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「美容整形」をテーマにアインシュタインやしゅんPら芸人と文化人が侃々諤々! 『オモ論議 VOL.10』レポート

12月18日(火)、東京・ヨシモト∞ドームステージ1にて『オモ論議 VOL.10~笑って学べる言葉のコロシアム in 東京~』が開催されました(以下、敬称略)。

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吉本所属の芸人と文化人が、様々な社会問題について生論議し、お客さんも笑って学べる本イベント。


今年1月の初開催から10回目の節目を迎えた今回は、MCにあべこうじと門脇佳奈子を迎え、芸人からアインシュタイン、しゅんしゅんクリニックP 、ランパンプス、ラフレクラン・きょん、文化人からは歩りえこ(旅作家)、池内ひろ美(家庭問題評論家)、今井美紀(ヨガインストラクター)、西川礼華(医師)、吉野敏明(歯科医師)、藤川奈々(ライター)、山瀬理桜(ヴァイオリニスト)が出演しました。


まずは芸人陣を迎え入れると、あべから促されたしゅんしゅんクリニックPが、持ちネタの『ヘイヘイドクター』を披露。

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「手術した後、焼き肉食べに行く」といった医者あるあるで笑いを誘うと、アインシュタイン・河井から「横にこんなクランケがおったら、テンション上がるでしょ?」と訊かれ、アインシュタイン・稲田の顔面を確認したしゅんPは、即座に「シュッ!」と決めポーズで応じます。


本イベント常連のランパンプスは、仕事の幅が広がったとし、「先週の日曜日も、大学説明会の司会という仕事でした」と、小中校の教員免許と保育士免許を持つ寺内が報告。


続いて文化人が加わり、『気になる時事NEWS』として、最初のテーマ「スマホ依存」について話し合います。

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「スマホ依存」という自覚は、出演者のほとんどが持っていましたが、ヴァイオリニストの山瀬だけ「練習する時間、教える時間はスマホを見れない」ため依存はなく、携帯電話を持たない同業者の知人もいるとか。

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ここで本イベント初出演となる吉野が、スマホ依存の弊害として、頭痛や肩こりといった症状のほか、首に負担がかかる姿勢から生じる顎関節症を挙げ、スマホが普及する前より、顎関節症の患者が50倍増えたという数字を出し、一同を驚かせます。


また、ライターの藤川は7つのSNSの更新に追われる毎日にはストレッチが欠かせないそうで、旅作家の歩は、スマホなしでは文章が書けず、歩きながらSiriを使って音声入力し、それを微調整して原稿を仕上げているとか。

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芸人サイドはさらにスマホ依存が進んでいるようで、しゅんPは10分に1回はSNSをチェックして、「全員のいいねとか、全員のストーリーとか見ないと気が済まないんですよ」と深刻な様子。
さらに寺内は1日平均7時間もスマホを触っているとし、小林に至っては「スマホ依存ですけど、何が悪いのって思います」と開き直っているようです。

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ツイッターなどの短文に慣れ、長い文章が読めなくなってきているのもスマホ依存の弊害だそうですが、門脇は、何度も原稿読みを噛んでしまい、「こういうことですね(笑)」と自嘲する一幕もありました。


稲田のアゴに話題が集中したシーンでは、西川が「病名がつく可能性があります」「必要があれば、形成外科の受診を...」と助言するも、当の稲田は「今のところ、寝返りが打ちにくいくらい」と受診をキッパリ断り、芸人から総ツッコミを受けます。


このテーマの最後は、今井の指導により、肩甲骨をほぐしたり、姿勢を正すストレッチを行って、続いてのテーマ『医療制度改革』へ。

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2025年、国民の4人に1人が75歳以上となるような超高齢化社会を控え、「地域包括ケアシステム」など政府は推進します。
ここでは、財政的な面などの医療制度の問題点について吉野が中心となって、論議を進めます。

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日本では毎年2兆円の薬が無駄になっているそうで、海外での活動も経験豊富な山瀬は、「薬をもらうことは悪いことだと思っている」「薬のCMは流れない」といったノルウェーでの体験談を伝授。


しゅんPは、こうした声に「患者さんは薬をもらいに来ているので、それを教育していかない」とし、YouTubeで有識者や発信力がある者が、そうした不要な薬をもらわない啓蒙活動をすべきとの持論を述べます。
あべから「しゅんP、中心でやろうよ」と勧められると、「僕とヨッシーで、ヨッシーチャンネルを...」と吉野とYouTubeチャンネル新設といった大胆プランも口にしたしゅんP。

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池内からは「男性ヘルパーは結婚を期に辞めていく」「女性ヘルパーはセクハラ被害に遭う」といった介護士の悩みが明かされたり、藤川からは「口閉じテープをして寝るようになったら、風邪をひかなくなった」といった健康法も示されました。

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ここで、別の仕事で遅れていたきょんが合流し、「山咲トオルです」と挨拶。
ここからは、『徹底討論!是か?否か?』へと移り、「美容整形」をテーマに、賛成、反対に分かれて討論します。


まずは、専門家である西川が美容整形、美容医療の概要や最新事情を説明。
美容医療といっても、シミ取り、脱毛、ヒアルロン酸注入、ボトックス注射といった切ったり、塗ったりしない施術が多くされているそうで、トレンドは「バレにくい」「ダウンタイムが少ない」「効果はしっかりほしい」という『BDK』だそうです。

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最新の美容医療では、一重まぶたを二重にする手術をしても、手術跡がわかりにくく、5分で手術が終わるそうです。
これを聞いた小林は「どん兵衛(のお湯を入れる時間)と一緒ですね」と指摘し、寺内が「どん兵衛の"D"か」と乗っかり、コンビで爆笑をさらった形に。


一通り、美容整形について学んだ一同は、以下の通り、賛成派、反対派に分かれます。


賛成...河井、しゅんP、吉野、歩、今井、山瀬
反対...小林、寺内、稲田、きょん、池内、藤川


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河井がヒゲの脱毛、今井が眉毛のガイドラインとしてアートメイクをしていると打ち明け、山瀬は「ヴァイオリニストがボーボーだったらイヤじゃないですか」と人前に出る職業のマナーとして脱毛を肯定。

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また、明らかにヒゲが濃いあべが3年間ほど脱毛をしているそうで、歩はグラビアアイドルとして活動していた際、「撮影前日に"全部剃ってきて"って言われて」といったエピソードも噴出させると、吉本坂46メンバーのしゅんP、きょんも頷きます。


一方、反対派の寺内は、「さっきまで、風邪薬は飲むなとか、自然でいけとか言っていたのに、いきなり自分の脱毛だったらいいって、おかしなことを言ってますよ」と医療制度改革での論議を持ち出し、稲田からも「そうだ!」と同調されますが、しゅんPから「こちら(美容整形)は自費診療ですから」と冷静に反論されることに。

