお初の全国ツアー「のりおよしお主義〜漫才師の主張〜」がスタート!

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2019年に芸能生活50周年を迎える西川のりお・上方よしお。コンビ初となる全国ツアーイベント「のりおよしお主義〜漫才師の主張〜」が、1月25日(木)大阪ビジネスパーク円形ホールからスタートしました。このイベントは若手から中堅、ベテランまでいろいろなコンビが漫才を披露するほか、その日ステージに上がったコンビの中からのりおよしおの2人が話してみたい人をピックアップしてトークを行います。


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まずはオープニング。ステージに現れた2人に会場から大きな拍手が送られます。「ありがとうございます」とまずは挨拶。のりおはイベントタイトルにちなんで「目先で生きるのが私の主義」と話したあと、この公演は6ヶ所くらい決まっているけど、今日一回で終わってしまう可能性もあると毒づきます。さらに「売れてるやつは大嫌い!」「女の子にキャーキャー言われるのは一組も出しません!」と人気コンビの名前を次々と連発するなど、最初からのりお主義全開のトークを繰り広げます。そのあと2人が再来年50周年になることを説明すると、会場からは改めて拍手が。それからもベテラン芸人の裏話を披露するなど「このままで1時間しゃべってもいいけど」とトークを続けるのりおでしたが、まずは漫才のコーナーからスタートです。


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一番手には女と男が登場。自己紹介のコールや市川の顔イジリなど、会場を巻き込んで盛り上げます。トップバッターとしてしっかり笑いをゲットしました。


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続いては、おなじみの青いスーツに身を包んだ銀シャリがステージへ。鰻のボケにテンポよくツッコんでいく橋本。達者なしゃべりだけでなく動きもプラスした漫才で会場を沸かせました。

2組のネタを見たのりおよしおは「なかなかすばらしい」とコメント。しかしのりおは「このあとはグッと冷えさせますよ」と予言。さらに「今、(舞台袖で)練習してましたけど、寸前まで練習して面白い漫才知らん!」と言い放ちます。


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そのあと「おほめの言葉をいただいて」と登場したのがへびいちごの2人。島川が着てきたスーツはのりおからもらったとのことで、客席から拍手が。テンポのいいしゃべくりで観客を魅了します。


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しましまんずはいきなり藤井のボケからスタート。一部観客が大ウケです。藤井のオッサンボケに池山のツッコミが炸裂。途中、会場から拍手が起こるシーンもありつつ、しっかり盛り上げました。
ネタのあと、「横で見てたらおもしろかったねぇ」とよしおがホメるものの、のりおは「二回見たらアカンかもしれませんけど」とやはり毒舌。そこからもしましまんずの裏話を暴露するなど、言いたい放題でした。


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続いてのトータルテンボスは、まずは会場をひとイジリしたあと、自己紹介ネタに入るのかと思わせつつ、まさかの展開へ。そこからも緩急をつけたネタで会場を笑わせました。


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続いては矢野・兵動。まずはいきなりトイレ退場する観客にツッコみ、盛り上げます。そこからも観客と掛け合いをするなど、会場中が一体に。兵動の達者なしゃべりに矢野のキレのあるツッコミが冴え、二人の持ち味を活かしたネタを見せつけました。


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そして漫才コーナーのラストは、もちろんのりおよしおの2人。まずはのりおの定番ボケから時事ネタ、芸能ネタへと畳み掛けていきます。さらにベテラン芸人をイジッたあと、若手へのねたみ&悪口を連発。毒を含んだ会場イジリにも観客は大ウケです。縦横無尽に繰り出されるのりおのボケに、よしおのツボを押さえたツッコミが入る2人ならではのスタイルを会場も堪能。懐かしのネタも披露されるなど、大いに盛り上がりました。


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続いてはトークコーナー。「本音で語っていただきたい」というよしおに「漫才師は嘘つきばっかり」とのりお。ステージに呼び込まれたのは、矢野・兵動、銀シャリの2組です。「本気の本気のトークで」とよしおが念を押し、トークコーナーがスタートします。まずは銀シャリへの口撃から。「なんで(東京へ)行ったんや?おまえら大した事ないで、失敗したと思ってるやろ?」と開始早々からのりおのハードパンチが炸裂します。
「大成功ですよ!」と抵抗する2人ですが、「1年経ってんのに、前と仕事いっしょやん!」と聞く耳を持ってもらえません。ここでのりおが「オマエら好きやねん、大阪タイプや」と優しい言葉をかけますが、すかさず「おまえらは鈴鹿を越えたらアカン」と叫び、関西ローカルが似合うと決めつけ。「師匠も東京に行ってたじゃないですか」という抗議の声には「オハーがあったから!」とうそぶきます。


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続いては矢野・兵動へ矛先が。のりおは「矢野、兵動の写真貼ってダーツとか投げてない?」といきなりのツッコミ。コンビの格差についての話になりますが、矢野の「兵動が売れてるから漫才ができる」という姿勢を「おまえ、ものすごいがんばってる」とよしおが絶賛します。しかし、すかさず兵動が「そう言うてるわりには(矢野は)楽屋で態度がでかい」と暴露。兵動より先に弁当食べるとバラされた矢野は「味見や!」と言い訳します。


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再び話は銀シャリへ。鰻は上方漫才を広げたいとアピールし、さらに大阪人の心を捨ててないと熱弁しますが、「捨ててくれてもいいよ」とのりおに冷たくあしらわれます。それからも鰻のゆるい考え方、銀シャリのスーツがボロボロな件、矢野の筋トレなど、テーマがころころとチェンジ。のりおが一番もらったギャラの話から、よしおの「オマエ泣かすぞ!」というレアなセリフまで、大いに盛り上がり、トークコーナーが終了しました。最後は本日の出演者が再びステージへ。大きな拍手に包まれて、全国ツアーの初日は終了しました。

ステージ後の囲み取材でも「もっと毒づいてもよかったかな」とのりおの勢いは止まらず。よしおも「まあ手探りなとこがあったんでね」と冷静に振り返りつつ「遠慮なしにやっていきたいと思います」と話しました。のりおはさらに「まだ5ヶ所残ってますが、もう二度とさせるかっていうくらいの内容にします」と宣言。よしおも「爪痕残したい!」とベテランらしからぬ貪欲さを見せるなど、二人の息はぴったり。
今日のライブについて兵動は、二人がトークコーナーを回すというのがまず新鮮と感想を述べますが、すぐに「銀シャリのギャラが上がっていることがわかったのでブルーになった」と本音をポロリ。銀シャリの二人が「(ギャラが上がっているんじゃなく、仕事の)量です!」と否定するひと幕も。さらに矢野が兵動の建てた家を車で見に行っていたというエピソードから意外に高い矢野の賃貸マンションの家賃についてもトークが弾みます。
銀シャリについてはのりおが「東京の顔してない」と再びバッサリ。ステージ以上の盛り上がりを見せるトークに橋本は「デンジャラスで色気があって何をするかわらかないというのを、ぜひ生で見ていただきたい」とこのツアーをアピール。のりおはこれからの公演について「まともなヤツは入れません!正統派漫才っていうやつおるでしょ、大嫌いです!」と再び毒づき、よしおも「暴れていきたいと思います」と相槌。今回以降、東京、徳島、名古屋、福岡、広島での開催が決定しているこのツアー。ますます笑いと毒舌に磨きがかかる、のりおよしおの活躍をぜひ会場でご覧下さい!

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■公演情報
西川のりお・上方よしおが全国ツアー『のりおよしお主義〜漫才師の主張〜』
【東京公演】
日時:2018年2月14日(水)
会場:ルミネtheよしもと
【徳島公演】
日時:2018年3月24日(土)
会場:阿波市アエルワホール
【名古屋公演】
日時:2018年4月22日(日)
会場:名古屋市芸術創造センター
【福岡公演】
日時:2018年4月30日(月・祝)
会場:ももちパレス
【広島公演】
日時:2018年5月6日(日)
会場:アステールプラザ 中ホール
問い合わせ:0570-550-100(チケットよしもと予約問い合わせダイヤル)

【西川のりお・上方よしお】【女と男】【銀シャリ】【へびいちご】【しましまんず】【トータルテンボス】【矢野・兵動】


2018年1月26日 (金)

作曲家デビュー50周年! 中村泰士プロデュースのトロット歌手が初ライブ&今春デビュー!!