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他にも、池内が「銀座のママ感(笑)」と河井からいじられたり、持論を述べようとするも、隣に座った稲田が視界に入り、何度も吹き出す一幕もありました。

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最終的に、賛成派多数により、『オモ論議』の公式見解は、美容整形を受けたいという結果で閉会。


撮影OKタイムを挟み、最後はクリスマスが近いということで、「ベンツが1台買える」値がつくというヴァイオリンでの山瀬の生演奏による『ジングルベル』を全員で合唱。
熱い論議を交わしながらも、華やかなムードで終演を迎えました。

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なお、次回『オモ論議 VOL.11~笑って学べる言葉のコロシアム in 東京~』は、2019年1月24日(木)、今回と同じヨシモト∞ドームにて開催。


出演者などの最新情報は、『よしもと文化人セクション オフィシャルブログ』にてご確認ください。


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矢野兵動・パイセン矢野プロデュース『劇団PUNK』第5弾公演を朝日劇場で開催!

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12月21日(金)、朝日劇場で行われたのが、パイセンプロデュース『劇団PUNK第5弾 冷たい炎~非の無いところに煙は立たず~』。旗揚げ公演から丸2年、昨年12月に1周年の記念公演『きのうのホンマはきょうのウソ』を、7月には第4弾公演『アナザーマネー〜一瞬を閉じ込めて、永遠に閉じ込めて〜』を行ったのと同じ朝日劇場で、矢野演じる探偵・伊丹寅次郎が活躍します。まずは前説から。芝居にも登場する山根リチャードと大西ユースケが、軽妙なトークで会場を温めます。


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オープニング、探偵の伊丹(矢野)に依頼の電話がかかってきます。どうやらSNSの炎上を収めてほしいという依頼のよう。最初は断るものの、若い女性が依頼者だと聞き、手のひらを返します。女性芸能人のSNSで起こった、ストーカーによる炎上騒動。これを発端とした事件の解決を依頼された伊丹は...というのが今回のストーリー。


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芝居の途中に思わぬものが披露されたり、役者が客席へ降り、観客を巻き込むなど、様々な方法でストーリーが展開。途中には、ステージ上が華やかなダンスや歌で彩られるなど、その内容はバラエティに富んだもの。矢野は芝居なのか地なのがわからないシーンなどもありつつ、おなじみの"パイセン"トークで会場を盛り上げていきます。


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ストーリーも笑いを含んだ場面が多いのはもちろんですが、シリアスなシーンもしっかりと用意されていて、次がどんな展開になるのか、目が離せません。登場人物たちもキャラが立っていて、それぞれのやりとりや、ちょっとしたセリフに思わずクスリとさせられます。


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どんでん返しのストーリーに加え、終盤にはたっぷりとした矢野の見せ場もあり、約2時間の舞台はあっという間。まさにワクワクできる総合エンタテインメントで、劇団PUNKの世界を楽しませてくれました。果たして矢野演じる伊丹は見事に事件を解決することができるのでしょうか...。


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芝居の後、矢野は「誠にありがとうございます。無事、初日を迎えることができて、みなさんのおかげです!」と挨拶。ステージ上に出演者全員が登場し、矢野といっしょに歌を披露しました。カーテンコールでも矢野は「みなさま本当にどうもありがとうございました。うれしいわ、パイセンやで」と話したあと、年末で忙しいなか見に来てくれた、と観客に改めて礼を言いました。


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そして今回Wキャストの児島真理奈を紹介。児島が「二役、気づいてくれましたか?」と問いかけると、会場からは拍手が。児島は今回から劇団PUNKの一員となることも発表。「PUNKに貢献できたらなと思っているので、これからもよろしくお願いします!」と挨拶しました。


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矢野は「ボケも変わってますので、もしよかったら明日もぜひ来てください!」と最後にもう一度挨拶。ラストは全員で「ありがとうございました!」と声を合わせ、初日の舞台は無事幕を下ろしました。


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『劇団PUNK第5弾 冷たい炎~非の無いところに煙は立たず~』は、12月22日(土)も同じく、朝日劇場で行われます。普段とはひと味もふた味も違うパイセンの姿を見に、ぜひ足を運んでみてください!


【矢野・兵動 矢野勝也】【大西ユースケ】【山根リチャード】


2018年12月21日 (金)

ありがとう魁バーバリアン!同期4組が揃う最後の「サゴテン団の箱 New case.36」は笑いと涙が共有する温かなステージに

12月16日(日)、よしもと沖縄花月にて、「サゴテン団の箱 New case.36」が開催されました。「よしもと沖縄エンターテイメントカレッジ」(YOEC)3期生のありんくりん、オーシャン、カシスオレンジ、魁バーバリアンの4組で行う同期ライブも、今回で36回目を数えます。今回、いつもと違うのは魁バーバリアンが解散となるため、4組揃って公演するのが最後となること。その知らせを受けてか、魁バーバリアンの最後の雄姿を見届けようと、会場にはいつにも増して多くの人がつめかけました。

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オープニングではクリスマスシーズンということもあり、ステージの中央にツリーを設置。そして全員がクリスマスを意識した格好で登場し、ゲーム企画を繰り広げました。まず行ったのは「けん玉チャレンジ」。失敗することなく立て続けにけん玉を成功させていくゲーム。1人でも失敗したらその時点でゲームオーバーとなります。会場が静まる中、メンバーそれぞれが見事にクリアしていきます。しかし砂川に回ってきた時点で失敗してしまうと、メンバーも場内からも「あぁー」というため息交じりの落胆の声が広がりました。

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その後も、股間に装着したカップでピンポン玉がキャッチできるかを競う「チンポンカップ」を実施。

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さらには、炭酸飲料を一気飲みした後、後方に設置されたゴミ箱に空き缶を放り投げる「空き缶投げ」も開催。金一封のために、苦しそうに一気飲みをするメンバーの必死な姿に、客席からは笑いがこぼれます。そんな中、なぜか仲村が2度挑戦する羽目に。二度目の一気飲みに素で苦しむ仲村の表情に、一際大きな笑いが起こりました。結局、クリアできる者は現れず、一人ひとりが空き缶を外すたびに、場内からは残念そうな声が響いていました。しかし、なかなか入らない歯がゆさが、かえってメンバーの団結力を高めていました。

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盛り上がりを見せたゲームコーナーの後は、いよいよそれぞれのネタ披露の時間です。トップバッターで登場したのは、ありんくりん。子守唄をネタに面白おかしな展開を見せると、場内は爆笑に包まれました。

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次に登場したのはオーシャン。得意のラップネタを披露するシーンでは、手拍子も起こり、リズミカルで軽快なネタに大きな笑いを起こしていました。