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二度のレコード大賞受賞など輝かしい経歴を持つ中村泰士。作曲家としてデビュー50周年を迎える今年、韓国人トロット歌手、チョ・ジョンミンのプロデュース&デビューという新たなプロジェクトをスタートさせます。1月26日(金)には、大阪梅田am HALLで行なわれる日本初ライブに合わせ、お披露目会見も開かれました。


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会見前にはまず公開リハーサルとしてチョ・ジョンミンがデビュー曲となる2曲を披露しました。ステージに登場し「はじめまして、私は韓国の歌手、チョ・ジョンミンです、どうぞよろしくお願いいたします」と自己紹介。1曲目の「レディースハウス♡心へ」は、アップテンポでビートの効いたナンバーです。続いての「あっぱ」は、自身がキーボードを演奏しながら歌うスローバラードで、大きな愛を歌った歌詞が印象的。歌の後には作詞作曲を担当した中村泰士も登場し、会見がスタートしました。


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まずは中村が「4月18日(水)に「あっぱ」という曲でデビューします」とチョ・ジョンミンを紹介。チョ・ジョンミンはまだ日本語がうまくないとのことで韓国語を使って「運命的な曲をもらいました。よろしくお願いいたします」と挨拶しました。中村はデビュー曲「あっぱ」について、韓国のトロットは日本の歌謡曲とイコールであること、大衆音楽を結ぶことで日韓が上手くいけばいいなと思っていた矢先に彼女と出会ったことなどを語りました。そして在日一世が大変な苦労をして築き上げたものをなんとか唄にできないかということで、一世=お父さん=あっぱという唄を作ったと説明。さらに最初のレッスンで彼女が泣き出したという裏話も披露。数年前に亡くした父親のことを思い出していたとのことで、中村の作った意図とは少し違ったものの「心はいっしょ、いい歌が出来上がったと思います」と胸を張りました。


そして歌手としてのチョ・ジョンミンについては「歌が素直でどんな色にも染めやすい声をしている。作曲家としてはいい素材、ありがたい素材に巡り会えた」と絶賛。プロデュースの話しがあったときも、ぜひさせてくださいと返事をしたそうですが、もうひとつの理由として「めっちゃべっぴんさんやから」と付け加え、取材陣を笑わせていました。記者からの50年続けるパワーの秘訣は?という質問には「僕はいいアーティストに巡り合う、そのチャンスがあれば歌はいつでもできる。だからまだまだ大丈夫!」と力強く語っていました。


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チョ・ジョンミン自身は日本語の歌を歌うのは初めてとのこと。デビュー曲について「(中村)先生が自分の声を聞いてから曲を作ってくれた」とうれしそうに語ったほか、現在日本語を勉強中で「早くしゃべれるようになりたい」と意欲を見せていました。そして、日本で活動するのが夢だったこと、その夢を現実にすることができてうれしいけど、まだ信じられないと語り、これからの目標については「新人賞を取りたい」と笑顔でアピールしていました。最後にはフォトセッションも行われ、お披露目会見は終了しました。


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そして日本初ライブがスタート。まずスクリーンにこれまでの彼女のライブ映像が映し出されたあと、一曲目はピアノの弾き語りから始まったカバー曲「恋人よ」。超満員の会場も、このじっくりと聴かせるナンバーで彼女の世界に引き込まれていきます。


歌い終わると日本語で「こんばんは、みなさんとお会いすることができて本当にうれしいです。私は韓国の歌手、チョ・ジョンミンです。夢の第一歩を大阪から踏み出します」と挨拶。CDが発売されることについて話すと、会場から大きな拍手が起こります、男性MCからの大阪の印象はという質問には「おいしいものがいっぱいあるし、街の風景もきれい」とベタ褒め。さらに「人のイメージが韓国に似ているのですごくうれしかった」と答えます。そして今日のステージについては、ドキドキしていると話しますが、会場からの応援で勇気をもらえたと笑顔を見せると、再び大きな拍手が起こりました。


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そこから「Super Man Swing〜Sallang」のメドレーから洋楽のスタンダード「Thank you for the music」を熱唱。そのあとレコーディング風景やデビュー曲「あっぱ」を初めて歌ったときの気持ちを語るシーン、中村泰士のインタビューなどがVTRで流され、静かなピアノのイントロから「あっぱ」へと続きます。歌い終わったあと、チョ・ジョンミンが会場にいた中村の名前をコール。スタンディングで応える中村に大きな拍手が起こっていました。


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ここでゲストとして、MC dufoが登場。ボイスパーカッションの達人とのことで、一人で出しているとは思えない様々な音を、変幻自在のリズムにのせて放っていきます。そのテクニックに会場も手拍子でレスポンス。ライブを大いに盛り上げてくれました。さらにチョ・ジョンミンのピアノ&ボーカルとのコラボを披露。観客とのコール&レスポンスもバッチリと決まり、ステージと会場がひとつになっていました。


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2人から会場へプレゼントが配られたあとは、昔のポップソングと紹介された「Perhaps Perhaps Perhaps」。ミディアムテンポのアダルトなナンバーで、これまでとはまた違った妖艶なムードで聞かせます。そして「これからの日本と韓国での活動を応援してください」と会場に呼びかけた後はラストナンバーの「L.O.V.E」を熱唱。ステージから降りますが、すかさずアンコールの声が飛び交います。


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アンコールに選ばれたのは、中村が作ったもうひとつの曲「レディースハウス♡心へ」。サビの部分のコール&レスポンスを会場と練習したあと、ノリのいいナンバーがスタート。大いに盛り上がったライブは終了しました。



【中村泰士】【チョ・ジョンミン】


2018年1月25日 (木)

地元福岡で開催!「博多華丸・大吉27周年記念公演」公演レポート

1/20(土)に「博多華丸・大吉27周年記念公演」が地元福岡の福岡サンパレスホテル&ホールにて開催されました。
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一昨年1月に開催された25周年記念公演を受けての26周年に続く記念公演。もはや博多のファンにとっては「これを観ないと一年が始まらない!」という恒例行事になって参りました。
今年は昨年までの約1200席の会場から場所を移し、多くのミュージシャンがコンサートを行うサンパレスでの公演。それにも関わらず、およそ2倍の2400枚のチケットは前売で即完売。
土曜日ということもあり17時と早いスタートでしたが、開場の2時間前から並んでいるファンもいました。
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開場前の即売でも人気だった、今年の一押しグッズは豆皿。華大の鉄板ネタのひとつ「刺身は醤油かポン酢か問題」が豆皿になっていることもあり、あっという間にソールドアウトでした。
また、昨年末に大吉さんが地元の番組でも紹介した「めちゃ×2イケてるっ!」で「一度もイジられなかった特攻服」も場内に飾られ、開演前に嬉しそうに写真撮影するファンが後を絶ちませんでした。
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公演はほぼオンタイムでスタート。
まずは地元福岡所属の博多のおいさん「マサル」が前説を務めました。
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この記念公演ではオープニングアクトとエンディングゲストがシークレットとなっており、オープニングVTRで初めてオープニングアクトが明かされる仕組みです。
テレビの特番さながらのムービーで始まり、オープニングアクトに表示されたのは「NON STYLE」。まさかの出演に場内は騒然!そこから続々と豪華メンバーが紹介され、去年までは見なかった「開会宣言」の4文字。会場だけでなく構成もスケールアップしました。

場内が明るくなり、突如流れてきたのは「アナと雪の女王」のテーマソング。
そこに現れたのは、オラフ!ではなく、ピエール瀧さん。
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なんと今回の開会宣言のためだけに福岡に前日入りしたそうです。(「もつ鍋と屋台は前日に片づけた」そうです)
思いもよらぬ開会宣言で盛り上がる会場でしたが、瀧さんが宣言の際に大吉さんの名前を言い忘れるハプニングが!しかしそこで動揺しないのが華大ファン。何事もなかったかのようにトップバッターのシークレットゲスト、NON STYLEへ。

昨年の26周年記念公演にいらっしゃった方は覚えていらっしゃるかと思いますが、昨年のノンスタ井上の不祥事でNON STYLEとしての出演が叶わず、ナイナイ岡村とノンスタ石田の「ボケとボケの応酬」で繰り広げられる「OKA STYLE」での登場でした。
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※昨年の「OKA STYLE」クレジットの瞬間。