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3番目はカシスオレンジ。クレーム対応をネタに仲本がボケを連発。そのたび冷静沈着な突っ込みをする仲村とのやり取りに、場内にも笑顔が溢れます。

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そしてラストに登場したのは、今回でネタ披露が最後となってしまった魁バーバリアン。「全力で僕ららしいことやりましょう」と砂川が告げたあと、ありんくりんの自己紹介ネタのパクリを披露。するとドッと大爆笑が。その後もりょうじの渋い声の真似をすると、またも大きな笑いを起こしていました。

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その後も砂川はネタの途中に歌マネを披露。「うまいなぁ」と言いながらも鋭い突っ込みを返す与儀。2人が息の合った掛け合いを見せるたびに場内からも大きな笑いが起こります。最後も多くの人に笑いを届けたいという魁バーバリアンの熱意は、しっかりと客席に伝わっているようで、二人が登壇中は終始笑いが絶えることはありませんでした。

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それぞれのネタ披露が終わると、再度全員がステージ上に集合。そして魁バーバリアンの解散セレモニーを実施しました。二人へ感謝の気持ちを伝えるためのセレモニーとして、稲福から「断髪式を行います」と発表されると、場内は大爆笑。

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最初にクリスから魁バーバリアンに向けてメッセージを送ると、コメント途中に思わず涙が。そんな突然のクリスの涙に、与儀がハンカチを手渡すシーンも繰り広げられ、場内からは笑いが起こります。しかし、メンバー間の愛情の深さを感じ、もらい泣きをするお客様もいて、場内は笑いと涙が共有する温かい空気に包まれました。

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そして共に頑張ってきたサゴテン団メンバーから、与儀と砂川それぞれに向けてメッセージを告げた後、断髪をするというセレモニーが繰り返されました。髪が切られるたびに客席からは歓声と拍手が起こり、2人へ賛辞を送りました。

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最後にメッセージを送ったのは稲福。「解散しないほうがいいんじゃない?俺は芸人辞めるって言って1週間後にはこのステージに立っていたし」と告げると、お客様も同じ思いだったのか笑いと共に大きな拍手が起こる展開に。笑いの中にも愛情を感じるメンバーからのコメントに、2人も終始、照れ笑いを浮かべていました。

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最後には魁バーバリアンの2人から心境が語られました。砂川は「与儀と組めて良かった。いっぱい成長できたのでありがとうと言いたい」と述べ、与儀への感謝の気持ちを表しました。そして与儀は、「お互い前に進むために選んだことです。ピンでは続けていくので悲しい解散ではなく、前向きな解散です」と語り、今後も頑張っていく決意を口にしました。

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大きな笑いと感動、感謝の涙で場内は溢れかえり、今後はソロで活躍を続けると誓う魁バーバリアンの2人の卒業と旅立ちに、場内一丸となった暖かなエールが送られました。そしてエンディングでは、「8人で開催するサゴテン団は今日で最後ですが、リニューアルしてまた公演します」と告げると、再び大きな拍手が送られました。こうして名残惜しさの残る中、同期4組が揃う最後のサゴテン団ステージが幕を閉じました。

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【ありんくりん】【オーシャン】【カシスオレンジ】【魁バーバリアン】

FC東京・丹羽大輝選手など現役Jリーガーがプロを目指す子供達へ真剣レクチャー!『ガチンコ真剣サッカー教室』レポート

12月16日(日)、東京・TOYO TIRES TOYOSU DOMEにて、吉本興業とマネジメント契約を締結しているプロサッカー選手・丹羽大輝選手主催の『ガチンコ真剣サッカー教室』が開催されました。
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現在、日本プロサッカーリーグ・Jリーグディビジョン1(J1)のFC東京に所属し、日本代表も経験しているセンターバックの丹羽選手。子供の頃に持っていた「こんな出会いがあったらいいのに」という長年の思いを実現させたこの企画では、小学校6年生150名の応募から自らが選考から関わって44名を選抜(当日は1名欠席/無料)。また、丹羽選手の思いに賛同した同クラブ所属の守備的ミッドフィルダー・米本拓司選手、フォワード・前田遼一選手、清水エスパルスのゴールキーパー・六反勇治選手、湘南ベルマーレの攻撃的ミッドフィルダー・梅崎司選手、1月に開催されるアジアカップに出場する日本代表に選出されているサンフレッチェ広島のサイドバック・佐々木翔選手という、日本代表を経験している名だたる選手が参加しました(※所属クラブは今季のものです)。

43名の子供達に拍手で迎えられた丹羽選手は、まず「こんにちは! 今日は集まってもらってありがとうございます」と挨拶。「みなさんにプロになって世界に挑戦してほしいという思いから、今回このようなサッカー教室を開くことになりました。これからポジション別に練習を行いますが、それぞれわからないことがあると思います。各選手に話を聞いて学んで、たくさん吸収してください」と呼びかけます。
ほかの5選手が到着するまでの間、丹羽選手が「楽しみにしてる? がんばろうね!」とにこやかに話しかけるも緊張しているのか、頷くのが精一杯で言葉を返すことができない子供達。すると、丹羽選手は「返事はせなあかんよ。サッカー選手は挨拶も大事やからね」と優しくアドバイスします。
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それでも緊張の解けない様子の子供達。六反選手が拡声器を使って話すしぐさを見せながら、スッと外して地声で挨拶するというボケで和ませようとしますが、驚くばかりで笑い声は起こらず。報道陣のクスクスという笑い声がドームに響きました。
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その後、GK3名、ほかのポジションは8名ずつに分かれて、1時間の練習がスタートしました。ポジション別の指導では、選手それぞれの個性が表れた内容に。現役選手直々の指導とあって、子供達も真剣そのもの。夢中で練習に励みます。