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満を持して二人で登場の今年。
バーに通う井上をボケながらイジる石田の安定のノンスタ漫才でスタートを飾りました。

続いては地元福岡から「どんぴしゃ」。鉄板ネタの森本ちゃんの元ソフトバンクホークス・王監督のモノマネとあかみねさんの長渕剛のモノマネで盛り上げます。
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三番手はパンクブーブー。華大の記念公演限定ネタ、哲夫さんの「ここでしかやらない、西鉄バスの日本一テンションの低い運転手」の真似で福岡のお客さんは大喜び。そして時代劇とお化け屋敷の妄想漫才で安定の笑いを見せてくれました。
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四番手は同じく福岡出身芸人、バカリズム。高校教師の進路指導コントは設定と演技の細かさがさすがのバカリズムワールド。
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五番手は南海キャンディーズ。「15年前に私を取り合った男二人が27周年だなんて」としずちゃん節が炸裂。そこから山ちゃんがMCを務める「テラスハウス」を連想させるシェアハウスネタで、なぜかしずちゃんの華麗なシャドウ・ボクシングが拝める貴重な漫才でした。
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六番手は今年もスペシャルゲストとして登場の次長課長。占い師でボケ倒す河本さんと、冷静にツッコミをしているようで巻きこまれていく井上さんのコンビネーションは今年も少し不安定な香りがして大爆笑。(その不安定さについては最後にネタバレがあります)
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七番手は千鳥。福岡での千鳥人気は登場からの「大悟コール」の嵐で白日のものとなりました。鉄板の鮨屋ネタも、次長課長と同じ理由でこの記念公演だけのボケが飛び出し、「きゃー!」と言いながら喜ぶライブならではの展開となりました。
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八番手は浅草キッド。時事ネタでたたみかける江戸前の漫才は福岡のお客さんにはとても新鮮!どうやら30年ぶりのネタだったそうですが、ブランクを感じさせないスピード感でした。
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ラストは華大のふたり。「スペースワールドと同期。まさか我々より先にスペースワールドが引退するとは」と同期ネタでスタート。
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今回の華丸さんのお願いごとは「ネット通販をやってみたい」。そして華大漫才の特徴のひとつでもある「新ネタを福岡でやってみて具合を確かめる」コーナーではふたりがひたすらに万歳三唱を唱え続ける新しい展開が。
(しかも直前にできたネタだそうです)最後まで華丸さんのボケについていけない大吉さん、最後は息があがっていました。このネタもいつかブラッシュアップされて全国のお茶の間に届くかもしれません。

今回も休憩なしであっという間に9組のネタが終了。
エンディングの全員集合では「大吉のほうが交流が深いのに、大吉の名前を開会宣言で言い忘れた」とピエール瀧さんがつっこまれ、しっかりと開会宣言以上の記憶を残してくれました。
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ゲストとの絡みの中で、前日に南海キャンディーズと地元ローカルの番組「なんしようと?」のロケが行われたことが話題になりました。南キャンの二人が並んでご飯を食べるロケは実に数年ぶりとのこと。福岡の方は放送をお楽しみに。

さて、次長課長と千鳥のネタがここ福岡だけのものになった理由をここでご紹介。
「毎年スペシャルゲストで出させてもらってますけど、基本的に5分でまとめてるネタを10分にするということでね、我々にとってはもはや新作のネタ披露の場所みたいなもんなんです」と河本さん。同じ理由で、従来の鮨屋ネタにはなかったフレーズが飛び出し、場内を沸かせた千鳥もうんうんと頷いていました。
3年目ともなると、段々とこの公演ならではの特色がでてきます。そのひとつが、「10分の尺に合わせたネタを各芸人さんが仕込んでくる」というお初モノが観れるようになってきていること。知っているネタなのに、少しアレンジされた違った楽しみがある、という特徴が今後も続くかもしれません。