アイデア豊富なプレーで攻撃のチャンスを次々と演出する梅崎選手はまず子供達を集め、静かな口調で「いちばん大事なことはメンタル。強い気持ち」とその理由について説明。その後、練習メニューが書かれた用紙を持ちながら、パスの練習を通して細かい指導を施していきます。
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タイトな守備で相手の攻撃の芽を次々と摘んでいく米本選手は、パスの練習などの実践をメインに。言葉は少ないながらも子供達のプレーを真剣に観て注意点を細かく、力強い口調で鋭く的確にアドバイスしていきます。
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鋭い嗅覚でゴールを量産しているベテランの前田選手。試合中の猛々しさをまったく感じさせない柔らかな口調で子供達に話しかけながら、シュート練習を敢行。言葉数は多くないものの、優しく端的なアドバイスが印象的です。
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颯爽とサイドを駆け上がりながらの攻撃参加が魅力的な佐々木選手は、軽快なハキハキとした口調で指導。ステップを使って攻守を教えながら「ステップはよかったけど、もっとスピードを上げてみて」とレクチャーしたり、ドリブルの中で「このプレーはかっこいいからやってもいいね!」とやる気を触発したりと、積極的に子供達とコミュニケーションをはかります。
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ストレッチ後、シュートの受け方を丁寧に指導する六反選手。「シュートを止めるには、どうしたらと思う?」との問いかけに、率直な意見を出していく子供達。笑顔が多い六反選手は彼らの意見に耳を傾けながら、そこで出た問題点を1つずつ指摘しながら答えを導いて、GKとしてのポジショニングへの理解を深めていきます。
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丹羽選手はまずラジーを使ったトレーニングで、ステップワークをレクチャー。後ろ向きのステップでは「できるだけ、いい姿勢で。ここで教えているのは、1対1で対応するための練習。体を倒しすぎず、上体を起こしてちゃんとつま先でステップすることを意識して」と呼びかけます。
そのほか、ゴールへ向かう1対1の攻防では自らが実際に試合の中でやってきた方法、ヘディングの練習では高く飛ぶ方法を伝授。子供達の取り組みを見て、問題点を指摘しながらプレーの質を高めていくという方法で指導を行う丹羽選手。1対1のシュート練習では、最初に行ったラジートレーニングの重要性を落とし込むなど、言葉とプレーの両方からわかりやすい指導に取り組んでいました。
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1時間の練習後、11人ずつ4つのチームに分かれて総当たりの試合を敢行。多くの得点を生み出した緑色のビブスを着用したチームが、6人の選手との対戦に臨みました。
丹羽選手、佐々木選手、米本選手といった守備陣がボールを持つと、素早くプレッシャーをかけていく子供達。ですが、さすがプロ。ドリブルや体の使い方で容易く交わしていきます。
前線では、前田選手がヘディングや胸トラップでボールを力強くキープ。鋭く速いパスから米本選手のクロスに前田選手が合わせて1点を先取すると、またもや米本選手の右サイドのクロスから中央に走り込んできた梅崎選手が強烈なシュートを決めて、2-0とします。
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試合中、フィールドに上がっていた六反選手に気づかず出した梅崎選手のバックパスが、あわやオウンゴールになりかけた場面も。「お前~! なんでいないの!」と叫ぶ梅崎選手です。
先制を許しても諦めずに食らいついていく子供達は、前線でボールを奪って1点をゲット。も、最後は前田選手がダメ押しの1点を決めて、3-1でプロチームが勝利しました。
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試合後は各ポジションのMVPを、それぞれの選手が選出。選ばれた参加者には、サイン入りのスパイクがプレゼントされます。6人全員から選ばれたMVPは、六反選手からゴールを奪ったFWの選手。丹羽選手は「六反選手が悔しがってました」と語りました。
「みなさん、お疲れさまでした」と参加者を労った丹羽選手。「短い時間でしたが、それぞれ学んだことをチームに持ち帰って練習してください。練習すればうまくなります。日本代表を目指して、がんばってください」と語りかけました。
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丹羽選手は、本日のイベントについて「選考から関わらせてもらいましたし、自分が考えてきたことを子供達に伝えられたと思います」とコメント。子供達の練習をじっくりと観察してから、要点をわかりやすく伝えて再び練習に戻るというやり方については、「実際にやってみて説明してからのほうが、子供達も理解しやすいんじゃないかと思いましたし、実際にプロとしてやっているからこそ他にはない教え方もできたんじゃないかなとも思います」と話します。
日頃、実戦の中でセンターバックとして大事にしている思考が、随所に盛り込まれていた本日の指導。ディフェンダーとしての面白みが詰まった指導はサッカーを観戦する上でも参考になるものばかりだったと伝えると「あぁ、結構観られていたんですね」と笑いながら、「自分は常に頭で考えて、考え抜いて、日本代表にもなれました。だから、子供たちにもそういったやり方で伝えたかった」と真剣な表情で話してくれた丹羽選手。本日の参加選手は自ら声をかけたそうで、「佐々木は広島で、しかも代表に選ばれているのに来てくれたし、米本や六反も駆けつけてくれた。梅崎も違うチームなのに協力してくれましたし、まさか(前田)遼一さんまで本当に参加してくれるとは。本当にありがたいです」と感謝。今後もサッカー教室は続けていきたいそうで、「2回、3回の開催を目指していきたい」と意欲をのぞかせました。
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【丹羽大輝】

インパルス・板倉がカリスマラジオDJに! 舞台『ジーザス・クライスト・レディオスター』ゲネプロレポート

12月12日(水)、東京・紀伊國屋ホールにて、舞台『ジーザス・クライスト・レディオスター』が開幕しました。
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本作は、人気演劇作家・西田大輔と、元お笑い芸人で気鋭の脚本家でもある家城啓之(マンボウやしろ)のコラボによる、ラジオ局を舞台にしたシチュエーションコメディー。

2004年に西田大輔氏のオリジナル作品として上演され、過去4回の再演を行ってきた人気作でもある本作は、その原作を、本多劇場で上演した舞台『魔王コント』の脚本・演出を手掛け、TOKYO FM『Skyrocket Company』のDJとしてラジオ番組の裏側を知る家城啓之が脚色・アレンジし、西田氏がその脚本を演出するというコラボレーションで、新たな作品に生まれ変わりました。

今回は、そのゲネプロの模様をレポートします。

物語は10代を中心に絶大な支持を集めるカリスマDJ・ジーザス(板倉俊之)が生放送のリハを行う場面からスタートします。アフロヘアーに色つきの大きなサングラス、派手なシャツと、どことなく70年代の雰囲気を漂わせたジーザスの(電話相談を希望するリスナーへの)決めゼリフは「条件はひとつ。オレの魂を揺さぶるヤツ」。
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伝説的な聴取率を誇る本番組は、いつもは収録ですが、今回は特番で生放送とあってスタッフの気合も相当なもの。入念なリハーサル後の空き時間に「ちょっと出てくる」と言ってジーザスが席を外してからも、全く当たらない占い師のゲストが来たり、スポンサーの社長が見学に訪れたり、「ジーザスの知り合い」と名乗るなにやらワケのわからない客が来たりと、スタジオはてんやわんやです。
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ディレクターの長谷部(染谷俊之)は、混乱しがちな現場を構成作家の江戸川(八木将康)と一緒になんとかとりまとめようとしますが、そんな2人を邪魔するのが誰あろうこの番組のプロデューサー・山根(山崎樹範)。スポンサーの顔色をうかがってばかりいるだけでなく、自分の好みを押し通そうとするなど、とにかくクセの強いプロデューサーをなんとかうまくあしらいつつ、無事に本番を迎えようとするのですが、OA直前になっても肝心のジーザスが席を外したまま戻って来ず......。
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現場はあわてふためきますが、今さら生放送をやめるわけにはいかないと、プロデューサーがジーザス不在のままOAを指示します。とにかくジーザスの穴を埋めようと奔走するスタッフたちですが、その熱気におされたかのように、なぜかゲストや客、社長やピザを届けに来た配達員までもが番組に参加し始め......。
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ラジオ局のスタジオを舞台にしたワンシチュエーションコメディだけあって、登場人物のキャラクターがどれも濃く、次々と登場するクセの強い人物に目を奪われ、観客を飽きさせません。