最後はエンディングのシークレットゲスト。今回はナイナイの岡村さんがお菓子蒔きのカートを押しながら登場。「去年はOKA STYLEの台本を持ち歩きながらずっと緊張してたもんで、誰の漫才も見られへんかったけど、今年は全員楽しめました!」と大満足の様子。
しかも、このエンディングだけなのに岡村さんも前日入りしたそうです。テレビでも「福岡にまた行きたい」と何度もコメントしている岡村さん。今回も楽しまれたようです。
そんな岡村さんの仕切りで、恒例のお菓子蒔き。おなじみ「博多通りもん」と「名菓ひよ子」をゲストが会場に蒔いてくれました。
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しかし、昨年までの会場と異なりかなり広いため、2階席、3階席にはまず届きません。そんな状況を見て、岡村さんがひとこと。「千鳥、ノンスタは1階中盤まで行ってー!」の指示で、なんと千鳥とノンスタ、次長課長が1階中盤席までやってくるサプライズが。
無事に2階席までお菓子が届き(さすがに3階は無理でした...)、今年も無事に記念公演が終了しました。

来年の28周年も間違いなく開催されるとのこと。どうぞいまから皆さまお楽しみに!
閉演後に、緞帳裏にてオールキャストで記念写真。華大を愛するたくさんの芸人さんに囲まれて、幸せそうなふたりでした。
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【博多華丸・大吉】【ナインティナイン】【次長課長】【パンクブーブー】【どんぴしゃ】【千鳥】【NON STYLE】【南海キャンディーズ】

連続コント『あいのり』も絶好調!「よしもとスパイス~シュガー~」

1月17日(水)、東京・神保町花月にて「よしもとスパイス~シュガー~」が開催され、好青年ズ、シークエンスはやとも、パイソンズ、放課後ハートビート、猫塾、レインボーが出演しました。
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2回目の公演となったこの日。この日はオープニングアクトとして、少年隊の『あいつとララバイ』に乗せてシュガーのメンバー全員がダンスをするコーナーが登場! ノリノリの笑顔で踊るメンバーにお客さんも惜しみない拍手を送ります。
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続いてはそれぞれのネタコーナーへ。

この日のトップバッターは猫塾。自分のことをいい女だと信じて疑わない田辺に、諭すように酒寄が「田辺さんはバケモノよ」と言うのですが、田辺はまったく意に介せず、話をどんどん進めていくという漫才を披露。独特のテンポ感で見る者を独自の世界へと引き込みます。
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2組目は放課後ハートビート。X JAPANのToshiに扮したHIWAが医者となり、患者の松下にレントゲンの結果を報告するのですが、その結果を『ENDLESS RAIN』の曲のように歌うHIWA。しかもよく見るとレントゲンもToshiの顔になっており......。そんな2人のビジュアル系コント(?)にお客さんは爆笑!
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続いて登場したのはシークエンスはやとも。最近はやりの、往年のアニメキャラクターの青春時代を新たにアニメーションにするCMにあやかり、「僕の考えた青春CMをやります」と言ってドラえもんの青春版を演じるのですが、1人5役とせわしない上に、独特すぎるドラえもんのモノマネが気になってストーリーが全然頭に入ってこない漫談を披露していました。
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4組目はパイソンズ。とある居酒屋のレジ前で、「僕が払います」「いや私が」とお互いに支払いを譲ろうとしないサラリーマンと、その様子をうんざりした顔で眺めている店員という設定のコントを披露。そのやりとりをいつまでも続けるサラリーマン2人でしたが、やがて雲行きが怪しくなり......。ちょっとしたことで人間の本性が見えてしまう、興味深いコントとなりました。
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続いては好青年ズ。金の力で彼氏を陥れようとする男になぜか簡単にオチる女、という謎の設定のコントで、とにかくありえないくらい簡単にオチる女のようすが笑いを誘います。
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最後に登場したのはレインボー。一眼レフを買ったという男が彼女とデート中に、彼女の「ドラマティックな場面」をどんどん写真に収めていきます。どのセリフが面白いというより、設定そのものを面白がるという独特な世界の中で、一見ほのぼのした、でもなぜかお客さんのクスクス笑いが止まらないコントを披露していました。
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好青年ズ・永塚のひとりミニコント・「ガリレオ」を挟み、続いてはユニットコントのコーナーへ。
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最初のユニットコントは「醜い女優の子」。とにかく加湿器にこだわりのある演技指導の先生(レインボー・実方)が、劇団の花形・レイコ(レインボー・池田)をさしおいて、新人のブヒ山ブヒ子(猫塾・田辺)を舞台の主役・シュガー姫に大抜擢! その演技力はどう見ても怖ろしいほどのセリフ棒読みにしか見えないのですが、先生はその才能におののき......。衣装の華やかさとおかしな設定のバランスがより笑いを誘うコントとなりました。
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ここでも好青年ズ・永塚のひとりミニコント・「半沢直樹」を挟み、続いては2つ目のユニットコント、「HEIWA戦隊マモルンジャー」。
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悪者の元に「待てー!」と、正義の味方・マモルンジャーが一人ひとり順番にポーズを決めながら登場するのですが、最後に現れたイエローが、最初に登場したレッド以上に主役感を出してきたため、嫉妬したレッドが「オレの感じ出すなって」とイエローにダメ出しをします。
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さらにブルーはインフルエンザ、グリーンはなぜかインド人と、いろいろ問題のあるマモルンジャー。それでも気を取り直し、悪者と戦おうとするレッドですが、技の名前をカッコつけて言っている間に蹴られたりとさんざん! そんなヘタレ戦隊にお客さんは大爆笑でした。