特にプロモーションのために番組に来ていた売れない演歌歌手・氷川金次郎(ダイノジ・大地洋輔)の、プライドの高さと金ピカの衣装、それに反していろいろとやらかしがちな天然のお調子者というキャラクターの一挙手一投足には笑いが起こり、物語を盛り上げます。
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さらに、兄とは正反対の真面目で内向的なジーザスの弟・吉田健康(板倉/2役)の登場によって、現場はますます混乱するのですが......。そんな彼も兄のせいで混乱している現場を見て一念発起し、思いきった行動をとることに。その勇気が彼自身にも思いがけない変化をもたらすことになります。
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また、ジーザスに憧れてラジオ局に入ったばかりの新米AD・清水心(中島早貴)の純粋で未熟だけどまっすぐな心意気には、観るものを初心に返らせる力が。そんな彼女のラジオに対する愛情を通して、"ラジオの魅力"というものを改めて感じる人も多いはず。
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ラジオやラジオ番組への愛情がたっぷりつまったコメディである本作。登場人物はみんな、たったひとつの番組を作るために、まっすぐに、真剣に取り組みます。だからこそ、ドタバタの生放送がようやく終わりに近づいたとき、観客はきっと、ホッとする気持ちと同時に「終わってほしくない!」「このままずっと彼らを見ていたい」という気持ちにさせられるのではないでしょうか。
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『ジーザス・クライスト・レディオスター』は12月24日(月・祝)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演中です。
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【インパルス】【板倉俊之】【ダイノジ】【大地洋輔】

笑いとがん医療の実証研究Ⅱ、第二弾「わろてまえ劇場2018」を開催!

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12月20日(木)、大阪国際がんセンター1階ホールで行われたのが、第二弾となる『わろてまえ劇場2018』です。このイベントは、がん患者の免疫機能や生活の質などに"笑い"の機会が与える影響を検証する"笑いとがん医療の実証研究Ⅱ"を実践するため行われたもの。昨年からスタートし、関西に拠点を持つ『松竹芸能』『米朝事務所』『吉本興業』(50音順)の協力のもと、"笑い"を楽しむことで免疫機能や生活の質がどう変わるのかを検証します。12月10日に続く開催に、今回も多くの人が集まりました。


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まずは、前説のラフ次元が登場。自己紹介ネタ、梅村の実家エピソードでしっかりと盛り上げました。ここから『わろてまえ劇場』がスタート。一番手はもりやすバンバンビガロです。まずは挨拶代わりにバルーンを使ったマジックを披露。早速、歓声と拍手を浴びます。それからボールなどを使って会場とコミュニケーション。観客と力を合わせてのネタでは爆笑をさらいました。ラストに観客をステージに上げて披露したマジックでは、会場中から拍手が起こりました。


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次に登場したのは松竹芸能のなすなかにし。いとこ同志であることを明かすと、会場からはかすかなどよめきが。本人たちも「中途半端でしょ!」と自虐ネタで笑いを取ります。現在、東京で活動しているとのことで、大阪との違いなどをネタに盛り上げました。


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トリを飾るのは、桂文珍。文珍がステージに姿を見せると会場からは拍手が起こります。「わろてまえ劇場は免疫力を高めていただこうというもの、その数値を学問的に科学的に証明していこうということで、去年からやってること」と話し、自身も2回目と明かしますが、「これに出た人がみな病気になる」とぽろり。「ざこばさんが...」と先輩落語家の話しをおもしろおかしく披露すると、客席は爆笑。さらに兄弟子の文枝や西川きよしのエピソード、笑福亭鶴瓶、桂南光と開いている3人会についてなど、話しはあちこちに飛びますが、会場は話題が変わるたびに爆笑です。自身の父親や母親との日常の何気ないやりとりに過ぎないエピソードも、文珍にかかればたちまち面白話に変わります。


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そして、自身が70歳になったことにも触れ、名前が出てこないという話しから物忘れについてのトークを挟み、『粗忽長屋』へとつなげます。押さえ気味のトーンで進めつつ、ここぞというときにはグッとストーリーへ引き込む話術に、気がつけばすっかり物語の世界へ。サゲのあと、「ではお元気で!」の言葉に、会場は大きな拍手に包まれました。


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イベントのあとには、がん対策センターの宮代勲所長が取材に応じました。昨年に続いて2回目となった今回について、免疫に関係する項目、QOLに関係するという項目などを調べて、前回いくつかの候補が出た、その候補が本当にそうなのかというのを確かめるのが今回の主目的だったと話しました。「笑い」ということに関しては、程度や表情など、やはりかなり個人差があるとのこと。それを数値化しようとパナソニック株式会社と共同研究して、感情推定技術というものを用いて数値化するという試みを行っていると話し、免疫機能に関わると従来から言われていたもの以外に、さらに新たなものがないかということにも取り組んでいると話しました。


今日のイベントについては、「後ろから見ていましたが、皆さん楽しまれていたように思う」と笑顔。がん患者さんだけでなくお連れさん、スタッフ、関係者、皆さんに楽しんでもらえたらというのでやっているので、手応えは感じられたと振り返りました。研究の結果については、できるだけ早く発表できればと語り、昨年度よりは発表までの時間を縮めていければと期待を込めました。お笑いの持つパワーについては、根拠を明確にすることが大切と話し、笑いに力があるということをサポートするデータがあれば、皆さんの役に立つと思う、笑うことで平たく言うと元気が出るということがわかれば、そういう機会を持とうかということにもつながっていくと思うと話しました。



【桂文珍】【もりやすバンバンビガロ】


海原やすよ ともこの演出で贈る、なんばグランド花月の未来予想図を描いた寄席『Top of Namba Grand Kagez』をレポート!