ここで最後の好青年ズ・永塚のひとりミニコント・「踊る大捜査線」が披露されますが、永塚が「レインボーブリッジ、封鎖できません!」のような切ない言い方で「どれもそんなに似てないんだよ! それでもやってるのは、会議で盛り上がったから~!」と内情を暴露し、笑いを誘います。
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続いて披露されたユニットコントは「講習」。殺人鬼の講習を受けにきた女性(猫塾・酒寄)が、講師(シークエンスはやとも)に殺人鬼のイロハを教わります。さらに実践として、外国人のチャラめの男女グループがドライブで別荘にやってくるところを狙うのですが......。その設定はまさにホラー映画の定番とも言えるもので、ホラー映画あるあるなシーンの連続に笑いが起こります。
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ときおりやってくる殺人チャンスにがんばって斧を振りかざす酒寄でしたが、あえなく失敗。講師に代わりに殺してもらう酒寄でしたが、ついに......! 講師と生徒という形をとりながら、教えていることは「殺人鬼になる方法」という、シュールでぶっ飛んだコントとなりました。
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ラストは、前回に引き続いての「あいのり」。前回のコントの続きを演じるという斬新なコントなのですが、VTRでそれぞれのキャラクターが紹介されたあと、前回までのあらすじも説明されるという親切な作りで、物語の世界にスッと入っていける工夫がなされています。
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前回はおはるのことが好きなジャンボと大和が、正々堂々と行こうと話し合ったにもかかわらず大和が裏切ったのですが、今回もまた大和がジャンボを裏切るというありえない展開に(笑)。また、新メンバー・ゆらにゃん(猫塾・酒寄)も登場し、ゆらにゃんに一目惚れするメンバーも現れるなど、どんどん進んでいく物語に目が離せない展開となりました。
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エンディングトークでは、「あいのり」で大和役を演じたばかりの好青年ズ・中込が「大和を嫌いになっても、僕のことは嫌いにならないでください!」と懇願し、笑いを誘います。するとジャンボ役のレインボー・実方が「役柄のせいか、稽古中だんだん中込が孤立してきて......」と明かし、全員大爆笑!
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そんなあいのりの一員になりたいHIWAが「僕も『あいのり』に出してください!」と直談判したところ、実方に「おまえは一生出さない!」と言われたそうで、その言葉にまたもや爆笑が起こっていました。

今回、あいのりに新メンバーとして参加することになった酒寄は、「初めてのギャル役だったので、『ビリギャル』を3回くらい見て勉強しました」と告白。また、相方・田辺は「醜い女優の子」のコントで、「練習の時は台本にセリフが書いてあったのに、本番で台本を開けると何も書いてなかったので震えました」と話し、笑わせていました。

元々ホラー映画マニアだというシークエンスはやともは、今回のコント「講習」で「やりたかったことを全て盛り込んだので、悔いはありません!」と言い切ります。

また、「会議で盛り上がったから」を理由に、そんなに似ていないモノマネでブリッジを担当することになってしまった永塚は「昨日震えて震えて。ヘンなニキビできたし」とそのプレッシャーを告白し、笑わせていました。