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12月20日(木)、なんばグランド花月で海原やすよ ともこが演出を務めた寄席『Top of Namba Grand Kagez』が行われました。こちらは、未来のなんばグランド花月を支えるメンバーを想定した寄席で、一部・二部構成でお届け。錚々たる顔ぶれが続く中で、それぞれのトリを海原やすよ ともこ、中川家が務めました。

作り込まれたオープニングVTRに満員の会場から期待感がにわかに立ちのぼります。そして出演コンビの写真とコンビ名が大画面に映し出されるたびに歓声が起こり、万雷の拍手に迎えられてスタートしました。

一部のトップバッターは祇園です。木崎のナルシストキャラ「キザキ」が冒頭から大暴れ、客席に降りてのアピールもありました。その隣で手綱を握る櫻井は時に冷静に、時に翻弄されながらもしっかりとコントロールしていました。

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吉田たちは双子の強みを生かした漫才を。「理想のデート」のネタでは、こうへいの斜め上を行くボケに会場は大爆笑。新入生向け部活紹介のネタでは、クラブ内で起こった出来事と、そのクラブが持つイメージとのギャップに盛り上がりました。

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『M-1グランプリ2018』ファイナリストの見取り図が登場。二人の姿が舞台上に現れると「おお~」という声が上がり、拍手もより厚みを増しました。表情一つ変えず適当なことを言うリリー。盛山の悲痛な叫びが響き渡るごとに、会場からは大きな笑い声が起こりました。

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12月9日になんばグランド花月で25周年記念イベントを開いたばかりのCOWCOWは、ベテランの風格を漂わせながらゆっくりと歩いてセンターマイクの前へ。二人の息ピッタリの「バレー部挨拶」の漫才では、途中で多田がネタを飛ばしてしまうというアクシデントも。会場はさらに盛り上がり、最後にびしっと合わせ技を決めた時には大きな拍手が起こりました。

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ダイアンは職務質問の漫才を。警官役をする西澤の容赦ないボケにタジタジの津田。無神経にあれこれ言ってくる西澤警官、津田をコーナーに追い詰めます。一方で形勢逆転の瞬間も訪れるなど、シーソーゲームのようなやり取りで魅了しました。

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一部のトリは海原やすよ ともこです。出囃子が流れた瞬間、女性たちの歓声が響き渡り、手拍子が自然発生。ふたりがステージに現れるとその歓声はさらにボリュームを増しました。モノトーンの衣装も印象的。「最近はマイクの位置の取り合いなんです。やすよが横から押してくるようになって...」と親しみのある話題で惹きつけるともこ。やすよがいかに天然か、二人の楽屋での光景も目に浮かぶネタや、"大阪のおかん"の強さを説いたネタで笑いを誘いました。

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二部のトップを務めたのはネイビーズアフロです。高学歴を生かした英会話ネタで沸かせました。また、開口一番に皆川が「今日は一部・二部合わせて3000円。1組あたりでいうと272円! 272円分の漫才をたっぷりお楽しみください!」と現金なアピールを。それに対して「お値段以上に頑張ります!」と気合をいれた羽尻でした。

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いぶし銀の光を放って登場したのはプリマ旦那。前半は野村が老成された話芸でまくしたてます。中盤から後半にかけては、あうんの呼吸でボケとツッコミの応酬を。緩急自在に会場の空気を操り、観客を見事に唱和な世界観へと誘いました。

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藤崎マーケットは関西地区でオンエアされるCMのネタから。多くのお客様にとってなじみある描写で一気に掴んでいきます。また、舞台ならではの言葉のチョイスにも拍手喝さい、ホストをモチーフにした漫才ではエキセントリックなトキの言動に盛り上がりました。

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「かっこいい男になりたい」とその美学を追求する漫才で魅せたのは笑い飯。ですが、披露されるのはダメなパターンばかり。ふたりもまた舞台だからこそ楽しめる表現を連発し、会場は爆笑でした。

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二部の大トリは中川家です。大人の男の哀愁も感じさせる社交辞令の笑顔をはじめ、ふたりの細かな描写でひと際、輝きを放ちます。CEOを扱ったネタでは、そのハイソな日常を描きつつも庶民的な光景も織り交ぜ、親近感で魅了。車の路上教習を受ける生徒と教官のやり取りでも"あるある"な場面を連発し、楽しませました。

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エンディングではやすよ ともこと中川家が登場。「通常のNGK公演では7組のネタと新喜劇をするのですが、今日は未来のNGKというコンセプトでネタのみの二部構成に。将来、今日出演したメンバーがNGKでしっかりネタをできるようにという思いを込めました」とやすよ。ともこも「みんなネタがかぶることなく、すごかった!」と声を弾ませました。

「生の舞台で、お客様の前に直接立つことができてうれしい」とやすよ。「また2回目もできたらうれしいです!」と第一弾の成功に感謝し、第二弾開催への期待を寄せると、その気持ちに応えるように会場からも大きな拍手が。なんばグランド花月の舞台で11組の漫才師がしのぎを削り、そして、笑いを作っていく姿に心を打たれました。

【中川家】【海原やすよ ともこ】【COWCOW】【笑い飯】【ダイアン】【藤崎マーケット】【祇園】【見取り図】【吉田たち】【プリマ旦那】【ネイビーズアフロ】

2018年12月20日 (木)

オリジナリティに富んだ漫才5本と豪華ゲストを招いた人情芝居で怒涛の笑いを起こす!『千鳥の大漫才2018』東京公演レポート

10月11日(木)に行われた東京・中野サンプラザでの公演を皮切りに、広島、大阪、福岡と全国4都市にて開催された千鳥による全国ツアー『千鳥の大漫才2018』。東京と大阪で行われていた年に一度のスペシャルライブは毎回、漫才以外に何をやるかは本番までのお楽しみとなっており、過去には豪華ゲストを招いてのトークライブ、大悟軍団が参加してのユニットコント、なかやまきんに君との合同コントなど、想像をはるかに超える内容が見どころとなっていました。

11月15日(木)、大阪・梅田芸術劇場ホールで開催された同単独ライブは、全国の映画館でライブ・ビューイングも開催。よしもとニュースセンターでは、ツアー初日に開催された中野サンプラザの様子をレポートします。
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例年以上にキャパシティの大きな会場でのライブとあって、事前の告知などでは客席が本当に埋まるかと心配していた千鳥の2人ですが、2000人収容となる会場は大入り満員。大きな拍手で迎えられた2人はサンパチマイクの前に立って、「えらい会場でやってますが、何やらチケットは即完したらしくて」(ノブ)「このキャパで即完はあんまりない」(大悟)と大きなことを言って笑いを誘いながらも期待を感じたのか、「大したもんはしないですから」(ノブ)と謙遜します。
初めて来たという方が多い客席に、「新規の千鳥チルドレンが増えているということ」と話すノブ。も、女子高生は会場にたった2人で「1000分の1ってすごいよ」(大悟)「少なっ!(雑誌の)『SEVENTEEN』でNON STYLEをおさえて千鳥が1位なんて、あれはウソじゃ!」(ノブ)と感嘆しつつ、漫才をスタートさせました。
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漫才は5本を披露。1本目ではこのあとに披露されるスペシャル企画の内容を予感させるような題材で、ノブをイジりながら掛け合いを進めていく大悟。その後、彼らの漫才ではおなじみのスタイルとなっている電話でのやりとりを描いたもの、運転手とお客さんのやりとりを描いたもの、ノブが打ち明けた悩みから大悟が妄想を飛躍させていくもので笑いを誘っていきます。
最後の漫才では、楽しくなってニヤニヤと笑う大悟に、ノブが「あなただけですよ? 笑ってるの!」とツッコむなど、常に大きな笑いを巻き起こしていました。
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幕間のVTRでは、大悟がライブのタイトル、ポスター、グッズについてノブに突拍子もない提案をしていく映像が流されます。グッズについては、まさかのアイテムを売りたいと言いだす大悟に、観客も驚きを隠せない様子でした。
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休憩後、流されたVTRで「ノブにお願いがある。歩幅が合わんようになってきた」と言いだす大悟。昨年の『~大漫才』で披露した『大悟魂』に味をしめたのか、今年も芝居をやると宣言する彼が発表した公演のタイトルは『大悟道(拳)』。「昨年、散々やったやん」と呆れ気味につぶやくノブは、大悟に「何もせんでええ」と言われると「なんかさせぇよ!」と嘆きます。結局、昨年と同様に、客席に座って大悟の芝居をツッコみつつ、見守ることに。客席へ「何が起こるんかはわからないんですけど、しばらく付き合ってあげてください」と頭を下げました。
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『瀬戸内座 第一回公演「大悟道(拳)」島の大松~花のお江戸の手鏡月光絵巻~』(作・演出 山本大娯)は、花のお江戸は八百八町で暮らす1人の男の物語。ダイアン・津田、天津・木村が登場して会話を繰り広げるも、「つまらん! 安いセリフか!?」とツッコむノブ。その後、大悟が現れたところで、津田が「ゴイゴイスー!」と叫ぶと、「芝居が台無しじゃ! 東京の人はあんまり知らん!」と嘆きます。
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おばあさんに扮したネゴシックス、未来からやってきたダイアン・西澤と三四郎・相田さんが登場したのちにシークレットゲストの指原莉乃さんが現れて、ノブが「仕事選べぇ! こんなもんに出るな! 本物か? 指原とネゴの2ショット!」とツッコむと、客席からも大きな笑いが起こりました。
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ストーリーは現在では敵対した関係となってしまった姉(直美)と妹(指原さん)が、ひょんなことからお互い似ている手鏡を大切に持っていたことで姉妹だと知り、愛を深めていく感動(?)巨編。大親分に扮した三四郎・小宮さんとともに、青年座映画放送株式会社の山﨑秀樹さん、豊田茂さんが登場します。
また、かぐや組の姐御に扮した渡辺直美がダンスパフォーマンスを披露すれば、もう1人のシークレットゲストである間宮祥太朗さんは一言も喋らずとも凛とした佇まいだけで笑いを。その様に、ノブは「間宮とネゴの演技力の差がすごすぎる!」と感嘆します。
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さらに、大悟と指原さんがデュエットソングを披露したほか、最後は全員で「恋するフォーチュンクッキー」を踊るなど、人情味溢れる展開(?)と大悟ならではの不条理な展開で観客を魅了しました。
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次回予告「タイムスリッパー競輪大松」というタイトルが映し出された途端、「しないよー!」と慌てて拒否するノブ。「まだまだやりたいことがある」と言い切る大悟は、「間宮は毎年抑えます」と言い切っていました。
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12月25日(火)に放送される『いろはに千鳥』(テレ玉)では、このライブで披露した新作漫才をオンエア予定。ぜひご覧ください!


【千鳥】

テレビ大阪で2019年1月スタート! 『名門!モウカリマッカ-学園~西梅田校 新聞部~』収録開始!!

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2019年1月18日(金)25:40からテレビ大阪でスタートする新レギュラー番組が『名門!モウカリマッカ-学園~西梅田校 新聞部~』。この番組は、人気コンビ・アキナをメインに、学生新聞部の活躍を人情も交えたコントで見せてくれるほか、経済(お金)に関する情報を新聞部が取材するロケにも出かけます。さらに、若者と企画やグッズを発信、キャラクター、コンテンツの開発、製作、販売、マドンナ探しのオーディション開催など、幅広い内容が予定されています。


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12月19日(水)には、盛り上げイベントとして、まずポストよしもと前でアキナ、アインシュタイン、霜降り明星、守谷日和、トット、見取り図、さや香、マルセイユ、紅しょうがなどの若手人気芸人たちが新番組の重要なポイントであるスクープ募集チラシを配布しました。人気芸人たちがずらりとそろった様子に、チラシを渡された人たちもびっくり。芸人たちは「スクープくださ〜い!」と声をかけながら、チラシを配っていました。

その後の囲み取材では、まずテレビ大阪の藤本佳成番組プロデューサーが挨拶。この番組は勢いのある若手芸人と作るコント中心の番組であることを明かし、毎回出演者が変わること、収録が毎月一回西梅田劇場で行われることを話しました。そして、地元大阪に密着したお笑いの番組を作れればと話したあと、ネット配信も念頭にあると続け、スタートは深夜1時からですが、話題作りをして盛り上げていきます。と抱負を語りました。


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続いてアキナ、アインシュタイン、霜降り明星、ゆりやんレトリィバァ、おいでやす小田が紹介されました。アキナ・秋山は、コントを中心とした番組ということで、漫才劇場のメンバーたちをお兄さん的立場で引っ張っていければと力を込めました。アキナ・山名は「(メンバーと)軽く合わせただけで手応え感じた」とやる気を見せ、今の状態でもキングオブコントの2回戦はイケると思うと目を輝かせます。


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アインシュタイン・河井は、勝手を知ってるみんなとアキナさん、気心の知れたメンバーで楽しくできたらな、と話したあと「おいでやす小田さんの分までがんばりたい」と力を込めると、すかさず「出んねん!」と小田からツッコミが入りました。


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アインシュタイン・稲田は、アキナさんには一番かわいがっていただいているので、僕がいることで支えになれば...と殊勝なコメント。と思わせつつ、「秋山さんと山名君」と、山名を「君」づけで呼び、「先輩やぞ」と謝罪を要求されると「...すんません、なめてました」とさらにボケをかぶせる一幕も。


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霜降り明星・粗品は若手のお笑い番組が自体珍しいと話し、毎週コントができることに加え、「豪華ゲストも出ていただけるそうで楽しみ」と笑顔。霜降り明星・せいやは「(会見前に校長役の)のりお師匠からありがたい言葉をいただいた」と明かしました。


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ゆりやんは、保健の先生役とのこと。「初めての保健の先生役だったので、役作りとか...」と切り出しますが、「女優のトーンやないか!」と声が飛びます。それでも負けずに「新聞部役の秋山さんが...ずっとふざけてたよね!」と続けると、再び「女優がやるやつ!」とツッコミが。最終的には「楽しみで〜す!」と笑顔で話しました。