次回の「よしもとスパイス~シュガー~」ライブは3月15日(木)に開催予定ですので、お見逃しなく!
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【好青年ズ】【シークエンスはやとも】【パイソンズ】【放課後ハートビート】【猫塾】【レインボー】

2018年1月24日 (水)

ゆりやんレトリィバァ、福袋購入者にネタを大盤振る舞い!『心は誠心誠意、身体はハッスルしながら、あなたの2018年の目標をゆりやんが習字で書き初めしてくれる券』レポート

1月22日(月)、東京・ルミネtheよしもとにて、ゆりやんレトリィバァによる『心は誠心誠意、身体はハッスルしながら、あなたの2018年の目標をゆりやんが習字で書き初めしてくれる券』が行われました。

こちらは、『ルミネtheよしもと2018 新春キャンペーン』にて販売された福袋購入者限定のイベント。5名の購入者と同伴者、計8名に、ゆりやんは全身を使って希望する言葉を丁寧に墨で綴りました。

赤い袴姿で登場したゆりやんは「こんにちはぁ......綾瀬はるかです。......調子乗っちゃって!」と早速ギャグを。「綾瀬はるかさんじゃないですよね。北川景子です。......調子乗っちゃって! ふふふっ、北川景子さんももないですよね。人間です。がくっ、がくっ、濱田岳!」と立て続けに披露します。
さらに、「今日はお越しいただいて、おおきにです。......おおきにと申します」と続けると、客席から「名前ー!」との声が。「先に言うなー!」とツッコみつつ、「嬉しいです」と笑顔を見せたゆりやんは「お正月の曲で始まったんですけど、もうすぐ2月ですよね。なかなかムチャクチャですみません!」と言い、「あっ、むちゃくちゃですみません、と申します」と。観客が黙っていると「そこは"名前ー!"です!」と伝えて、「早速、始めさせていただきたいと申します!」「名前ー!」とコール&レスポンスして、書き初めをスタートさせました。
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好きな言葉を書き初めするだけではなく、一人ひとりのリクエストに応えて、ネタを1本ずつ披露したゆりやん。
最初のお客様の「淀川長治さんのモノマネ」という言葉に、「うわぁ! カツラとか用意せず、すみません」と言いながら、3パターンのモノマネを。「落ち着いていきやぁ、でお願いします」というリクエストでは、客席に下りて「どんなことで悩んでんの?」と質問。「太り過ぎ!」との答えに「誰に相談してんねん!」とツッコみつつ、「夜食べたり飲んだりせんときー!」と踊りながら激励。優勝した『THE W』でも披露したドラえもん、怒る編集長、昭和の日本映画の女優など、次々とリクエストに応えます。
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「まゆ毛を11にする顔で見つめて欲しい」とのオーダーには「思いもつかないものを言っていただいて」と恐縮しながらも、間近で披露。「女スパイのネタを......」と言われると、会場後方の音響スタッフへ「曲ありますかね? ありますか? ありがとうございます! きっかけとかは大丈夫なんで、うっすら曲を流していただければ」と打ち合わせしつつ、敢行。も、さすがルミネの音響スタッフ。完璧な間できっかけとなる効果音を挟むファインプレーで、ネタに花を添えました。
最後の「ハリー・ポッター」というオーダーには、「ピアノを用意するの忘れてました......。授賞式でもいいですか?」と変更をお願いしつつ、最後まで全力でみなさんを笑わせました。
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肝心の習字も、ダイナミックに仕上げたゆりやん。太鼓の音に合わせて、「ハッ! ハッ!」と掛け声を入れながら墨汁を硯に注ぎ、大きな筆を半紙へリズミカルに走らせて、「美活」「宝くじ」「開運招福」など希望の文字をしたためました。
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その後、一人ひとりと記念撮影も。真摯に優しく温かく接するゆりやんに、購入された皆さんは満面の笑みを見せます。
「最後はみんなで掛け声を」と呼びかけ。「書道って筆やん」から連想させて「......丸って、もう下ネタやん。下ネタやめたってーーー!」と全員で声を合わせて叫んで、イベントを締めくくりました。
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【ゆりやんレトリィバァ】