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質疑応答で番組について聞かれた秋山は、M-1チャンピオンの霜降り明星、昨年『女芸人No.1決定戦 THE W』で優勝したゆりやん、M-1ファイナリストのさや香、見取り図など、とにかく勢いのあるメンバーであることに触れ、「このメンバーでの化学反応は東京でもない、それが楽しみ」と語りました。山名は「実はロケにも行かせてもらう」と明かし、そのロケが経済と関係してくると続け、「お笑いという間口の中で経済に対してどうやって向き合っていけるか、それを念頭に置いてやっていきたい」「企業の方からSNSを通してこんなことをしてくださいとメッセージをいただけたら、より深みのある番組になってくるんじゃないか」と真面目な顔で伝えますが、秋山から「それプロデューサーとかに言ってくれって言われたん?」とツッコまれていました。


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小田は「豪華メンバーに混ぜてもらえて光栄」と話したあと、演出の方からはわめきちらしたらいいからと言われていると裏話をぽろり。


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霜降り明星の2人には意気込みを尋ねる質問が。粗品は「マンゲキの若手メンバーが総出演すると聞いているので、次世代という言葉が似合う番組になると思う」と話し、せいやは「ちゃんと笑いに向き合えるということで、コントできるのが楽しみ」と笑顔で答えました。


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初回収録では、まずステージに前説のキンニクキンギョが登場。観客が記入する『スクープ用紙』を公演の最後に紹介することを説明し、身近に起きたスクープをスクープボックスに投稿すれば素敵なプレゼントがもらえることを告げ、いよいよ収録スタートです。まずは学園の全校集会から。新聞部部長役の秋山が進行を務めるなか、校長役の西川のりおがメンバー扮する生徒たちにお金を稼ぐ方法を質問。あれこれと答えが出ますが、のりおはスクープこそがお金を稼げる方法だと力説、生徒たちにスクープを取ってくるように檄を飛ばします。のりお校長はおなじみのギャグも連発、しっかり盛り上げました。そのあとメンバーたちは街へ出て、チラシを配り、スクープを集めることに。


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ここから1本目のコント『西梅田校新聞部』がスタート「この物語は、私立モウカリマッカー学園 西梅田校新聞部のダメダメ部員たちが、お金にまつわるスクープを連発し、全国新聞コンクールで優勝するまでを余すところなくコント化したものである」というナレーションのあと、ステージ上へメンバーが登場。


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新聞部を舞台にしたコントを繰り広げます。男女の色恋あり、モノマネあり、暴露合戦ありと、盛りだくさんの内容に会場は爆笑に包まれました。


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コントのあとは本日出演した霜降り明星、ゆりやんレトリィバァ、さや香、紅しょうが・熊元プロレス、ダブルアート・真べぇ、天才ピアニスト ますみ、見取り図、トット、守谷日和、おいでやす小田が勢揃い。会場から集めたスクープが発表されました。秋山の母親の彼氏に関するスクープを皮切りに、ゆりやんの恋の行方、おいでやす小田の本人も知らない驚愕の情報、粗品の下半身ネタ、今日イチとメンバーが大ウケだった盛山に関するスクープなど、こちらもコントに負けない爆笑の連続でした。ラストは秋山が、初回放送が1月18日(金)深夜1:40からスタートすること、以降同じ曜日、時間で放送があることを告げ、収録は終了しました。


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『名門!モウカリマッカ-学園~西梅田校 新聞部~』は、コントのほかにも、ロケでの企業コラボなど様々なチャレンジをしていきますので、1月18日(金)深夜1:40からテレビ大阪をお見逃しなく!



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2018年12月18日 (火)

ウエスPのクロス引きにハラハラ、モンブランの大道芸にビックリのパフォーマンス祭り!「秋の味覚!色とりどりのパフォーマンスを召し上がれ!」

11月24(土)、沖縄・よしもと沖縄花月にて、「秋の味覚!色とりどりのパフォーマンスを召し上がれ!」が開催されました。
大きな拍手に迎えられ登場したのは、RIOカーニバルの団長、マジムンバスターに扮した魁バーバリアンの砂川。次々に登場する不思議な妖怪たちを退治していくストーリー。
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リフティングをしながら天狗になっている、黄色い全身タイツのマジムン(妖怪)「リフテング」が登場。退治するにはO型の人間が必要だという設定で、観客の1人に協力をお願いするバスターたち。観客の女性に希望を込めて「血液型は何型ですか?」と聞くと、まさかの「ガタガタです!」とボケ返しが。すかさず「コワい!ボケてくんじゃん!」と叫ぶ岸本に、会場が大爆笑に包まれました。
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ほかにも、棒や箱などを口や体で支えバランスをとる「バランス夫婦」や、ズボンがあれば足を通さずにはいられない「ズボンズボン」などが次々に登場し、笑いを誘いました。
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次に、ウエスPが登場。おもむろに脱ぎ始め上半身はだかになるウエスPに軽めの悲鳴が上がる中、客席に生写真を配りだすウエスP。スーツ姿で決めた姿のウエスPの生写真を手渡され、まんざらでもなさそうな観客たち。
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少し和んだところで、長袖Tシャツを着用し"Tシャツが一瞬でブラジャーに変わる""Tシャツが一瞬でパーカーに変わる"など不思議な一瞬芸を次々に披露。
ザワつく観客をよそに、自分の身体を使ったオリジナルのテーブルクロス引きを行います。乳首に挟んだ洗濯ばさみでクロスをひっぱったり、下着をめくっての変形テーブルクロス引きなど、海外でも人気のウエスPオリジナルクロス引きが見られて、観客も大喜びとなりました。
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続いて、ボイスパーカッションのAFRAが登場。
ドラムなどの打楽器の音色や、リズムなどを口のみで演奏するボイスパーカッション。「スタンド・バイ・ミー」「上を向いて歩こう」を、ボイスパーカッションで歌まで交えて披露し、拍手喝采を受けました。
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続けて、テレビのダンス番組でも人気を博した覆面ダンサー、ひとりでできるもん。白い覆面姿なので表情が見えることはありませんが、舞台をいっぱいに使った超絶技巧のダンスに大きな拍手が送られました。
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最後は、いけっちと木下が大道芸を披露するコンビ、モンブランが登場。道具や器具を使ったバランス芸を見せます。
軽妙なトークを交えながら見せる芸はなかなか危険な演目ばかり。息を呑んで見つめる観客からは、成功するたびに大きな拍手が起こる中、パフォーマンス公演の幕がおろされました。
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【AFRA】【ひとりでできるもん】【ウエスP】【モンブラン】【RIOカーニバル 魁バーバリアン・たろう・猫ノカケラ・ハイビスカスパーティ・マルキヨビル】